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ニュース・トピックス

平成19年10月22日、茂木健一郎氏による講演「脳の活動とクオリア」が開催されました


公立はこだて未来大学公開講座 特別講演 講演題目:「脳の活動とクオリア」

2007年10月22日(月)、公立はこだて未来大学公開講座特別講演が行われました。今回は、講師として茂木健一郎さんをお招きしクオリアや記憶などについてお話していただきました。前半はクオリアや記憶について、後半は中島学長との対談という形で進行されていました。

講師:茂木 健一郎(ソニーコンピュータサイエンス研究所)
対談:中島 秀之(本学学長)
進行:松原 仁(本学教授)

前半は、講演のテーマとされている「クオリア」や記憶などについてお話していただきました。現在におけるクオリアの定義として「クオリアというのは、意識の中で感じられる様々な質感」と述べられました。「クオリアは、現在、脳科学でもっと深遠なるミステリーであり、1000億もある神経細胞から喜びや悲しみなどの様々な感情が生まれます。それがどのようにできているか、解決することができればノーベル賞ものです。」ともおっしゃっていました。
(写真1)

「知能の本質や人々が何かを考えること、感じること、人と話すこと、社会の中でインタラクションすること、それらの本質をDNAの二重らせん構造のような非常にはっきりした形でつかむまでにはひょっとしたら100年かかるかもしれない。ダーウィンがやったような突然変異と自然選択のような知能や複雑なシステムの本質を明らかにするコンセプトを出すことが大事だと思います。」と本質の大切さなどを述べられていました。また、記憶の話もしていただき、「人間の脳で一番説明がしづらい性質が、オープンエンド性です。数学の歴史を例にとると、フェルマーの最終定理を解いても更に先があるということです。10数えても100があるという考えです。オープンエンド性は脳の持っている学習にとって素晴らしいものだと思います。」
(写真2)

中島学長との対談

中島学長から「個人の脳、個人のクオリアというところから 集団、社会あるいは人間全体が知能を持っているという考え方に広げたとき、茂木さんはどのように思いますか?」という質問に対して、茂木さんは「社会などといったところでの知識をどう扱うのか、一番大事なことだと思います。生物界でどういう形で新しいものができた、創発したかというと冷静に考えると、知性とはそれと違うはずがないとなります。社会的に色々なものがであって、オリジナリティとはすべて0から自分で作ることはありえないと思います。」という答えがありました。 中島学長は、「生物は色んな多様性を持っているから全体としてうまくやっています。全体として見るときはいろんな人がいるということがとても大事です。」とも述べられていました。
(写真3)


    

(写真1)

(写真2)

(写真3)

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