教員プロフィール

准教授
花田 光彦 Mitsuhiko Hanada
所属学科複雑系知能学科
専門分野視覚情報処理,視覚心理学
担当科目認知心理学,認知心理学演習,認知科学,心理学,実験・調査データ解析,認知システム特論
最終学歴京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了
学位博士(人間・環境学)
経歴2000年3月京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了.2000年5月に千葉大学文学部行動科学科助手に着任.2004年4月に本学着任.2005年4月より,本学助教授(2007年度から准教授).日本視覚学会会員,日本心理学会会員,日本基礎心理学会員,日本色彩学会会員,Optical Society of America会員.
着任時期2004/04

研究内容

視覚に関する情報処理について研究しています.特に,動いているものをどのようにヒトの視覚システムが処理しているのかについて研究しています.最近は,絵画知覚や色彩調和などの視覚的なものの美的判断についても興味を持っており,研究しています.

個人のページ:(http://www.fun.ac.jp/~hanada/index_j.html)

研究の魅力

何気なく私たちはものを見ていますが,実は脳の中では膨大な量の情報が処理されています.特定のものを認識する能力についてはコンピュータがヒトに勝ってきていますが,様々な環境で,色々なものを認識するという点では,まだまだヒトにはおよびません.このような難しい課題を難なくこなす素晴らしい視覚システムを解明するのはとても面白くて,意味のあることだと思っています.

実績

フライトシミュレーターなどを見ていると,自分が本当に動いていなくても動いているように感じられます.これは,視覚的な情報から自分の動きを感じ取っていることを意味しています.私は知覚実験によって,視覚的な運動情報からの自己運動知覚の特性を明らかにしてきました.そのデータをもとに,自己運動知覚における視覚運動情報の処理についてモデリングを行いました.その他に,周りのものが動いていると止まっているはずのものが反対方向に動いているように見える運動対比現象や,同じ方向に動いて見える運動同化現象について調べ,運動対比や同化が起こる条件などについて明らかにしてきました.また,絵画知覚,グレア刺激によるまぶしさ感などについての新たな発見をし,報告してきました.

主な著作・論文

1. Hanada, M. (2013). Analyses of color emotion for color pairs with independent component analysis and factor analysis. Color Research and Application, 38(4), 297-308.

2. Hanada, M. (2012). Luminance profiles of luminance gradients affect the feeling of dazzling. Perception, 41(7), 791-802.

3. Hanada, M. (2012). Difference between highlight and object colors enhances glossiness. Perceptual and Motor Skills, 114(3), 735-747.

4. Hanada, M. (2012). Investigation of center–surround interaction in motion with reaction time for direction discrimination. Vision Research, 59, 34-44.

5. Hanada, M. (2010). Differential effect of luminance contrast reduction and noise on motion induction. Perception, 39(11), 1452-1465.

6. Hanada, M. (2005). Phenomenal regression to the frontal and natural picture. Vision Research, 45(22), 2895-2909.

7. Hanada, M. (2005). An algorithmic model of heading perception. Biological Cybernetics, 92(1), 8-20.

8. Hanada, M. (2005). Computational analyses for illusory transformations in the optic flow field and heading perception in the presence of moving objects. Vision Research, 45(6), 749-758.

9. Hanada, M. (2004). Effects of the noise level on induced motion. Vision Research, 44(15), 1757-1763.

学生へのメッセージ

研究するということは,今まで誰も知らなかったことを明らかにするということです.新たな発見をするということは難しいことですが,発見できたときの喜びも大きいものです.君にしか見つけることができない何かを大学院で発見できたら素晴らしいですね.