教員紹介 共同研究センター
田柳 恵美子 (特任教授)
Emiko Tayanagi- ■所属学科:
- 共同研究センター
- ■専門分野:
- 知識科学,認知社会学、科学コミュニケーション、産学連携・社会連携
- ■担当科目:
技術者倫理(前期・4年次必修)
環境と産業(前期)
社会と経済の把握(後期)
社会思想の歩み(後期)

プロフィール
20年近く、主にフリーランスで、科学技術系分野でのPRや出版の企画制作、研究評価・研究計画のコンサルティングに携わってきました。パンフレット制作から研究評価報告書の作成まで、仕
事内容は多岐にわたりますが、振り返ってみればこれらはすべて、「研究をコミュニケーションする」という言葉で括れます。産・学・官のすべてのセクターにかかわり、単なる請負業務ではなく、組
織のメンバーとも深くかかわりながらアドバイスやコンサルティングを行ってきたことが、自分の強みです。
2000年から、大学院で研究活動を行ってきました。その中で、「地域」や「産学官連携」と出会い、また自らの仕事について「サイエンスコミュニケーション」「サイエンスPR」と
いうアカデミックな領域から再定義することを試みてきました。2008 年3月に博士号(知識科学)を取得、そして5月より、公立はこだて未来大学に着任しました。
1990年代以降、大学や研究機関をめぐる時代環境は大きく変容しています。私のようなノンアカデミックなキャリアを持った人間が大学に必要とされるのも、激
動の環境の中で大学や地域がいかに生き抜いていくかということが、重要な課題となっているからでしょう。
大学組織の中に入っても、これまでのプロの職業人としての自立した意思と、社会的な目線からの洞察を怠らない活動を目指しています。教員としては新人ですが、専門分野で培った知識と経験を通じて、若
い世代の人たちに伝えていけること、学びあっていけることを探究していきたいと考えています。
・最終学歴:北陸先端科学技術大学院大学 知識科学研究科
・学位:博士(知識科学) 修士(政策科学)
・前歴:SYNC LAB 代表
・着任時期:2008年5月1日
仕事の紹介
社会科学を専門とし、また産学官連携や地域科学技術政策などを研究している私は、大学と社会をつなぐ共同研究センターに所属しています。講義や研究を行う一方で、共同研究センターにおいて大学と地域、大学と社会をつなぐための支援を行っています。
はこだて未来大学の教員は、それぞれの専門分野では、全国レベル、世界レベルで活躍する名の知られた研究者が多いのが特徴です。地方を拠点としながら、グローバルな研究活動を持続していくための支援、またその逆に、グローバルな研究力を地域貢献へ結びつけていくための支援をモットーとしています。
自分自身の研究活動としては、日々の実践を一つのフィールドワークとした研究組織やサイエンスPRの研究や、さまざまな地域における地域科学技術政策の研究、より理論的な視座からの知識社会システム論の研究などに取り組んでいます。そのほか、サイエンス・サポート函館の実行委員として、はこだて国際科学祭や、はこだて科学寺子屋といった、地域において科学技術理解を深めるための活動にも取り組んでいます。
研究のキーワード
・知識科学,知識コミュニケーション,組織的知識創造,認知社会学、知の共同体(Knowing Community)
- 科学技術PR,科学技術の公共コミュニケーション(Public Communication of Science and Technology)
- 組織コミュニケーション,研究組織論
- 地域イノベーション,産学官連携,技術移転・知識移転
最近の著作
- 田柳恵美子
「音楽演奏における知識創造のモデル化」
知識共創 Vol.1 (北陸先端科学技術大学院大学)(2011.3) - Tayanagi, Emiko
'Strategic performance design and innovation: A case of creation and innovation in modern jazz'.
ISIDC 2010 (The 2nd International Service Innovation Design Conference). (Hakodate, Japan) (2010.10) - 田柳恵美子
「音楽のパフォーマンスデザインとイノベーション:ジャズにおける即興と革新を事例として」
認知科学 Vol.17, No., pp.459-473 (2010.9) - Tayanagi, Emiko
'Exploring Organizational Science Communication: A Case of Governmental ICT Institute in Japan'
Conference paper for the International Conference of PCST (Public Communication of Science and Technology)-10. (Malmo, Sweden) (2008.6) - 田柳恵美子
『研究組織のサイエンス・コミュニケーション:政府系研究機関情報系研究部門の事例研究』
博士論文, 北陸先端科学技術大学院大学知識科学研究科(2008.3) - 田柳恵美子
「サイエンスPRにおける市民参加-協働型コミュニケーションの可能性:政府系研究機関 情報系研究部門の事例研究」
広報研究 第12号(2008.3) - 田柳恵美子
「社会研究における認知的アプローチの潮流:政策と実践の往還の中で」
認知科学 Vol.14, No.1, pp.60-73 (2007.3) - 田柳恵美子
「地域イノベーションと組織的知識創造のダイナミクス:自律展開期を迎えた日本のクラスター政策への提言として」
日本地域政策研究 2006年度 第5号, pp.97-104 (2007.3) - 金井壽宏, 田柳恵美子
『踊る大捜査線に学ぶ組織論入門』
かんき出版(2005) - Tayanagi, Emiko
‘Civic Entrepreneurship as a Key Role to Organize Regional Innovation Networks: a Comparative Study of Local University-Industry- Government Relations in Japan’.
In "Regions in Competition and Co-operation: Conference proceeding book of Uddevalla Symposium 2004." University of Trollhatan/Uddevalla, Sweden (2005)





