システム情報科学部とその二つの学科の紹介
本学は国公立の大学として、難関の大学というわけではありませんが、その卒業生は情報産業を中心と してさまざまな企業で高く評価されています。卒業生の就職率は開学以来ほぼ99%をキープしています。
高い就職率の理由は、さまざまな工夫が凝らされた、本学特有の教育システムにあるのかもしれませんが、その一部を紹介します。
システム情報科学部について
本学はシステム情報科学部一学部からなる大学です。 このシステム情報科学部は、 二つの学科から構成されています。
システム情報科学部(240名)
複雑系科学科(80名)
複雑系科学コース(80名)
複雑系科学科の学生は問題発見・問題解決に向けて現象を分析してモデル化することをまなびます。既存の分野では応用数学が近いかもしれませんが、より広範な分野をカバーし、コンピュータを使った問題解決を行うことを学びます。
情報アーキテクチャ学科(160名)
知能システムコース(60名)
情報システムコース(60名)
情報デザインコース(40名)
情報アーキテクチャ学科の学生は、知能システムやロボットの設計・開発、また、ネットワークやデータベース技術などを学びます。使いやすい情報システムをデザインしたり、コンピュータを用いた新たな表現について学ぶ人たちもいます。
どちらの学科にも共通した教育内容
どちらの学科に属しても共通した教育内容があります。まず、それらについて説明します。
初年度教育
入学時には、学生は所属学科は未定であり、1年目の終わりにコース配属を決定します。1年目の教育はどちらも学科も同じです。
1年目は、数学、プログラミング、コミュニケーションと基礎的ながら重要な事柄をしっかり学びます。
プロジェクト学習
両学科の学生が共同して学ぶ場も用意されます。これが、お互いに専門技術を身につけながら課題を達成する「プロジェクト学習」です。未来大で設計し、実施されている三年生が学ぶ一年間の実習の必修授業です。
この授業では実習の内容が最初に具体的に与えられるのではありません。問題の枠組みだけを共有したメンバーが、どんな問題をどのように解決するのかを自分たちで決めてから、成果を出すための努力を行います。
チームワークが前提の実習であり、一人で学ぶ時よりも手抜きができないところが面白いようです。授業の時間の中では、自由に考え、自由に作業を行います。教員による専門的な指導を受けますが、サークル活動のような側面があって、チームのメンバーとも活発に議論し、自分たちが持っている技術を力いっぱい発揮します。両学科の長所を学生たちが相互に発見する機会にもなります。卒業生の多くが思いで深い授業だと語ります。
卒業研究
研究室単位で進行させる作業や行事と、中間発表会、論文を書き終えた後の最終発表会などの、学内で一斉に実施される行事が、チェックポイントのように用意されています。発表会の前にも研究室内での練習会があったり、楽しく緊張しながら論文を作成します。
本学は情報技術に根 ざした21世紀の産業と研究開発をささえる人物を育成することを目指し、異なる領域をまたぐ学問、そして大学院レベルの高度なトピックスの先取りを含め、特 色のあるカリキュラムを用意しています。
複雑系科学科
物理、生物、化学、経済などの領域にまたがる、従来の手法では扱えないようなダイナミックな諸現象を、コンピュータと数理科学モデルを使って解明していく能力を育てます。
情報アーキテクチャ学科
情報科学、情報工学を核とした既存の情報系カリキュラムに加え、CG、ロボティクスなど、情報の「もの作り」技術、そして認知心理学、デザインを核とした「人との関係」の科学を教えます。人とコンピュータシステムの新しい関係を切り拓く人材を育てます。
コミュニケーション科目群
複雑系科学科、情報アーキテクチャ学科の両学科に共通するコースとして、本学の特徴とも言える、教養科目群の柱「コミュニケーション科目群」があります。これらは、論理的思考力と説得力のある表現能力を身につけるため、英語を道具として使いこなしながら、コミュニケーション能力の向上を図るものです。




