『行動ゲーム理論入門』正誤表

[最終更新日:2015年05月19日]


1−4刷

1−4刷でまだ誤植が残っている箇所がありました。チェックが不十分で申し訳ありません。

p.50, 6行目
(誤)左辺は奇数なので、Bは奇数
(正)左辺は奇数なので、bは奇数

p.109, l.7-10
(誤)
D11に入力する式  =D11/(D11+E11)
E11に入力する式  =E11/(D11+E11)
L11に入力する式  =L11/(L11+M11)
M11に入力する式  =M11/(M11+M11)

(正)
D11に入力する式  =B11/(B11+C11)
E11に入力する式  =C11/(B11+C11)
L11に入力する式  =J11/(J11+K11)
M11に入力する式  =K11/(J11+K11)

2刷

2刷でもまだ誤植が残っていました。チェックが不十分で申し訳ありません。電子書籍版では直っています。誤りを指摘してくださった武岡則男先生、ありがとうございます。

p.46, l.5-6(追加)
(誤)利得の組(4,0)および(0,4)の凸結合
(正)利得の組(4,0)および(0,4)の凸結合と図中のグレーの部分との共通部分

p.119, l.11
(誤)それは1.5である
(正)それは1である

p.119, l.12
(誤)2にとっては2-1.5=0.5の親切度になる
(正)2にとっては2-1=1の親切度になる

p.119, l.15
(誤)2にとっては2+αx4x0.5=2+2αの効用となる
(正)2にとっては2+αx4x1=2+4αの効用となる

p.119, l.18
(誤)ゲームBにおいては2+2αとなる
(正)ゲームBにおいては2+4αとなるる

p.186, l.3
(誤)表6.4に記されたゲーム2では
(正)表6.3に記されたゲーム2では

p.187, l.1(追加)
(誤)ゲーム3では
(正)表6.4に記されたゲーム3では

p.191, l.3
(誤)市場動向予測が高価格条件である時のみ
(正)市場動向予測が高価格・低価格いずれの条件でも

p.207, 下からl.5
(誤)「ゲームとシャプレーのアルゴリズム」あるいは単純にGSメカニズム
(正)「ゲールとシャプレーのアルゴリズム」あるいは単純にGSメカニズム


初刷

初刷で以下のような誤植や間違いが見つかっています。チェックが不十分で申し訳ありません。出版社で公開されている以下の正誤表も合わせてご覧ください。なお、以下の誤植は2刷ではすでに訂正されています。
http://www.nttpub.co.jp/book/incorrect/100002041.html

p.13, l.17 (句点と読点)
(誤)チェックする, もし誰かに逸脱する
(正)チェックする. もし誰かに逸脱する

p.13, 注1 (2箇所、メルタンと年数)
(誤)コールバーグとマルタンの戦略的安定性の理論(Kohlberg and Mertens, 1989
(正)コールバーグとメルタンの戦略的安定性の理論(Kohlberg and Mertens, 1986

p.31, 図1.2
正しい図は以下の通り。

p.33, l.18-p.34, l.6
(初刷の際に示した証明に不備があったことご指摘くださった『草葉の読書記』の坂間毅氏に感謝申し上げる。)

(誤)この時、先手必勝と後手必勝を表す次の二つの命題を考えてみる...こうして、有限・交互手番のゼロ和2人ゲームには必ず必勝法が存在することが証明できた。

(正)そこで、先手必勝であるか後手必勝であるか、そのどちらかであることを背理法で証明しよう。まず、先手(あるいは後手)がある局面Xに到達すると、それ以降は相手がどのような手を取ろうとも先手が(あるいは後手が)必ず勝てるとき、そのような局面Xを必勝局面という。
 いま先手必勝でも後手必勝でもないとする。したがって、初期の局面から先手が移動できるどの局面も先手にとって必勝局面ではない。もしそうでないとすると、先手には必勝局面に到達する少なくとも1つの手が存在し、先手必勝でないという仮定に反する。また、初期の局面から先手が移動できる局面には、少なくとも1つ後手にとって必勝局面ではないものが存在する。もしそうでないとすると、後手には先手のどんな手に対しても必勝局面に導く手が存在することになり、後手必勝ではないという仮定に反する。こうして、初期局面から到達可能な局面のうち、どちらのプレーヤーにとっても必勝局面ではない局面が少なくとも1つ存在する。これを局面Yとする。
 先ほどと同様にして、局面Yから先手が移動できる局面のうち、先手にとっても後手にとっても必勝局面ではない局面Zに導く手が少なくとも1つ存在する。この推論を繰り返していくと、どんなに手数を伸ばしても、先手にとっても後手にとっても必勝局面ではない局面が必ず1つは存在することがわかる。よって、有限の手番では先手も後手も決して必勝局面に到達できない。
 ところが、ゲームは有限回の手番で終了するという前提があるから、いずれ先手あるいは後手が選択できる手が残り1つしかない状態に到達する。引き分けはないという仮定のもとでは、その手を選択すれば必ず先手の勝ちか後手の勝ちになるはずだが、そうであるならその直前の局面は先手(あるいは後手)の必勝局面になっているはずである。しかし、先手も後手も必勝局面に到達できないというここまでの推論とこれは矛盾する。
 こうして、有限・交互手番のゼロ和2人ゲームには必ず必勝法が存在することが証明できた。

p.36, l.7
(誤)交互に三つの整数を
(正)交互に三つの非負の整数を

p.36, l.14 式の右辺のかっこの中の数が両方とも2
(誤)式の右辺 = (x3+1)(x5+1)
(正)式の右辺 = (x3+2)(x5+2)

p.48, 図1.5右上
f の位置が変→もっと下の位置で、太線の曲線に近づける

p.50, 図1.6
以下の図の赤線に示した部分に線分を追加する。

p.52, l.11
(誤)yでかつy=Ny-1の時や
(正)yでかつy=Nyの時や

p.53, l.3
(誤)XはPx=2と予測する
(正)XはPx=1と予測する

p.55, l.16
(誤)復讐に告ぐ復讐
(正)復讐に次ぐ復讐

p.75 l.11
(誤)H10に入力する式 =H10
(正)H10に入力する式 =$A$7

p.118, l.最後の行
(誤)2+α×4×(-0.5)=8-6α
(正)2+α×4×(-0.5)=2-6α

p.119, l.15
(誤)2にとっては2+α×4×0.5=8+2α
(正)2にとっては2+α×4×0.5=2+2α

p.119, l.18
(誤)2の効用は8-6αであるが、ゲームBにおいては8+2α
(正)2の効用は2-6αであるが、ゲームBにおいては2+2α

P.144, L.9
(誤)Kreps et al. 1992
(正)Kreps et al. 1982

p.186, l.9 (すべて小文字に)
(誤)分離均衡(Separating equilibrium)
(正)分離均衡(separating equilibrium)

p.262, l.23
(誤)フランク・ガル(Frank Gul)
(正)グルとピーセンドルファー(Gul and Pesendorfer 2009)

p.263, 下からl.2
(誤)神経経済学
(正)神経経済学

p.274, l.22
(誤)こういう機会に出会うほど
(正)こういう機会に出会うほど

p.281, l.12
(誤)Committing to promises to guilt
(正)Committing to promises by guilt


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