平成18年度特色ある大学教育支援プログラムに関連した活動

本学のプロジェクト学習に関連した活動が、平成18年度特色ある大学教育支援プログラムに選定されました。

今回、選定されたことの意味: 文部科学省は大学における教育内容や方法の改善を支援するための施策を進めています。そのなかの一つとして、「課程に応じた教育内容・方法の高度化・豊富化の充実」を目標に「 特色ある大学教育支援プログラム」が 実施されています。

公立はこだて未来大学の教育はこのプログラムにおいて、学生教育の質を改善する大学教育改革の取り組みとして評価され、文部科学省からの支援を受けることになりました。こ れは文部科学省がもつ資源を重点的に配分するに価値ある教育実践を行っている大学だと認められたということです。

教育実践の内容: 未来大で2002年度から開始された、1年間にわたる必修授業「プロジェクト学習(正式名:システム情報科学実習)」が 評価対象の革新的な教育方法にあたるものです。

基本的な考え方は、教室で理論を受身に学ぶだけではなく、学びつつある技術や知識の重要性や影響力を考えながら、実践的な学びを経験するというものです。学 ぶ内容は教員が与えるものばかりではなく学びの当事者(受講者)が決定していきます。教育上、工夫されている点は、単に自分で考えなさいというばかりではなく、一 定のルールや環境を設けて教育効果があがる枠組みを提供していることにあります。

それらの枠組みは、大きく6つの項目からなっています。

  1. グループ活動による自発的な学習: 厳密に定義された「閉じられた問題」を与えるのではなく、現象の背後に潜む問題自体を発見したり、解決への手段を自ら見つけ出すようなアプローチをとる必要のある「 開かれた問題」を与えることにより、問題解決に自発的にかかわる積極性を養う
  2. 最小限のルールの徹底: 与えられた簡単なルールを継続的に遵守することによって、プロジェクト遂行にあたって必要な、計画・記録などの技術を身につける
  3. 長期テーマの設定: 1年間という期間を設定し、調査や計画を含むテーマへの深い取り組みを可能にしている
  4. 魅力的な活動: 内容は大学生にとって価値のある対象・題材を選択するように努め、またプロジェクトの内容選択において学生の希望に応じた調整を行う
  5. 適切な評価: 活動中も含め、個人あるいはプロジェクト全体に対する適切な評価を行うことにより教育効果を上げる
  6. 地域や企業と連携した学習: 学外の団体、あるいは個人とのかかわりをもつなかで、実際に社会に影響力をもつような枠組みを提供することを意識している

本実践の実施結果も含めて、上記の教育内容に対して高い評価を得られたとわれわれは理解しております。