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プロフィール


 
伊藤 精英 (いとう きよひで)
 
12月16日東京生まれ。
(※ベートーヴェン、アーサー・C・クラークと誕生日が同じです。)
先天性緑内障という眼の障害のために、生まれつき眼が不自由でした。
中学生までは多少は視力があり、いわゆる弱視の子供として育ちました。 
 
1979年 ある夏の日
筑波大学付属盲学校中等部在学中の課外活動中の不慮の事故により失明しました。
 
1989年3月
和光大学人文学部人間関係学科卒業
 
1991年3月
東京学芸大学大学院教育学研究科修士課程修了
 
1998年3月
筑波大学大学院心身障害学研究科博士課程修了
博士(教育学)の学位取得(筑波大学博甲第1777号)
 
 
 
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資格・免許

1989年
中学校教諭 一種免許状 (社会)
高等学校教諭 一種免許状 (社会)
 
2014年
東京中国気功協会・清静気功療術院 認定
清静気功 指導員
 
2015年
東京中国気功協会・清静気功療術院 認定
気功師
 
2016年
中国国家中医薬管理局・医学気功北戴河教育基地 認定
内養功易筋行気法 指導員
 
2017年
公益財団法人 日本障がい者スポーツ協会 公認
初級障がい者スポーツ指導員
 
 

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職歴

1992年4月
筑波大学付属盲学校高等部専攻科理療科 非常勤講師「心理学」
(1999年3月まで)
 
1998年4月
日本学術振興会特別研究員(2000年3月まで)
 
2000年4月
公立はこだて未来大学システム情報科学部
情報アーキテクチャ学科 着任
担当科目:知覚システム論, 認知心理学, 認知心理学演習, 認知システム特論Ⅱ ほか
 
2005年4月
公立はこだて未来大学システム情報科学部
情報アーキテクチャ学科 助教授
担当科目:知覚システム論, 認知科学, 認知心理学, 認知心理学演習, 認知システム特論Ⅱ ほか
 
2007年4月
公立はこだて未来大学システム情報科学部
情報アーキテクチャ学科 准教授
担当科目:知覚システム論, 認知科学, 認知心理学, 認知心理学演習, 現代デザイン論, 認知システム特論Ⅱ ほか
 
2017年4月
公立はこだて未来大学システム情報科学部
情報アーキテクチャ学科 教授
担当科目:知覚システム論, 認知科学, 認知心理学, 認知心理学演習, 現代デザイン論, 認知システム特論Ⅱ ほか(現在に至る)
 
 
 

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所属学会

 
International Society for Ecological Psychology 会員
 
日本心理学会 会員
 
日本認知科学会 会員
 
日本音響学会 会員
 
日本生態心理学会 会員
 
日本感性工学会 会員
 (生命ソフトウエア部会 幹事)
 
日本デザイン学会 会員
 
共創学会 会員
 
 
 

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専門分野

生態心理学
 
視覚障害心理学
 
 

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主な研究領域

 聴覚による環境認知と行為の制御

人は自分が意識している以上に、日常生活で音を利用しているはずです。
どういう音が手がかりになりやすいのか、どういう場面で知らず知らずのうちに音を利用しているのか、そして、どうすれば日常生活で音を利用できるようになるかを研究しています。
一言で「音」と言っても、人の声や音声として耳で聞こえる音(可聴音)から、振動としてしか感じられないような音(低周波音)、さらに、非常にピッチの高い音(超高音域、超音波)まで、様々な「音」があります。
私は、これら全てを生活で利用できるのではないかと考えており、振動音から超音波まで、幅広い「音」を扱っています。
 
 

 多感覚相互作用 

同じ媒質が振動している場合、その振動数が低くくても、触ることによって震えていることを感じることができます。
一方、振動数が高くなると、音として耳で感じることができます。例えば、ライブで音楽を聴くと、とても生々しく感じられ、わくわくしたり、演奏者と観客が一体になって盛り上がったりすることができます。それは、触角、聴覚、視覚など複数の感覚を同時に利用しているからではないでしょうか。
このように、日常生活では常に五感をフル活用して周囲と自己を知覚していますが、これを「多感覚相互作用」といい、研究しています。
その中でも特に、触覚を含めた身体全体の感覚(体性感覚)と聴覚の相互作用に焦点を当てて研究しています。
 
 

 体性感覚を活用した身体拡張デバイスの開発 

体性感覚と聴覚への興味から、研究者仲間と共に体性感覚を活用した身体拡張デバイスを開発しています。
 
 
 

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研究成果は何に生かせるの?

一体、こんな研究をしてどのようなことに役立つのだろう?という疑問がわいてくる人もいるでしょう。しかし、「触覚」や「聴覚」などの枠組みを越えた研究から生まれた成果は、人の感性を育てる教育をはじめ、人が暮らしやすい音風景のある都市づくりや、視覚障害者も健常者も使いやすい"ものづくり"などへの応用ができると考えています。
 
 

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