教員プロフィール

准教授
迎山 和司 Kazushi Mukaiyama
所属学科情報アーキテクチャ学科
専門分野映像表現, コンピュータ・アート
担当科目インタラクティブシステム特論I, 情報表現入門, 情報表現基礎I, 情報表現基礎I演習, 情報表現基礎II, 情報表現基礎II演習, 現代デザイン論
最終学歴京都市立芸術大学
学位博士(美術)
経歴1993年、京都市立芸術大学大学院修士課程修了。1998年より2年間、客員芸術家としてカリフォルニア大学サンディエゴ校芸術電算研究所(現アーサー・C・クラーク・センター)に滞在。2002年、フィンランドヘルシンキデザイン芸術大学(現アールト大学)留学。2004年、京都市立芸術大学大学院(後期)課程メディア・アート領域課程修了。創造行為の情報処理に興味を持ち、人工知能に絵を描かせることなどを通して、人間の認知的特性を調査し発表している。情報処理学会、芸術科学会、人工知能学会各会員。
着任時期2003/04

研究内容

迎山研究室ではコンピュータメディアの表現の可能性について研究しています。特にアート・デザイン・ヒューマンインタラクションの分野などにおいて、鑑賞者に体験してもらうための作品制作を通して実践的な研究活動を行っています。例えば、人の絵を描く手順をプログラムした自律的に絵を描く「人工画家・静」、人の絵画鑑賞時のしぐさにあわせて壁に投影された絵画が動く「インタラクティブ・ピクチャーズ」、文化財の博物情報をより効果的に掲示する「文化財プロジェクションマッピング」などです。このような作品を積極的に一般に向けて公開し、鑑賞者に体験してもらうことによって、問題を分析し理論としてまとめ、コンピュータ特有の表現の可能性を開拓しています。
http://www.kazushi.info/

研究の魅力

私の研究は最終的に人に見てもらう作品になります。このように作品を作る事は、その場で直接の評価を受けるという事です。そして、うまく行った場合は、皆が喜んでくれます。その喜んでくれる様子を見た時、「やってよかった」と強く思います。この達成感はなによりも代えがたい魅力です。

実績

アルス・エレクトロニカ2000 .net部門入選(オーストリア), ISEA2008口頭発表(シンガポール), SmartGraphics2009採択(スペイン), SmartGraphics2010採択(カナダ), GenerativeArt2010発表(イタリア), FILE2011採択(ブラジル), SiggraphAsia2013採択(香港), 映像表現・芸術科学フォーラム2015口頭発表最優秀賞(東京)など

主な著作・論文

H26(2014) 第一著者 2 芸術科学会, 映像表現・芸術科学フォーラム2015, 口頭発表, “文化財プロジェクションマッピング:その展示と評価”, 迎山和司, 小林真幸 (早稲田国際会議場, 東京) 「セッション:シミュレーション・プロジェクションマッピング」口頭発表最優秀賞 国内会議
H26(2014) その他 1 日本理科教育学会, "市民N P O 法人函館プラネタリウムの会会員による理科教育への試み ―プラネタリウムの無い町函館での当会の設立から現在までの経緯についてー" 村井茂, 金子ますみ, 伊藤勤, 笹原悟, 下斗米秀夫, 高島美紀, 下河原秀行, 渡邉正照, 鮫川美香, 中野港基, つがねちかこ, 國分進, 川田智治, 村井かおる, 迎山和司, 北海道支部大会発表論文集, pp.10-15, vol.25 (北海道教育大学, 函館) 国内会議
H26(2014) 第一著者 2 電子情報通信学会, HCGシンポジウム2014, 口頭発表, "4コマ漫画の復元行為からみる文脈情報の考察", 迎山 和司 (海峡メッセ下関, 山口) 国内会議
H26(2014) 第一著者 2 Designシンポジウム2014, 口頭発表, ”外装によって操作が理解できる汎用卓上機器の研究”, 迎山 和司 (東京大学生産技術研究所, 東京) 国内会議
H26(2014) 第一著者 10 プロジェクションマッピングによる公立大学の地域貢献, 迎山和司, 川又康平, 小林真幸, 川嶋稔夫, 情報処理学会論文誌特集号「地域貢献・復興」 査読有 原著論文
H25(2013) その他 1 函館スクラッチワークショップ 原田泰, 迎山和司 (旧相馬邸, 函館) 作品
H25(2013) 第一著者 5 Siggraph Asia 2013 (香港コンベンションセンター, 香港) ”IJIROS” 査読有, ArtGallery採択 国際会議
H25(2013) 第一著者 2 人工画家・静7号と人間の想像力の演算 第27回人工知能学会全国大会(市民プラザ2Fアトリウム, 富山) 国内会議
H25(2013) その他 1 コンピュータに星新一のようなショートショートを創作させる試み, 松原 仁, 佐藤 理史, 赤石 美奈, 角 薫, 迎山 和司, 中島 秀之, 瀬名 秀明, 村井 源, 大塚 裕子, 第27回人工知能学会全国大会(富山国際会議場, 富山) 国内会議
H24(2012) 第一著者 10 情報科学芸術大学院大学紀要, “拡張現実ピタゴラ装置:自然なインタフェースを促す授業”, Vol.4, pp.05-10, 2012. 迎山和司 原著論文
H24(2012) 第一著者 1 個展「人工画家・静7号」 (Art Space Kimura ASK?P, 東京) 作品
H24(2012) 第一著者 1 個展「人工知能画家・静7号」 (FUNミュージアム) 作品
H23(2011) 第一著者 5 「ルネサンス ─京都・映像・メディアアート」展(京都芸術センター, 京都)出展 文化庁メディア芸術祭京都展関連企画、人工知能画家・静7号を発表した 作品
H23(2011) その他 5 FILE 2011 - Electronic Language International Festival(サンパウロ, ブラジル)出展 展示採択。"イジローズ"を発表。 作品
H22(2010) その他 5 芸術科学会「イジロー:人のちょっかいに反応するロボット」, 論文誌第10巻第01号, pp.01-11, 甲谷 勇二郎, 迎山 和司 原著論文
H22(2010) 第一著者 5 Generative Art 2010 (ミラノ, イタリア) "WAVO: an interactive ball to express light waves with Wave equation" 口頭発表およびデモンストレーション展示。 国際会議
H22(2010) 第一著者 5 Smart Graphics 2010, The Banff Centre & Banff New Media Institute (バンフ, カナダ) "WAVO: an interactive ball to express light waves with Wave equation" アートトラック採択。Interspace イベントにて展示。 国際会議

学生へのメッセージ

研究やそのための活動は目標が無ければやりがいのないものです。かつて私自身もそうでした。大学に入った時はただ絵を描くことが好きで、早く卒業して映像業界で働ければと思っていまいた。でも、今は学術の世界に留まり、大学で研究者として活動しています。なぜ学術の世界へ向かうことを決めたかというと「自分で決める事が出来る」からでした。学部の内に卒業して働くということは、私にとっては言われた事をこなすだけでした。その意味では、研究職は自分に係る責任は大きいですが、それだけの自由があると思います。ところで、私の研究室に所属した学生で研究成果がうまく行った場合「もっと続けたい」という人ばかりでした。おそらく初めて自分自身の力を認めてもらう事が出来たからでしょう。本学は現在4年生で研究室に所属するので、大学院に行くことによって、ようやく自分の力を伸ばす機会を得ます。もし私のように「自分の事は自分で決めたい」と思うなら、進学をすることをお奨めします。