Art town Project

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海外で作品を発表して改めて意識するようになったのはオリジナリティー。
制作のスタイルを追求するのではなく、制作の動機を明らかにしてもう一度確かめたい。
改めて普段の生活から見つめ直そうと思った。
当時、古都金沢の犀川上流、築100年の古い民家が活動の場であった。自然も人の繋がりも風俗も、
日本の光景を留めている。自然の息吹を感じ、人と交流を持ち、地域の行事にも参加する。
この町で生活し活動して生み出されるものがオリジナルでないわけがない。ここで気付き感じたものを、
自分を信じて正直に作品の形にしようと思った。
 
Art space jaku-ren
新しい作品展のスタートは作品が生まれたアトリエからスタートする。
(株)北陸フジカラーと(株)セーレンの協力によって世界初のコンピュータ染色システム
Viscotec'sによる作品制作を行った。現代のハイテクノロジーによる表現と100年の時を留めた
建物とその何倍も時を留めた自然の光景が、窓に掲げた作品を通 して一つになっている。
 
Art space jaku-ren
ドローイングをデジタルデータに変換する時、コンピュータ上で画像処理を行っている。
 
布の作品が素材を越えて映像となる!
刻々と変化する光と陰や木漏れ日、様々な時間の交錯が見えた。
この刻々と変化する「時」をそのまま作品に留めたいと思った。
マルチメディアによるインスタレーションOmniumのコンセプトはこの時に芽生える。
 
金沢駅ふれあいプラザ
新旧の作品が並ぶ感慨深い展覧会だ。赤い壁の中はOmniumのブースになっている。
メディアも形態も異なっているが、動機もコンセプトも繋がっている。
 
金沢駅ふれあいプラザ
他の都市や異文化の地に掲げられ、直接あるいはメディアを通 してでも良いから、
この地の人々の目に触れた時、この地で誕生した新たな文化だと感じてくれると嬉しい。

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