教員プロフィール

教授
伊藤 精英 Kiyohide Ito
所属学科情報アーキテクチャ学科
専門分野認知科学、生態心理学、視覚障害心理学
担当科目知覚システム論、認知心理学、認知心理学演習、認知科学、現代デザイン論、認知システム特論Ⅱ
最終学歴筑波大学大学院心身障害学研究科博士課程
学位博士(教育学)
経歴1998年 筑波大学大学院心身障害学研究科博士課程修了。1991~1999年 筑波大学付属盲学校高等部専攻科理療科非常勤講師。1998~2000年 日本学術振興会特別研究員。
着任時期2000/04

研究内容

一言で言えば音・匂いなど、周囲に存在している感覚情報と人の行為との関連性を解明すること。具体的には、視覚以外の感覚からの手がかりを利用して、人はどのような行為が可能になるのかを研究しています。たとえば「音」。人は自分が意識している以上に、日常生活で音を利用しているはずです。どういう音が手がかりになりやすいのか、どういう場面で知らず知らずのうちに音を利用しているのか、そして、どうしたら音を日常生活で利用できるようになるのかを研究しています。また、「音」と一言で言っても、人の声など、音声などとして耳で聞こえる音(可聴音)から、振動としてしか感じられないような音(低周波音)、さらに、非常にピッチの高い音(超高域音、超音波)まで、様々な「音」があります。これら全てを利用できるのではないかと考えており、低周波から超音波まで、幅広い「音」を扱っています。 http://www.fun.ac.jp/~itokiyo/

研究の魅力

「触覚」や「聴覚」などの枠組みを越えた研究から生まれた成果は、人の感性を育てる教育、人が暮らしやすい音風景のある都市づくり、視覚障害者も健常者も使いやすい物づくりなどへの応用ができると考えています。
研究の魅力は、研究をする各人が見つけてください。

実績

[特許]
特許第4452785号 感覚代行装置. 2010
[受賞]
Emerging Technologies Demo Award Voted by Program Committee (SIGGRAPH Asia 2014), Touch at a Distance: Simple Perception Aid Device with User’s Explorer Action.
Best Paper Award (IARIA AMBIENT 2012), Development of Future Body-Finger: A Novel Travel aid for the Blind.
The Best Award (ASIA NETWORK BEYOND DESIGN 2008) , CyARM.

主な著作・論文

サウンドテクスチャー―日常音環境の知覚を可能にする情報単位―,知の生態学的転回第2巻(分担執筆),村田純一(編),2013,東京大学出版会

(対談)ノイズに意味が埋まっている―人の生活聴力,文学,11(6),2010,岩波書店

光と影の世界に生きるぼく,10代の本棚―こんな本に出会いたい(分担執筆),あさのあつこ(編著),2011,岩波ジュニア新書,岩波書店

Ito, K., & Takiyama, M. Auditory perception of shaking events. Proceedings of the 18th International Conference on Perception and Action (ICPA18), 2015.

櫻澤茂,能戸嵐士,伊藤精英.環境としての生理的振戦と触知覚の関係.電子情報通信学会 HCGシンポジウム 2014, 2014.

伊藤精英,木村健一.「唐揚げ調理」における揚がり具合の判断における料理音の役割.HCGシンポジウム 2010 論文集,CD-ROM I-7, 2010.

Stoffregen, T. A., Ito, K., Hove, P., Yank, J. R., & Bardy, B. G. The Postural responses to a moving environment of adults who are blind. Journal of Visual Impairment and Blindness, 73-83, 2010.

Stoffregen, T. A., Villard, S., Kim, C., Ito, K., & Bardy, B. G. Coupling of head and body movement with motion of the audible environment. Journal of Experimental Psychology: Human Perception and Performance, 1221-1231, 2009.