CyARM L2 |
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目を閉じて歩行しようとすると自然に手を前に伸ばして環境を探索しようとする。この行為は、昆虫の触覚のようでもある。視覚障害者が使用する白杖の機能のひとつもこれと同じと言える。媒介物を保持した場合や直接物に触れる場合でも、物体に触れると反発力は腕に伝わる。近くの物を触った時は肘は曲がった状態であり、遠くの(腕や杖で触れる範囲)物体を触るときは当然肘は伸びた状態である。人の腕の屈伸運動に負荷を掛ることによって物体までの距離感を伝達するインタフェースを実現したい。
腕の屈伸運動を感覚受容のシステムと考えた。CyARMは、人の身体動作用いた新しいインターラクティブ環境探索装置であり、腕を感覚受容器に変えるための知覚拡張装置である。ユーザはCyARM を手に持ち、探りたい方向に向け前後に手を動かすことによって環境を捜索することができる。
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