教員プロフィール

教授
迎山 和司 MUKAIYAMA, Kazushi
所属学科情報アーキテクチャ学科
専門分野映像表現, コンピュータ・アート
担当科目インタラクティブシステム特論I, 情報表現入門, 情報表現基礎I, 情報表現基礎I演習, 情報表現基礎II, 情報表現基礎II演習, 現代デザイン論
最終学歴京都市立芸術大学
学位博士(美術)
経歴京都市立芸術大学大学院(後期)課程メディア・アート領域課程修了。1998年より2年間、客員芸術家としてカリフォルニア大学サンディエゴ校芸術電算研究所(現アーサー・C・クラーク・センター)に滞在。2000年、プリ・アルスエレクトロニカ.net部門入賞。2011年、サンパウロFILE2011選出。2016年、パリ東大学マルヌ=ラ=ヴァレ校IMAC招待講師。創造行為の情報処理に興味を持ち、人工知能に絵を描かせることなどを通して、人間の認知的特性を調査し発表している。芸術科学会、人工知能学会、情報処理学会各会員。
着任時期2003/04

研究内容

迎山研究室ではコンピュータメディアの表現の可能性について研究しています。特にアート・デザイン・ヒューマンインタラクションの分野などにおいて、鑑賞者に体験してもらうための作品制作を通して実践的な研究活動を行っています。例えば、人の絵を描く手順をプログラムした自律的に絵を描く「人工画家・静」、人の絵画鑑賞時のしぐさにあわせて壁に投影された絵画が動く「インタラクティブ・ピクチャーズ」、文化財の博物情報をより効果的に掲示する「文化財プロジェクションマッピング」などです。このような作品を積極的に一般に向けて公開し、鑑賞者に体験してもらうことによって、問題を分析し理論としてまとめ、コンピュータ特有の表現の可能性を開拓しています。
http://www.kazushi.info/

研究の魅力

私の研究は最終的に人に見てもらう作品になります。このように作品を作る事は、その場で直接の評価を受けるという事です。そして、うまく行った場合は、皆が喜んでくれます。その喜んでくれる様子を見た時、「やってよかった」と強く思います。この達成感はなによりも代えがたい魅力です。

実績

アルス・エレクトロニカ2000 .net部門入選(オーストリア), ISEA2008口頭発表(シンガポール), SmartGraphics2009採択(スペイン), SmartGraphics2010採択(カナダ), GenerativeArt2010発表(イタリア), FILE2011採択(ブラジル), SiggraphAsia2013採択(香港), 映像表現・芸術科学フォーラム2015口頭発表最優秀賞(東京)など

主な著作・論文

H29(2017) 第一著者 5 個展「おそろしく沢山の漫画を読んだ人工知能が漫画を作れるとしたら,それは人間と同じように創造したことになるのだろうか?-人工知能画家・静8号準備展」 (FUNミュージアム) 作品
H29(2017) 第一著者 10 松前城プロジェクションマッピング(第2回), 迎山和司, 原田泰, 菊地遥太, 飯塚昂大, ほか (松前城観涛台, 松前町) 松前町からの指名による制作 作品
H28(2016) 第一著者 10 “TOWADA: THE WONDERLAND” 十和田市現代美術館プロジェクションマッピング, 迎山和司, 画像電子学会論文誌, 第46巻 第1号, pp. 152-159, 2017 査読有 原著論文
H28(2016) 第一著者 10 松前城プロジェクションマッピング, 迎山和司, 飯塚昂大, 原田泰, ほか (松前城観涛台, 松前町) 松前町からの指名による制作 作品
H27(2015) 第一著者 4 "芸術科学会, 映像表現・芸術科学フォーラム2016, TOWADA: THE WONDERLAND 十和田市現代美術館プロジェクションマッピング 迎山和司(公立はこだて未来大)映像情報メディア学会技術報告, 映像表現&コンピュータグラフィックス 映情学技報 VOL.40, NO.11, ISSN1342-6893, pp.77-80)" 「セッション:映像作品」口頭発表優秀賞 国内会議
H27(2015) 第一著者 15 "論文, 国宝「中空土偶」へのインタラクティブ・プロジェクションマッピングを使った新しい展示方法の検討, 迎山和司, 小林真幸, 芸術科学会論文誌, 第14巻 第6号, pp. 248-256, 2015
A New Exhibition System of National Treasure ""Hollow Cray Figure"" Using Interactive Projection Mapping, Kazushi MUKAIYAMA, Masayuki KOBAYASHI, The Journal of the Society for Art and Science Vol. 14, No. 6, pp. 248-256, 2015
" 査読有, 論文賞 原著論文
H27(2015) 第一著者 10 "作品発表, ""TOWADA, THE WONDERLAND"" 十和田まちなかプロジェクションマッピング2015, 迎山和司, 飯塚昂大, 原田泰, ほか (十和田市現代美術館, 青森)
" 十和田市からの指名による制作 作品
H27(2015) 第一著者 1 "作品発表, 甲冑プロジェクションマッピング, 総合文化館(仮)スタートアップ展示展, 迎山和司, 木下祐之介, 飯塚昂大, 原田泰, 伊達元成 (北海道だて歴史の杜カルチャーセンター, 伊達)
" 作品
H27(2015) 第一著者 1 "作品発表, 動く洛中洛外図屏風, 総合文化館(仮)スタートアップ展示展, 迎山和司, 木下祐之介, 飯塚昂大, 原田泰, 伊達元成 (北海道だて歴史の杜カルチャーセンター, 伊達)
" 作品
H27(2015) 第一著者 1 作品発表, バイダルカ・プロジェクションマッピング, 平成27年度特別展千島樺太交換条約とアイヌ , 迎山和司, 吉川和希 (市立函館博物館, 函館) 作品
H27(2015) 第一著者 15 論文、NICOGRAPH International 2015, Invited Talk, “A Projection Mapping of the National Treasure Hollow Clay Figure: Its Exhibition and Evaluation, Kazushi Mukaiyama, Masayuki Kobayashi (Tokyo City University, Tokyo) 国際会議での招待講演 原著論文
H27(2015) 第一著者 10 オープンソースカンファレンス北海道2015, 基調講演, “オープンな世界で広がる創造力~美術を学んだ技術者の旅~”, 迎山和司 (札幌コンベンションセンター, 札幌) 基調講演 アカデミックな活動
H26(2014) 第一著者 4 芸術科学会, 映像表現・芸術科学フォーラム2015, 口頭発表, “文化財プロジェクションマッピング:その展示と評価”, 迎山和司, 小林真幸 (早稲田国際会議場, 東京) 「セッション:シミュレーション・プロジェクションマッピング」口頭発表最優秀賞 国内会議
H26(2014) 第一著者 2 電子情報通信学会, HCGシンポジウム2014, 口頭発表, "4コマ漫画の復元行為からみる文脈情報の考察", 迎山 和司 (海峡メッセ下関, 山口) 国内会議
H26(2014) 第一著者 2 Designシンポジウム2014, 口頭発表, ”外装によって操作が理解できる汎用卓上機器の研究”, 迎山 和司 (東京大学生産技術研究所, 東京) 国内会議
H26(2014) 第一著者 1 <アートの考え方>ワークショップ(二回目), 迎山和司, 江渡浩一郎 (ハイパーネットワーク社会研究所, 大分) アカデミックな活動
H26(2014) 第一著者 1 <アートの考え方>ワークショップ(一回目), 迎山和司, 江渡浩一郎 (ハイパーネットワーク社会研究所, 大分) アカデミックな活動
H26(2014) 第一著者 1 HIU pre-workshop (ハイパーネットワーク社会研究所, 大分) アカデミックな活動
H26(2014) 第一著者 10 プロジェクションマッピングによる公立大学の地域貢献, 迎山和司, 川又康平, 小林真幸, 川嶋稔夫, 情報処理学会論文誌特集号「地域貢献・復興」 査読有 原著論文
H25(2013) 第一著者 10 Siggraph Asia 2013 (香港コンベンションセンター, 香港) ”IJIROS” 査読有, ArtGallery採択 国際会議
H25(2013) 第一著者 2 人工画家・静7号と人間の想像力の演算 第27回人工知能学会全国大会(市民プラザ2Fアトリウム, 富山) 国内会議

学生へのメッセージ

研究やそのための活動は目標が無ければやりがいのないものです。かつて私自身もそうでした。大学に入った時はただ絵を描くことが好きで、早く卒業して映像業界で働ければと思っていまいた。でも、今は学術の世界に留まり、大学で研究者として活動しています。なぜ学術の世界へ向かうことを決めたかというと「自分で決める事が出来る」からでした。学部の内に卒業して働くということは、私にとっては言われた事をこなすだけでした。その意味では、研究職は自分に係る責任は大きいですが、それだけの自由があると思います。ところで、私の研究室に所属した学生で研究成果がうまく行った場合「もっと続けたい」という人ばかりでした。おそらく初めて自分自身の力を認めてもらう事が出来たからでしょう。本学は現在4年生で研究室に所属するので、大学院に行くことによって、ようやく自分の力を伸ばす機会を得ます。もし私のように「自分の事は自分で決めたい」と思うなら、進学をすることをお奨めします。