MARTIN D28 (`70s)

 

知人が社会人になって初めてのボーナスで買ったというマーチンD28。思い出のギターなので売るのはだめだけど、貸すなら良いよというので現在借りている。ペグのトルク調整をするネジが効かなかったので、同じシャラー製の新しいモデルに交換した。マーチンって繊細で華奢なイメージがあったけど、作りはがっちりしていて、YAMAHA FGよりも随分重い。木は無垢材でさすがに良さそう。

一度ストーブのそばに置いたためピックガードが反ってしまって交換したとのこと。現在のコンディションは、ハイポジションでの弦高がやや高い。これはストーブの熱に当たったときの影響で、ボディーが少しふくらんだものと考えているが、修復は出来ないそう。ローコードで演奏する分には問題はない。

マーチン特有のサウンドがどんなものか良く知らないけど、このD28は骨太のしっかりした音がする。コードストロークよりもアルペジオや単音弾きが向いていると思う。TAKAMINE PALETHETICの生音と同じような傾向だけど、ボディーの膨らみがアーチドトップのような働きをして、響板の振動を押さえているのかも!まだまだ研究課題がいっぱいで興味は尽きない素敵なギターです。