YAMAHA FG180 (`60s)

 

京都の寺町三条に現在もある老舗楽器店で購入。ストラップやらピックやら調音笛やら色々とおまけを付けてくれたのが凄く嬉しかった。

東京で一人暮らしを始めた時、ギター はこれ 一本だった。青春時代をずっと一緒に過ごした思い出が一杯のギター。下宿は山手線目白駅から徒歩数分の便利なところだったので、来客が非常に多かった。今では社会人として活躍している皆さん、きっとこのギターを懐かしく思ってくれるはず。ある時妹に貸して以来ずっと実家に置きっぱなしだったが、最近取り寄せた。オリジナルのぺらぺらのソフトケースのまま送ってもらったけど、到着後に反省してハードケースを新たに購入。

ずいぶん前にペグ交換している。仕上げが不完全だったので自分でワッシャーを噛ませて調整したけど、ペグポストに余裕がなくなって弦があまり巻き込めなかった。それも最近地元のショップで直して今は完璧。

初めて少年時代に買った低価格ギターなので、サウンドが良いとか悪いとか気にしたことがないし、比較の仕様もなかった。現在知人に借りているマーチンと比べると、プレーン弦にガツンとした芯がないような気もする。これはサウンドの良し悪しというよりも弦高が低いせいだと思う。ある時期エレキ弦を張ってクィーンクィーンやっていたので、そのときにブリッジを削ったかも知れない。このギター、長年手入れもせず弦も緩めず張りっ放しだったのに木部の狂いが少ないのは驚異だ。材も非常に軽い。色も良い具合に灼けて随分貫禄がついた。

最近、このギターの限定復刻版やThe FG が発売され、何かと話題になっており・・名器の誉れ高い・・らしい。