修了認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)[暫定版]

本研究科は、コンピュータと人が調和するシステムのあり方を追究することを目的とし、複雑系科学、情報科学、デザイン学、認知科学などを統合した学際的な教育研究を行い、広い視野をもった人材の育成を行っている。

具体的に、博士(前期)課程においては、現実の社会システムを直視し、そこから問題を発見し、解決し、更に新たなシステムを設計することができる人材の養成を目指す。現実のシステムのフォローにとどまらず、それらを見据えた上で、将来のシステムを戦略的に見通すことのできる能力を養うことを目的としている。

また博士(後期)課程においては、博士(前期)における目的に加え、システム情報科学における新原理や新たな問題解決手法の探求を行える人材の養成を目的としている。

このような目的のために本研究科は、所定の単位を取得したものに対し、次の基準にもとづいて学位を与える。

1.博士(前期)課程

各領域ごとに、以下のように基準を定める。

情報アーキテクチャ領域

提出された学位論文が、様々な情報システムに関する基盤技術、情報システムの構築技術、もしくはこれらを統合してより高度な情報システムを構築する技術などに関連するもので、この分野において新たな成果を含む、または、広い視野に立った学術的内容を含んでいると判断されること。

知能情報科学領域

提出された学位論文が、高度な知的処理、人の認知に関する基盤要素、もしくはこれらを適用してより知的な情報システムを構築する技術などに関連するもので、この分野において新たな成果を含む、または、広い視野に立った学術的内容を含んでいると判断されること。

複雑系情報科学領域

提出された学位論文が、情報化社会の進展とともに、ますます複雑化の様相を帯びてきた自然、生命、社会、経済、環境などを複雑系として解明する基礎理論、及び実システムを複雑系として解析する手法などに関連するもので、この分野において新たな成果を含む、または、広い視野に立った学術的内容を含んでいると判断されること。

高度ICT領域

提出された学位論文が、情報システムを基盤とした実社会の課題を解決する高度で実践的な計画技術、設計技術、開発技術、管理技術、もしくはこれらの統合技術に関連するもので、この分野において新たな成果を含む、または、広い視野に立った学術的内容を含んでいると判断されること。

メディアデザイン領域

提出された学位論文が、情報社会の現代的問題を解くデザイン方法論の構築、情報技術を生かした先端的な人工物の創造、情報表現の基盤技術、もしくはこれらを統合してより高度な人と環境の関係のデザインに関するもので、この分野において新たな成果を含む、または、広い視野に立った学術的内容を含んでいると判断されること。

2.博士(後期)課程

提出された博士学位論文が、システム情報科学の分野を体系的に理解し、その学際性を十分に意識して作成され、広い視野に立った高度な学術的内容を含み、当該の研究分野ないしは関連する産業界の今後の発展に寄与する新たな内容を含んでいると判断されること。