平成18年度特色ある大学教育支援プログラムに採択されたプロジェクト学習の成果を 広く社会に公表するため成果発表会を開催しました.開催日,会場,および各会場の参加者数は次の通りです.
各会場ともポスターセッション形式で実施し,次の表に示されたテーマについて実際に活動に取り組んだ学生が発表しました.表に示されたテーマのうち,東京会場では13テーマ,札幌会場では10テーマが発表されました.一部のテーマについては収録が行われウェブ上で公開されました( 公開されたコンテンツはこちら ).
テーマ分類 | 発表会場 | テーマ | |
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情報デザイン・コンテンツ制作 | 東京 | 札幌 | デジタル画像を用いたエデュテインメントシステムの製作プロジェクト |
東京 | 札幌 | 小中学生を対象とするロボティックス技術教育開発 | |
東京 | 札幌 | 情報デザイン的手法を用いた地域医療システムの構築 | |
東京 | 函館ルミナート | ||
可視化・モデル化 | 東京 | 札幌 | マルチプロジェクション-超-モザイクディスプレイ |
東京 | 札幌 | 室内音響空間のモデル化と立体音響システムの構築 | |
東京 | 非線形現象の可視化表現 | ||
システム・アプリケーション開発 | 東京 | 札幌 | 『使い物になる』ソフトウェアの開発 | 東京 | 札幌 | モノを動かすソフトウェア-組み込みシステム開発技術の習得と応用 |
東京 | 札幌 | 複数の携帯電話キャリアを融合する新世代アプリケーションの開発 | |
東京 | コンテンツマネージメントシステムを利用したWebアプリケーションサーバの構築 | ||
札幌 | 超小型人工衛星の設計・製作と打ち上げ・運用 | ||
安全・安心のための技術 | 東京 | 札幌 | サイバーフィッシャリープロジェクト(水産物の流通等を支援するITシステムの開発) |
東京 | セキュリティパラダイムの革命 -ペアリング暗号- |
本成果報告会は,発表を行った学生にとっては教員や学生以外の一般の人に接して説明や質疑応答をする場となり,プロジェクト学習で重視している実践的な学びを経験し,特にプレゼンテーションとコミュニケーションの能力を磨く機会となりました.また, 参加者にとっては,プロジェクト学習による教育の効果を直接確認する場となり,本取り組みのテーマ「解がない問題への自己組織的アプローチ」を理解を深めていただく機会となりました.
参加者からは各テーマのごとの活動内容の評価に加え,発表を行った学生の プレゼンテーション能力およびコミュニケーション能力を高く評価していただきました. また,企業関係の参加者からは,プロジェクト学習における課題設定,問題解決,評価,発表・報告の一連の過程の経験が,実社会で役立つ力を養成する上で効果的であるとのご意見をいただきました. これらのことより,本成果発表会は,プロジェクト学習に取り組む学生の教育の面からも,プロジェクト学習の内容や方法およびその効果を広く知らせる上でも効果的であることがわかりました.この点を踏まえ,実施の体制や方法を改善しながら今後も同様の成果報告会を開催していきます.
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