進路編/後編

未来大生活で実感したこと、意外だったこと

駒形:大学生活では、自主的に考えるということが増えたかな。最近の学生は講義を受けてバイトをして終わりみたいなイメージを持っていたけれど、未来大では「この講義を履修した後、どうしたら良いのか」とさらに考える。どの科目をとれば、自分の興味のあることにつながるのか、そういうことを自分で考える姿勢が身に付きましたね。

山本:高校時代にはいなかったライバルと出会えた。個人的には、ピリピリしているのが好きなんですよね。「あいつ、なんかやってるな…なんだろう」って気になって、俺も頑張ろうという考えになる。お互いに刺激しあえる環境があると思う。

水島:そうそう。刺激し合える仲間が多いと感じます。高校までは、勉強は一人でやるものだったけど、未来大に進んでからは、わりとみんなノッてくれて、何か一人でやっているとまわりにどんどん仲間ができて、色々なことに一緒にチャレンジしたり。そういう刺激がいいですよね。

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上田:授業では与えられる課題がそれなりにあるし、それが結構難しい課題だと、他の学生と協力してやることが多くなる。プロジェクト学習のようにグループでやることも多かったし、そういうこともあって、自分と全く考えの違う人の価値観を許容できる力が増したと思う。違うからといって引いていると、全然作業が進まない。相手を理解して、その違いを認めつつ協調する力がついたような気がする。

澤田:同感です。考え方が違う人と関わる機会が多いというのは、いい経験ですよね。違った考え方でもそれを自分の中に取り入れると、自分も成長できたと感じる。

土永:大学に来て初めて人と考え方がぶつかるということを経験しました。今までは周りも合わせてくれたり、自分も合わせたりという生活だったんですね。大学に入ってみると、みんな意見が強い。でも自分にだって意見はあるわけで、それを聞いてもらうためにいかに相手にうまく伝えるか、ということをすごく考えさせられました。

山本:大学はコミュニケーションの場なのかな。僕の場合は、自分のやりたいプログラミングとかは、家でやることのほうが多い。

上田:未来大は、すごく友だちが作りやすい環境だと思う。クラス制でまとまり感があるし、コミュニケーションの授業でグループワークがあってそれで一緒になったりとか。人数も少な目でちょうどいい。少人数でブロック分けするのも、かなり効いている気がします。プロジェクト学習もそうだよね。

土永:それと発表の場が結構ある。プロジェクト学習では発表者の立場でプレゼンテーションすることによって、鍛えられましたね。ちょっとは前に出て話せるようになった気がします。論理的に説明することはもちろんですが、質疑に応答できるようになりました。

駒形:学生が弱いのは、目上の人とのコミュニケーションの仕方ですね。礼儀とかマナーとか、尊敬語の使い方とかができていなくて、毎回毎回先生に怒られていたんですよね。僕がサークルに入っていなかったこともあるんですが、そこがやはり弱点かな。メールのマナーもそうですし、目上の方との接し方など、先生方はもっときちんと指導してくれたほうがいい。フレンドリーなのがいいという先生もいるけれど、そうじゃない先生もいる。フレンドリーであること、礼儀正しくすることを、TPOで使い分けることが必要ですよね。

水島:やりたいと思ったらなんでも出来る大学ですよね。最近ならレーザーカッターとか3Dプリンターとか、試したいと思ったらすぐにできてしまう。ネットで調べてわからないことでも、学校に行くといろいろな専門分野の先生がいるので、ちゃんと助言をもらえる。プロジェクションマッピングも、興味ある学生が言い出して教員を巻き込んで、ついに旧函館区公会堂や五稜郭の野外劇で実現させちゃった(笑)。結構、趣味や好きなことから研究に発展させる人が多いですよね。

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山本:僕が大学選びで重要視したところは、「情報学」に力を入れているかという点。自分は情報をやりたかったので、情報学に真剣に取り組んでいる大学を探しました。未来大に実際に入ってみたらその通りで、先生方の研究内容はもちろんのこと、事務局の方々の仕事の進め方など。情報ということばでひとくくりにしていいかわからないけど、力を入れているなと実感しています。工業高校からエスカレーターでいける大学もあって、そこは大電力、小電力、NC基板とかの工学系で、情報学もあったんですが、なんとなく情報学を一段下に見ているような気がして。「情報は使うもので研究するものではない」というような風潮で、そういう先生や学生たちがいるような大学には行きたくなかった。ここは、“情報”を尊いものとして扱っているのを感じます。

澤田:毎日が楽しい大学だって思いますね。講義以外のプライベートなつながりも深く、後輩とも仲良く買い物に行ったりする。大学生活がこんなに楽しいとは思っていなかった。こんな大学ってほかにはないだろうなって思います。すみません、講義の話じゃなくて(笑)

未来大で得たものを、どう未来に活かす?

土永:3年生になると毎週キャリア(就職、進学)ガイダンスがありますよね。私は就職希望ですが、ずっと函館で暮らしてきたので、いきなり東京での生活は不安。札幌あたりだといつでも行き来ができるし、親にも負担をかけないだろうということで、自分の落ち着ける場所として北海道内での就職を考えていました。この時期は、まだ探りながら進めている頃で…職種としては、SE系かなとか。学内の個別企業セミナーに参加していましたね。

水島:第一志望はデザイナー希望ですが、学校の説明会にいらした企業は大体SE系なのでそこでは余り話を得られず、企業のデザイン担当者に直接メールを出すなど、独自に活動を進めていました。デザイン系の就職は、他のコースの人たちとタイムスケジュールがちょっと違うんですよね。インターンシップが就活より早い時期にあるので、他コースの人が就活始めるずっと前に自分の作った作品をファイリングして、ポートフォリオを作っていました。

澤田:私はデザインコースにいるのですが、エンジニアになりたくて研究室は複雑系にしようと考えていました。デザインも楽しかったのですが、プロジェクト学習でエンジニアとしてやっているメンバーがかっこよく見えてしまって(笑)。プログラムとかコードを自分で書いて組み立ててみたい。自分で考えたものを自分で作れる人になるのが目標です。

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駒形:どこかの企業に就職するのが最終目標ではなく、「これだけは負けない」というスキルを身につけたい。そのための就職です。数社から内定をもらいながらも納得するまで就職活動を続けました。結局、嫌いな仕事はしたくない(笑)ので将来的にはエンジニアやコンサルタントとしての独立も視野に入れています。今の時点では、どう生きていくかわからない、社会自体もどう動いていくか読みきれていないので、そのために何かスキルを持っていたほうがいいのかなというのが、今の考えです。

山本:3年生の夏にインターンシップ(企業実習)を経験し、これがきっかけとなり、本格的に企業研究を始めました。でも、自分も駒形くんみたいに“手に職”志向があって、エンジニアとして生きていきたい。大学院進学の道も捨てきれず、ぎりぎりまで悩みました。

上田:僕は未来大の大学院に進学する予定です。でも2年後のことを考えると、就活をいまからシミュレーションしておくのは良いことかなと。その意味では、多数の企業が東京や札幌などから来られて大学で説明会をされるので、早くから様々な情報に触れることができる。環境に恵まれていると思います。