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教員・研究紹介

教員紹介 情報アーキテクチャ学科

佐藤 仁樹   (教授)

Hideki Satoh
■所属学科:
情報アーキテクチャ学科
■専門分野:

通信トラヒック理論,非線形システム

■担当科目:

プログラム言語論,プログラミング演習


プロフィール

未知の大規模な非線形分散システムの特性解析と制御方式の研究.

・最終学歴:早稲田大学大学院理工学研究科
・学位  :博士(情報科学)
・前歴  :株式会社東芝 研究開発センター 研究員
・着任時期:2002年10月1日

仕事の紹介

出力が入力の単調関数で表される未知の非線形大規模システムに対して,入力と出力の両者に関して単調な評価関数を定義し,

評価関数の値が一定になるように 入力を決定するという制御を提案しました.現在は,その特性をコンピュータシミュレーションと理論解析により調べ,最適な制御方式を検討しています.
 上記システムの具体例として,以下の制御方式を検討をしています.

(1)インターネット(パケット網)での通信速度(端末が送信するパケット送出速度)を入力,誤り率(パケット廃棄率)を出力として,誤り率を観測しながら通信速度を制御する輻輳制御方式.
(2)移動端末の送信電力を入力,無線通信路での誤り率を出力として,誤り率を観測しながら送信電力を制御する送信電力制御方式.
(3)動画像の符号化速度を入力,送信バッファのバッファ長を出力として,時々刻々と変わるインターネットの輻輳(混雑)状態に応じて符号化速度を決定する符号化速度制御方式.
(4)動画像通信を行う際に必要となる誤り訂正のための符号量を入力,インターネット等の通信路での誤り率を出力として,誤り率に応じて最適な符号量を決定する誤り訂正符号量制御方式.

 また,上記制御制御方式をc言語によりノートパソコンに実装し,インターネットの輻輳(混雑)状態に応じて,8 kbps~2Mbpsの速度でリアルタイム動画像通信を行うことができるインターネット移動TV会議システムを開発しています.

 上記システムは複雑であるため,制御方式を考えるという意味では,その振る舞いを厳密に記述する方程式を立てることは得策ではありません.

今後は,上記システムに対して,誤差の最悪値を保証できるような(精度保証付き)解析手法や制御方式を検討していく予定です.

最近の著作

  1. 佐藤仁樹: リヤプノフ安定性の基づく可変しきい値法によるセル優先制御方式, 信学論 vol. J80-B-I, no. 5, pp.200-210, 1997年5月. 
  2. H. Satoh: Optimum, stable, and fair flow control for packet networks, IEICE, Trans. Commun., vol. E82-B, no. 3, pp. 489-499, March 1999.
  3. H. Satoh and T. Kobayashi: Distributed power control for real-time and TCP packet communications over CDMA wireless link, IEICE, Trans. Fundamentals, vol. E84-A, no. 7, pp. 1702-1713, July 2001. 
  4. H. Satoh, M. Ishiba, and T. Kobayashi: CDMA transmission power control at mobile terminals for IP packet communications in fading and multi-cell environments, IEICE, Trans. Fundamentals, vol. E84-A, no. 12, pp. 3058-3067, Dec. 2001. 
  5. 移動TV会議システム開発, 電波新聞, 2001年12月26日. 
  6. H. Satoh and M. Ishiba: Distributed control of transient response for best-effort IP packet communications over wireless systems, IEICE Tans. Fundamentals, pp. 1472-1481, July. 2002.
  7. H. Satoh: Design requirements of mobile communications systems suitable for transmitting best-effort IP packets, IEICE Trans. Fundamentals, pp. 1482-1490, July 2002.

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