[証明]
一般性を失うことなく,C1 = L ∨C'1,
C2 = ¬L ∨C'2 と書ける.ただし,C'1と
C'2はリテラルの選言である.[C1]I =
[C2]I = T となる任意の解釈 I を考えてみる.
そのような I に対して,常に[C]I = T であることを導け
ればよい.
解釈 I においては [L]I はT かF のいずれか
である.[L]I = F とすれば,C'1 は空ではな
く(つまり少なくとも一つのリテラルを持ち),[C'1]I
= T でなければならない.( なぜなら,
C'1 が空であるか,[C'1]I= F な
らば[C1]I= Fとなってしまい,仮定に反する
からである). すると,[C]I = [C'1 ∨
C'2]I = T であることになる.
一方,[L]I = T の時も,同様に
[C'2]I = T でなければならず,ゆえに
[C]I = T であることが示せる.
つまり[C1]I = [C2]I =
T のときに必ず [C]I = T であり,C が
C1とC2の論理的帰結であることが示された.(q.e.d.)