数学出題ポリシー

一般選抜(前期日程)入試における数学出題ポリシーについて

平成24年4月
平成27年4月一部修正
公立はこだて未来大学入試委員会

平成23年3月にご案内したとおり、平成25年度以降の一般選抜入試(前期日程)において、数学の出題は以下のとおりの出題形式となっております。

変更前(平成24年度入試以前)

  • 必須問題:数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学A、数学B
    選択問題:数学Ⅱ、数学B、数学Ⅲ、数学C

変更後(平成25年度入試以降)

  • 必須問題:数学Ⅰ 、数学Ⅱ、 数学A 、数学B
  • 選択問題:数学Ⅰ 、数学Ⅱ、 数学A 、数学B、数学Ⅲ、数学C
    (ただし、数学Cについては、平成27年度入試より削除)

「必須問題」の出題範囲は、従来どおり「数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学A、数学B」のままです。「選択問題」は、
「数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学A、数学B」または「数学Ⅲ」のいずれかの選択となります。「数学Ⅰ、数学Ⅱ、
数学A、数学B」が必須問題、選択問題の双方で出題されることで戸惑われることがないよう、本学の出題方針を
以下のとおり公開いたします。

1.「数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学A、数学B」(必須および選択)の出題ポリシー

平成18年より公開しておりますポリシーにおいては、選択問題(「数学Ⅱ・数学B」)について、主として複数の事項を活用し、総合的な学力を確認することを狙いとしてきました。おかげさまで、平成21年度以降の一般選抜入試(前期日程)の数学におきましては、本学の企図する選抜へのプラス効果が出ていると考えております。
さて、「数学Ⅱ・数学B」の出題におきましては、「数学Ⅰ・数学A」の内容を前提とすることが自然な考え方です。
しかしながら、従来の「数学Ⅱ・数学B」という出題範囲の設定の下で「数学Ⅰ・数学A」の内容を設問内容とすることは、大学入試に関する一般慣習上困難とされています(※)。本学が志向してまいりました総合的な数学力の確認をさらに実質化するためには、従来の選択問題(「数学Ⅱ・数学B」)において、「数学Ⅱ・数学B」の前段階である「数学Ⅰ・数学A」も出題範囲に含めて(※)、総合的な出題を行うことが効果的です。

(※)平成21年度以降の選択問題(「数学Ⅱ・数学B」)においては、「数学Ⅰ・数学A」の項目は主たる設問事項としておりませんでした。

したがいまして、平成25年度一般選抜入試(前期日程)からは、これまでの公開ポリシーの継承・発展形として(1)必須問題(「数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学A、数学B」)では、主として基礎事項に関する学力を確認するための基本的な問題を3問程度出題します。
(2)選択問題(「数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学A、数学B」)では、主として複数の事項を活用し、総合的な学力を問う問題を2問程度出題します。今回の変更により、「数学Ⅰ・数学A」の内容を設問事項とする出題も可能となります。

2.「数学Ⅲ」(選択)ポリシー

必須問題(「数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学A、数学B」)と同様で、主として基礎事項に関する学力を確認するための基本的な問題を2問程度出題します。

3.新たな出題ポリシーに期待する効果

公立はこだて未来大学では、本学の教育・研究活動での特徴的な学際性を勘案し、本学の受験を考える受験生の中で、「数学Ⅲ」を履修していない方の入学意欲を妨げない配慮から、平成21年度入試から引続き、前期試験における数学(必須)の出題範囲を「数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学A、数学B」に限定し、「数学Ⅲ」は選択問題での出題範囲としております。

本学での初年度基礎数学科目には「数学Ⅲ」を前提とする内容が含まれますが、高校で「数学Ⅲ」を学んでいなかった学生もそれをクリアしてきました。この場合、「数学Ⅲ」の 既習者より、「問題へ取り組み、解決する」姿勢が一層必要であろうと思います。
本学の入学試験(前期)において「数学Ⅲ」を選択する受験生については、「数学Ⅲ」を選択しない皆さんよりも初年度基礎数学科目への接続が容易であろうという判断から、入試においては「数学Ⅲ」の基礎事項について学力確認をすることとしました。
選択問題の「数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学A、数学B」を解答される場合において、「数学Ⅰ・数学A」の学習負担の増大や、難易度の上昇が新たに発生するとは考えておりません。従来におきましても、解答過程において「数学Ⅰ・数学A」の内容は不可欠であったからです。実際、新たな出題ポリシーにより

  • 出題項目の偏りが緩和される
  • 必須、選択ともに段階を踏んだ設問により、理解力の細やかな評価が可能になる。

など、受験される皆さんへのプラス効果があると考えます。また、細やかな出題による学力確認を、入学後の初年度基礎数学教育にも活用したいと考えています。トータルな設問レベルは従来と同程度のレベルとします。

以上