5つの研究領域

情報アーキテクチャ領域

情報の送り手・受け手である「人間」の特性を中心に据えた情報システムの実現を目指します。さらに、その情報システムを手際よく開発し、安全かつ効果的に運用するためのプロセスを追求しています。

研究領域の特徴

音声や画像を扱う情報メディア技術、情報ネットワーク技術、センシング技術、およびソフトウェア開発技術を学び、高度情報通信について幅広く研究します。情報社会を支えるコンピュータについて理解するために、計算機システムおよび組み込みシステムを修得。また、音声や画像を扱うための音声・言語・画像処理技術、ネットワーク・セキュリティ技術、ソフトウェア・情報システム設計法、オープン技術を学びます。さらに、未来のネットワーク社会に必要な情報システムを構築する技術を習得し、高度情報通信社会をリードする研究を進めていきます。

高度ICT領域

大学と産業界が強力な連携体制を整えて、学生一人ひとりの潜在力を引き出す教育システムを提供。実社会の課題やニーズを分析して情報技術と結びつけるプロセスを経験し、ICTの可能性を実感できる有益なコースです。

研究領域の特徴

学部・大学院一貫(6年)で教育を行います。ICTの基礎知識やプログラミング能力に加え、思考・表現能力、システムデザイン・構築能力、プロジェクト指揮能力を涵養するとともに、企業講師による講義とシステム開発演習中心の教育により、高度で最新の技術開発のノウハウを学びます。実社会におけるビジネス・マネジメントを念頭に実践力を磨き、現在日本の産業界が求めている人材、今後の社会システムの基幹となるソフトウェアの斬新なデザインと精緻な実装能力を持った高度ソフトウェア技術者、将来プロジェクトリーダーとして活躍できる人材を育成します。

メディアデザイン領域

人とモノや環境の新たな関係の構築を目指し、人間の行動にフィットする人工物(メディア)を設計します。関連分野を広く取り込みながら、コンピュータを用いた様々な表現やコンピュータとの対話の技術に関する研究を行います。

研究領域の特徴

「情報を伝える媒体(メディア)をデザインする」ことを通じて、人とモノや環境のインタラクションに関する研究を行います。基本的な情報技術とともに、情報デザイン、インタラクティブシステム、認知システムなどの専門分野を広く学びます。情報技術により人とモノや環境の新たな関係をつくること、 社会を豊かにする価値を創出することを目指しています。使いやすくわかりやすいヒューマンインタフェースの設計、親しみやすく有用なインタラクティブシステムの構築などの力を身につけた、社会のニーズに応えられる人材の育成を目指します。

複雑系情報科学領域

情報科学・数理科学を基礎として、相互連携した大規模システムを予測し、制御するための革新的な情報処理技術の開発に挑みます。本領域では、情報科学を中心に領域・分野を横断した共同研究が自然な形で行われています。

研究領域の特徴

地球規模の複雑ネットワークが出現している現代社会において、複雑系からのシステムアプローチが、重要性を高めることは間違いありません。複雑系情報社会とでも形容される社会で活躍できる高度専門技術者・研究者を育成する教育カリキュラムを設定し、複雑系の視点からのシステムアプローチと情報学の知見を両輪として涵養します。多様な複雑系を取り扱うシステムアプローチで必要とされる知識や技術は非常に多岐にわたることから、数理学や情報学の専門基礎論を基盤としながら、より発展的な知識と技術を修得するための特論科目を開講しています。

知能情報科学領域

数理科学と計算機科学をベースに学際的な学問分野からの知見を取り込み、人間の知能を解明してモデルを構築し、コンピュータもしくはロボットを用いて人間の高次知能を実現していく分野です。

研究領域の特徴

現代の情報通信システムは大規模で複雑化しています。そのようなシステムにおいて柔軟な情報処理を行う、また大量のデータから有用な情報を自動的に抽出するためには様々な人工知能の技術が用いられています。これらの背景を踏まえ、知能的で自律的な情報処理システムやロボットに関する理論と設計・実装方法、応用について学びます。本領域の研究概要と研究の潮流を理解すると同時に、人工知能の理論、特に認知、適応、制御、学習、自律性、社会性といった先端的テーマに焦点を当てた理論と応用について修得。さらに、知能システムを設計し実装するための技術を身につけます。