新たな学科編成のご紹介 - 函館から未来を創る
2010年4月で、公立はこだて未来大学は開学10周年を迎えます。
本学は国公立の大学として、決して難関の大学というわけではありませんが、 その卒業生は情報産業を中心としてさまざまな企業で高く評価されてきました。 卒業生の就職率は開学以来10年間ほぼ99%を維持してきました。
高い就職率の理由は、さまざまな工夫が凝らされた、本学特有の教育システムにあるのかもしれませんが、 この開学10周年を機に、次の10年を見据えた学科再編を行うことになりました。
※2009年度以前の学部・学科編成についてはこちらをご覧ください。
学科再編の目的
本学では、学生一人ひとりが自分なりの成長のビジョンをもって、 4年間の勉学に取り組めるかどうかという点から、 常にカリキュラムを見直すとともに、 学科・コースのあり方についても議論を重ねてきました。
今回、システム情報科学のプロフェッショナルを目指す学生にとって、 自分がどのような立ち位置から、総合性と専門性を学んでいくべきかを、 より分かりやすいかたちで示していくよう改善する必要性が出てきたため、 学科・コースの再編に取り組むことになりました。
システム情報科学部について
本学はシステム情報科学部一学部からなる大学です。 このシステム情報科学部は、 開学10周年を機に、システム情報科学分野に基礎を置き、 そこに「IT」と「デザイン」、「複雑系」と「知能」をそれぞれ融合させた ふたつの新しいコンセプトの専門学科を目指すという観点から、 以下の二つの学科構成とします。
システム情報科学部(240名)
情報アーキテクチャ学科(120名)
*特徴: 高度ICTコースを新設します。
複雑系知能学科(120名)
*特徴: 平成22年度からは、学科の構成を少し変え、複雑系知能学科を設置します。
*1 情報システムコースへ配属された学生は3年次に高度ICTコースへ進むことができます。
どちらの学科にも共通した教育内容
どちらの学科に属しても共通した教育内容があります。まず、それらについて説明します。
初年度教育
入学時には、学生は所属学科は未定であり、 1年目の終わりにコース配属を決定します。1年目の教育は全員同じです。
1年目は、数学、プログラミング、コミュニケーションと基礎的ながら重要な事柄をしっかり学びます。
プロジェクト学習
本学の教育システムの根幹をなす独創的なプログラムであり、 最近全国の大学で流行のプロジェクト型学習を先駆けたもの両学科の学生が共同して学ぶ場も用意されます。 これが、お互いに専門技術を身につけながら課題を達成する 「プロジェクト学習」です。 未来大で設計し、実施されている三年生が学ぶ一年間の実習の必修授業です。
この授業では実習の内容が最初に具体的に与えられるのではありません。 問題の枠組みだけを共有したメンバーが、どんな問題をどのように解決するのかを自分たちで決めてから、 成果を出すための努力を行います。
チームワークが前提の実習であり、 一人で学ぶ時よりも手抜きができないところが面白いようです。 授業の時間の中では、自由に考え、自由に作業を行います。教員による専門的な指導を受けますが、 サークル活動のような側面があって、チームのメンバーとも活発に議論し、 自分たちが持っている技術を力いっぱい発揮します。 両学科の長所を学生たちが相互に発見する機会にもなります。 卒業生の多くが思いで深い授業だと語ります。
卒業研究
研究室単位で進行させる作業や行事と、中間発表会、論文を書き終えた後の最終発表会などの、 学内で一斉に実施される行事が、チェックポイントとして用意されています。 発表会の前にも研究室内での練習会があったり、楽しく緊張しながら論文を作成します。
本学は情報技術に根ざした21世紀の産業と研究開発をささえる人物を育成することを目指し、 異なる領域をまたぐ学問、そして大学院レベルの高度なトピックスの先取りを含め、 特色のあるカリキュラムを用意しています。
コミュニケーション科目群
情報アーキテクチャ学科、複雑系知能学科の両学科に共通するコースとして、 本学の特徴とも言える、教養科目群の柱「コミュニケーション科目群」があります。 これらは、論理的思考力と説得力のある表現能力を身につけるため、英語を道具として使いこなしながら、 コミュニケーション能力の向上を図るものです。
高度ICTコースについて
情報アーキテクチャ学科に高度ICTコースを新設します。
高度ICTコースは大学院への進学を前提とし、学部・大学院一貫(6年)で教育を行います。




