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教員・研究紹介

教員紹介 情報アーキテクチャ学科

伊藤 恵   (講師)

Kei Itou
■所属学科:
情報アーキテクチャ学科
■専門分野:

ソフトウェア工学

■担当科目:

ソフトウェア方法論, システム管理方法論, 情報アーキテクチャ演習I


プロフィール

近年のコンピュータソフトウェア開発は、その大規模化や開発期間の短縮により、開発効率の向上が求められています。そこで従来よりも開発効率が向上し、かつ、従 来と同じかそれ以上に信頼性が保たれるようなソフトウェア開発手法について研究しています。

・最終学歴:北陸先端科学技術大学院大学情報科学研究科
・学位  :博士(情報科学)
・前歴  :北陸先端科学技術大学院大学情報科学研究科 助手
・着任時期:2001年4月1日

仕事の紹介

一言で言えば『コンピュータソフトウェアの作り方』を研究しています。

コ ンピュータのハードウェアは絶え間なく進化しています。ハードウェアだけが進化して、ソフトウェアが進化する必要がないのであれば、 ソフトウェアの作り方 も従来のままでいいのかもしれませんが、実際にはハードウェアの進化や時代の流れに伴って、 ソフトウェアに必要とされる機能も高度なものになってきます。 すると、ソフトウェアはより大規模/複雑になり、し かも早いペースでの開発が求められ、新 たなソフトウェアの開発方法が必要になってきます。

そこで私は、ソフトウェア開発者に不要な負担を掛けずに、出来る限りコンピュータの支援を得られるように形式的で、かつ、 単なる理論のための研究ではなくて、現 実問題に充分適用可能であるような実用的なソフトウェア開発方法論の確立を目指しています。

具体的には、以下の2つの視点から研究を進めています。

[形式的ソフトウェア開発手法]
現在、オブジェクト指向の概念に基づくソフトウェア開発が注目されており、そのための様々な方法論が研究され、それをサポートする開発ツールが提供されてい ます。しかし、こ れらはまだ充分な形式化がなされておらず、ソフトウェア開発者に不要な負担が掛かっています。そこで、コンピュータに任せられる部分は出 来る限りコンピュータの支援を受けて開発できるように、形 式的な開発方法論およびそのためのツールの研究をしています。

[発展的ソフトウェア開発手法]
現在、 たくさんのソフトウェアが次々と開発されています。しかし、それらのソフトウェアがすべて全く新しいものではなく、実際には過去に作ったものに少し新たな機能を追加したものであったり、過 去の問題点を直したものであったりする場合が大部分です。ソフトウェアが小規模である場合には、すべて一から作り直してもよいのですが、ソフトウェアが大規模になってきている現状では、既 存のソフトウェアから少ししか違わないようなものを一から作り直すことは大きな無駄があります。 そこで、一度作ったソフトウェアを発展させる形で、機能が変わった部分だけを作ることで、新 たなソフトウェアを作り出せるソフトウェア発展の原理/方式およびそのためのツールの研究をしています。

最近の著作

  1. Kei ITOU, Miki YOKOYAMA, Masashi TODA and Makoto ITO, "A Preliminary Study on Adaptive XP Operation for Learning Developers", The 8th World Multi-Conference on Systemics, Cybernetics and Informatics (SCI2004), Proceedings Vol. IV, pp.122-127, 2004.8.
  2. 伊藤 恵, 久保秋 真, "組み込みソフトウェア開発のための仕様シミュレーション環境", 情報処理学会研究報告, Vol.2002, No.64, pp.43-50, 2002.7
  3. Kei Itou and Takuya Katayama, "Evolutionary Development of Object Behaviors", Proc. of International Symposium on Principles of Software Evolution, pp.65-74,2000.11.
  4. 伊藤 恵,渡辺晴美,西田雅彦,片山卓也,"オブジェクト指向リアルタイムシステムのテスト支援環境", 情報処理学会オブジェクト指向2000シンポジウム,Vol.2000, No.10, pp.49-56, 2000.8.
  5. Kei Itou and Takuya Katayama, "A Characterization of Inter-Object Behavior for High Reliability Systems", Proc. of SCI'99 and ISAS'99 Vol.1, pp.554-561, 1999.8.
  6. Kei Itou and Takuya Katayama, "Evolution of Object System by Rewriting Behavior Expressions", Proc. of International Workshop on Principles of Software Evolution, pp.113-117, 1999.7.
  7. 伊藤 恵,片山卓也, "抽象実行に基づくリアクティブシステムの発展的構成と環境", コンピュータソフトウェア, vol.16, No.2, pp.76-79, 1999.

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