オープンスペース、オープンマインド

open0420世紀最後の年、2000年に開学した公立はこだて未来大学は、20世紀の科学技術や学芸・文化が達成した実りの上に、20世紀とは異なる未来志向の研究と教育を創成するための場として構想され、設立されました。この進取の気風と実践のベースとなっているのが、「オープンスペース、オープンマインド」という精神です。

20世紀の教育は、教える教員から教えられる学生へ、知識を一方的に流し込むスタイルでした。また教育とは、決められた教室で、決められた時間に行われる講義を意味しました。わたしたちの構想は、まずこのスタイルを変革することから始まりました。教員と学生のあいだに双方向の学びの回路を創る、学生と学生が共に学び合う。学生がキャンパスの中にいるあいだは、すべてが学びの時間であり、すべてが学びの空間である。
――こうした発想のもとで、本学は設計されました。

5階分を吹き抜けにした象徴的な大空間(スタジオと呼びます)は、そこにいる全員に1つの空間を共有する感覚をもたせ、学びの共同体としての一体感を生み出します。すべての機能がひとつの大きな建物空間の中にレイアウトされ、教員の研究室、講義室、図書館、事務室などの部屋はすべて透明なガラス張りです。誰もがいま学内で何が起こっているのかを、一望のうちに知ることになります。そしてこの空間と一体となったカリキュラムやプログラムのもと、グループワークやディスカッション、プログラミング、デザイン、ものづくり、コミュニケーション、プレゼンテーションなど様々な活動が、あちらこちらで思い思いに繰り広げられます。オープンな空間と、オープンな学びが、公立はこだて未来大学のすべての活動の根源にあります。

施設紹介

sketch03山本理顕設計工場提供
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