Brief Overview of Our Research
私の興味の中心は,「工学」としての「インタラクティブシステム」と,「科学」としての「認知情報科学」です. つまり,コンピュータやセンサなどを用い て,人とインタラクションをするシステム(たとえば,ロボットや エージェント,インタラクティブシステム)を作ることと,そのシステムを用いて人の情報処理機能(身体を含めた 認知機能)を調べることに興味があります.
さらに,より大規模な,「社会システム」における情報の伝播,機能の創発,情報生態学などにも興味があり, マルチエージェントのシミュレーションやフィールド実験をとおして検証を行っています.具体的には, 以下をご覧ください.
Embodied Media Project (Human-Robot Interaction)
Embodied Mediaプロジェクトでは,コミュニケーションロボット(Robovie)を用いて,人間の 身体性や社会性,および身体模倣のメカニズムを調べています.そして,これらの知見をもとに, 人間とロボットのインタラクションデザインを行うことが目的です.
HRIに関する研究は,1997年頃から始めて,現在も続けています. 1999年頃から,ATRという研究所でコミュニケーションロボット(Robovie)の開発に 携わりました.左図はまだ"EverydayRobot"と読んでいた時代のロボットです.その後, 中図のような形態になり,現在はRobovie R2(右図)となっています(未来大所蔵).
これらのロボットを使って,コミュニケーションにおける身体性,ロボットの社会性, 身体模倣のメカニズムなどを調べてきました.具体的な研究に関しては,以下の論文を参照してください.
"Cooperative Embodied Communication"の論文 (IJHCS)
(815KB)
"共創対話"(対話における身体性)の論文 (情処論文誌)
(1.99MB)
ITACO Project (Human-Agent Interaction)
ITACOプロジェクトのコンセプトは,ユーザの趣味や嗜好を理解しているエージェントが 環境内にあるさまざまなメディアに「憑依」することにより,ユーザに対して文脈に応じた 適切な支援(たとえば,道案内における情報提示やユーザの好みに応じた家電の操作など) を行うというものです.
上のコンセプト図を用いて,ユーザとエージェントのインタラクションの概要を説明しましょう. たとえば,ユーザが外出しようとすると,エージェントはディスプレイからユーザの服に装着された ウェアラブルコンピュータに「憑依」して一緒に外出し,ユーザが道に迷った場合は道案内の ための情報提示などの支援を行います.
さらに,ユーザがたまたまホテルの暗い部屋に入ったとすると,エージェントは環境に 埋め込まれたセンサから明るさの情報を読み取り,部屋にあったテーブルランプに「憑依」し, ユーザの好みに応じた部屋の明るさになるように機器を操作します.
ITACOプロジェクトにおいて,エージェントがメディアに「憑依」する理由は,日常的な インタラクションをとおしてユーザの選好や価値観などをよく理解しているエージェントが, 状況に応じたさまざまな支援をユーザに適した形で行うためです.
本プロジェクトに興味をお持ちの方は,以下の論文をご参照ください.
"neo-ITACO"の論文(HI学会論文誌)
(2.16MB)
"Reading a Robot Mind"の論文(AAAI-2000)
(496KB)
"初期ITACO"の論文(情処論文誌,Vol. 41,No. 1,pp. 158-166)
また,実際のエージェントの動作をご覧になりたい方は,以下のサイトを参照してください. "
http://ymd.ex.nii.ac.jp/book/hai/ch3.html"
Social Robotics and Social Intelligence (Multi-Agents System)
大規模なシステム内での情報流通,情報伝播は大変興味深いものです.たとえば,なぜ自然言語は常に 変化するのか? 変化しつつも構成員同士ではなぜコミュニケーションが成立するのか? また,流行はなぜ 起こるのか? 振舞いの伝播にはどのようなメカニズムがあるのか? などなど疑問は山ほどあります.
このような疑問に,社会的ロボットや社会的知能の立場から,シミュレーションやフィールド実験を とおしてそのメカニズムを解明していきたいと思っています.
"RobotMeme"の論文 (HI学会誌論文誌)
(5.20MB)
"ロボットの社会性"の論文 (HI学会論文誌)
(6.75MB)
"マルチエージェントによる共通言語の組織化"の論文 (人工知能学会誌)
CyARM (Environment Recognition Device using Non-Visual Modality)
CyARMに関する説明は,現在作成中です.
Past Project
これまで行ってきた研究(プロジェクト)は以下のとおりです. これらの研究についても,今後説明していきたいと思います.
感情の計算モデル (Computational Model of Emotion)
ホームコンピューティング (Kitchen of the Future)
その他
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