超小型人工衛星(CanSat=カン・サット)の開発  

未来大学プロジェクト学習のチームが

超小型人工衛星(CanSat=カン・サット)の降下飛行実験を行う
(2004/12/ UP)

 

未来大学3年生が対象のシステム情報科学実習(プロジェクト学習)において、超小型人工衛星開発チームが2004年12月11日・12日にヘリコプタを用いた降下飛行実験を行いました。この実験では超小型人工衛星(CanSat=カン・サット)三機をラジコンヘリコプターに搭載し、30〜50メートルの高さからパラシュートで降下させ実際に制御出来るかどうかを調査しました。このプロジェクトチームを指導する大沢先生の目標は、今年度確立した技術を下級生に引き継ぎ、来年度アメリカで開催されるカン・サットプロジェクトに参加する、というものです。

飛行準備の様子

CanSat 搭載飛行


CavSat=カン・サットの内部(ローバータイプ)
ローバータイプは、パラシュートで降下・軟着陸後にGPS信号をもとに目標を目指して移動します。
 

CavSat=カン・サットの内部(GPS誘導飛行タイプ)
GPS誘導飛行タイプは、空中でパラフォイルを制御しながら飛行し目標を目指して移動します。
 


カン・サットプロジェクト

カン・サットプロジェクトは学生に 人工衛星設計の経験の場を与えることを目的に、1998年ハワイで行われたアメリカ、日本、イギリスの3国大学シンポジウムでスタンフォード大学が提案し、翌年から学生プロジェクトの大会として実施されています。この大会では、ミニロケットに載せたカン・サットを4,000メートル上空まで打ち上げ、パラシュートとGPSを使って目標地点への正確な降下を競います。

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