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教員・研究紹介

教員紹介 情報アーキテクチャ学科

藤野 雄一   (教授)

Yuichi Fujino
■所属学科:
情報アーキテクチャ学科
■専門分野:

医療情報処理、画像通信、画像メディア処理、メディカルICT

■担当科目:

回路とシステム、電子工学基礎、コンピュータアーキテクチャ


プロフィール

コンピュータ科学分野の項目の一つとして、ICTベースの医療情報処理、遠隔医療に関する研究テーマは医療情報処理技術者の育成、地域医療への貢献、少子高齢化社会への対応を含め、 大切なミッションの一つと考えています。ICT医療の実現にはコンピュータ、ネットワーク、メディア応用、ヒューマンコミュニケーションなど、多くの情報処理関連技術が必須です。本学では、I CT医療への貢献を目的として、主にこのような技術に関するメディア処理の研究を進めていきます。


最終学歴: 北海道大学大学院情報科学研究科博士後期課程

学 位:  博士(情報科学)

前 歴:  NTTサービスインテグレーション基盤研究所

着任時期: 2010年4月1日

仕事の紹介

企業研究所にて「黒電話」(若い人には死語ですね、ダイヤルを回して発信するひと昔前の電話です、、、)から脱却し、次 世代のコミュニケーションシステムとしてビジュアルコミュニケーションを普及させることを目的とし、画像通信関連の研究・開発に携わってきました。具体的には、テレビ会議システム、テレビ電話、ワ ークステーション型多地点間テレビ会議システムなどを手がけてきましたが、未だにテレビ電話が次世代のコミュニケーション手段として認知された、とは思えません。そこで、現 在までの10数年間はテレビ電話などの映像メディアが必須とされる分野はなにか、と考え、「医療・ヘルスケア分野への映像・画像通信の応用」の取り組みを開始し、医 療情報処理技術と融合させた医療ICT分野に関する研究・開発を行ってきました。

医療の領域では、その基本が「人間」に対するコミュニケーションであり、相手の表情、感情、体調、視聴覚以外の感覚感なども相互コミュニケーション情報として必要とされます。こ のような情報はアウェアネス情報として重要とされ、相手の存在感や雰囲気,環境までも通信することができればその応用範囲がさらに広がるでしょう。 また 、患 者にとっても遠隔地から医師や介護ヘルパーの顔が見えるコミュニケーション手段は精神的な安心感をもたらし、 加えてバイタルセンサ、環境・状態センサなどによる正確な体調情報や環境情報により、 遠隔地からの高齢者・要介護者に対する診断や、独居高齢者の見守りなどを支援するシステムに有効となります。

なお最近は、個人の情報をすべて蓄積しその活用を図るライフログが注目されていますが、その情報には個人の病歴や薬歴なども含まれることも想定され、 個人のプライバシーに関する最も重要で機微な情報としてその取り扱い、2次利用には格別な注意が必要です。ネットワークでこのような情報を流通させるにはまだまだ課題が山積しています。こ のような取り組みをベースとして主に以下の分野に関する研究テーマの推進、企業との共同研究、国家プロジェクトへの参画を考えています。

・ 地域医療連携・在宅医療

・ 遠隔診断におけるビジュアルコミュニケーションと環境情報の相互作用

・ バイタルデータ取得ロボットと環境情報活用法

・ 非侵襲型センシング技術による健康情報検出法

・ 健康・医療情報のライフログ化とバイタルセンサの組み合わせによる健康管理

・ 救急・救命ネットワークロボット

最近の著作

・ 藤野雄一他、“第15章 医療福祉の情報インフラストラクチャ”、機械工学便覧応用システム編 γ9 医療・福祉・バイオ機器、2008年

・ Y. Fujino, “Telemedicine and Tele-healthcare Trial Systems over the Current Broadband Network and NGN in Japan”, The Second International Symposium on Medical Information and Communication Technology, TS8, ISMICT 07, Oulu, 2007

・ Y. Fujino, K. Fujimura, S. Nomura, H. Kawashima, M. Tsuchikawa, T. Matsumoto, K. Nagao, T. Uruma. S. Yamamoto, H. Takizawa, C. Kuroda, T. Nakayama, “Network-based Reading System for Lung Cancer Screening System”, Proceedings of SPIE, Medical Imaging 2006, Vol. 6145, 2006

・ Y. Fujino, K. Ogura, T. Mochizuki, S. Murata, T. Watanabe, Y. Ito, K. Shimizu, H. Sato, K. Iki, H. Takagi, “ Welderly Communication System over Broadband Network”, World Telecommunication Congress 2006, WTC2006, CM1 #1, Budapest, 2006

・ Y. Ito, A. Miyajima, K. Ogura, H. Tatemichi, T. Watanabe, Y. Fujino, K. Fujimura and H. Sato, “ Communication service design by inter-human interaction approach”, CHI ‘06, pp.905-910, Year of Publication 2006

・滝沢穂高、山本眞二、藤野雄一、阿部郁男、松本徹、舘野之男、飯沼武、“ 分散計算機システムを用いた高速ネットワーク読影支援システム”、コンピュータ支援画像診断学会論文誌 Vol.7 No.2 pp.1-7,2003年

・ 藤野雄一、“ネットワークを利用した胸部CT画像読影支援システムの概要とその効果”、肺がんの診断と治療、日本臨床、2002年

・ 河合隆史、城處朋子、藤野雄一、佐藤仁美、望月崇由、井上雅之、二瓶健次、松本美浩、“サイバースペースを用いた院内学級支援システムの評価”、日本バーチャルリアリティ学会論文誌 TVRS Vol.7, No.1,2002年

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