教員プロフィール

准教授
竹川 佳成 Yoshinari Takegawa
所属学科情報アーキテクチャ学科
専門分野ヒューマンコンピュータインタラクション・教育工学・音楽情報科学・エンタテイメントコンピューティング
担当科目情報表現入門,情報表現基礎II
最終学歴大阪大学大学院 情報科学研究科マルチメディア工学専攻 博士後期課程修了
学位博士(情報科学)
経歴2007年大阪大学大学院情報科学研究科博士課程修了.同年より神戸大学自然科学系先端融合研究環重点研究部助教.2012年より公立はこだて未来大学システム情報科学部助教.2014年より公立はこだて未来大学システム情報科学部准教授,現在に至る.2011年にはMIT Media Lab.にてAssistant Visiting Professorを兼務.
着任時期2012/04

研究内容

ITを使って人の学習を支援する研究を推進しています.特に,数学などのお勉強の学習効率を高めるのではなく,ピアノ・書道・英会話・歌といった運動を伴う技能全般の学習を対象にしています.具体的には,鍵盤へのプロジェクションマッピングにより演奏を補助する情報が提示されるピアノや,タブレット(iPadなど)端末を使って書道においてバランスの良い文字が書けるようになる書写支援システムといった「新しい補助輪を作ったり補助輪を外す」研究,バレーボールのスパイクを打つ瞬間・スノーボードのターン時の重心の変え方などこれまで自分の動作を確認しづらかった技能のための「新しい鏡を作る」研究,練習中の気づきを促進したり,練習方略の構築を支援するといった「新しい練習記録帳を作る」研究,効率よく技能を学ぶだけでなく,楽しく技能を獲得したり,多少時間がかかっても楽に技能を獲得できる学習支援システムといった「新しい学ぶ体験を作る」研究などがあります.

研究の魅力

この研究をやっていてうれしいときは,学習者がこれまで難しいあるいはできないと考えていた技能を,提案したシステムを使って練習することで,「できた!」っという最高の瞬間に立ち合えることです.このとき学習者の目はキラキラしており,「もっと学びたい」「もっと練習したい」というオーラに包まれており,開発して良かったとうれしい気持ちでいっぱいになります.この研究は,頭の使い方(例えば,効率的な知識の獲得)だけでなく,身体の使い方(例えば,正確な動作獲得技術の確立)や,心の動き(例えば,モチベーションの維持や達成感)などについて多面的に考えないといけません.頭脳は高い論理的思考力や分析力をもつ研究者,心は感受性豊かな芸術家,身体はスポーツマンといったように研究活動を通じて心技体をバランス良く修練できるのもこの研究の魅力の1つだと思います.

実績

情報処理学会音楽情報科学研究会, ベストプレゼンテーション賞 (2004年8月).

日本ソフトウェア科学会 第17回インタラクティブシステムとソフトウェアに関するワークショップ, 対話賞 (2009年12月).

情報処理学会エンタテイメントコンピューティング2012 (EC 2012), デモ発表賞 (2012年9月).

ACM Conference on Advances in Computer Entertainment (ACE 2012), Bronze Paper Award (2012年11月).

2013年度情報処理学会山下記念研究賞(音楽情報科学研究会) (2014年3月).
2013年度情報処理学会山下記念研究賞(エンタテイメントコンピューティング研究会) (2014年3月).

情報処理北海道シンポジウム2014, 学術研究賞 (2014年10月).

IEEE Global Conference on Consumer Electronics (GCCE 2014), IEEE GCCE 2014 Outstanding Student Paper Award (2014年10月).

主な著作・論文

竹川佳成, 電子情報通信学会 知識ベース 2群(画像・音・言語)-9編(音楽情報処理), 2章 ``インタラクティブパフォーマンス/新世代楽器''担当, 電子情報通信ハンドブック, 電子情報通信学会(2012年).

竹川佳成, ヒト装着エレクトロニクス, 第3章 ウェアラブル利用による技術展開の可能性, 第7節 期待される利用場面 ``1 アート・エンタテイメント分野''担当, 株式会社 エヌ・ティー・エス(2014年).

竹川佳成, 寺田 努, 塚本昌彦, 西尾章治郎, ``追加黒鍵をもつ小型鍵盤楽器モバイルクラヴィーアIIの設計と実装,'' 情報処理学会論文誌, Vol. 46, No. 12, pp. 3163--3174 (2005年12月).

竹川佳成, 寺田 努, 西尾章治郎, ``鍵盤楽器のための実時間運指取得システムの構築,'' コンピュータソフトウェア(日本ソフトウェア科学会論文誌), Vol. 23, No. 4, pp. 51--59 (2006年10月).

村尾和哉, 竹川佳成, 寺田 努, 西尾章治郎, ``ウェアラブルコンピューティングのためのセンサ管理デバイスの設計と実装,'' 情報処理学会論文誌, Vol. 49, No. 9, pp. 3327--3339 (2008年9月).

竹川佳成, 寺田 努, 西尾章治郎, ``さまざまな演奏スタイルに適応可能な電子鍵盤楽器UnitKeyboardの設計と実装,'' コンピュータソフトウェア(日本ソフトウェア科学会論文誌) インタラクティブとソフトウェア特集, Vol. 26, No. 1, pp. 38--50 (2009年1月).

竹川佳成, 寺田 努, 西尾章治郎, ``鍵盤奏者のための小型鍵盤を用いた文字入力インタフェースの構築,'' 情報処理学会論文誌, Vol. 50, No. 3, pp. 1122--1132 (2009年3月).

村尾和哉, 寺田 努, 竹川佳成, 西尾章治郎, ``ウェアラブルコンピューティングのための消費電力を考慮したコンテキストアウェアシステムの構築,'' 情報処理学会論文誌, Vol. 50, No. 5, pp. 1456--1466 (2009年5月).

藤本 実, 藤田直生, 竹川佳成, 寺田 努, 塚本昌彦, ``ウェアラブルダンシング演奏システムの設計と実装,'' 情報処理学会論文誌, Vol. 50, No. 12, pp. 2900--2909 (2009年12月).

中田眞深, 児玉賢治, 藤田直生, 竹川佳成, 寺田 努, 塚本昌彦, ``プロジェクタによる一斉制御が可能なユビキタス光デバイスの設計と実装,'' 情報処理学会論文誌, Vol. 50, No. 12, pp. 2871--2880 (2009年12月).

澤 光映, 竹川佳成, 寺田 努, 塚本昌彦, ``演奏ルールを用いたウッドベースのための実時間運指取得システムの設計と実装,'' コンピュータソフトウェア(日本ソフトウェア科学会論文誌)インタラクティブとソフトウェア特集, Vol. 27, No. 1, pp. 56--66 (2010年2月).

Ikeda, J., Takegawa, Y., Terada, T., and Tsukamoto, M., ``Evaluation on Performer Support Methods for Interactive Performances Using Projector,'' iiWAS/MoMM2009 Special issue in Journal of Mobile Multimedia (JMM), Vol. 6, No. 3, pp. 207--226 (Sep. 2010).

竹川佳成, 寺田 努, 塚本昌彦, ``運指認識技術を活用したピアノ演奏学習支援システムの構築,'' 情報処理学会論文誌, Vol. 52, No. 2, pp. 917--927 (2011年2月).

丸山裕太郎, 竹川佳成, 寺田 努, 塚本昌彦, ``UnitInstruments: 楽器の機能要素を再構築可能なユニット型電子楽器の設計と実装,'' コンピュータソフトウェア(日本ソフトウェア科学会論文誌)インタラクティブとソフトウェア特集, Vol. 28, No. 2, pp. 193--201 (2011年5月).
竹川佳成, 福司謙一郎, Machover T., 寺田 努, 塚本昌彦, ``プロトタイピングが容易な絵楽器システムの構築,'' ヒューマンインタフェース学会論文誌, Vol. 14, No. 4, pp. 367--374 (2012年11月).
竹川佳成, 寺田 努, 塚本昌彦, ``リズム学習を考慮したピアノ演奏学習支援システムの設計と実装,'' 情報処理学会論文誌, Vol. 54, No. 4, pp. 1383--1392 (2013年4月).
菅家浩之, 竹川佳成, 寺田 努, 塚本昌彦, ``Airstic Drum:実ドラムと仮想ドラムを統合するためのドラムスティックの構築,'' 情報処理学会論文誌, Vol. 54, No. 4, pp. 1393--1401 (2013年4月).
竹川佳成, 寺田 努, 塚本昌彦, ``システム補助からの離脱を考慮したピアノ演奏学習システムの設計と実装,'' コンピュータソフトウェア(日本ソフトウェア科学会論文誌), Vol. 30, No. 4, pp. 51--60 (2013年10月).
Takegawa, Y., Fukushi, K., Machover, T., Terada, T., and Tsukamoto, M., ``A Prototyping Support System for the Creation of Painted Musical Instruments,'' International Journal of Arts and Technology (採録決定).
飛世速光, 竹川佳成, 寺田 努, 塚本昌彦, ``ギターのための触弦認識システムの構築,'' コンピュータソフトウェア(日本ソフトウェア科学会論文誌), Vol. 31, No. 2, pp. 57--66 (2014年5月).
(2011年5月).
竹川佳成, 福司謙一郎, Machover T., 寺田 努, 塚本昌彦, ``プロトタイピングが容易な絵楽器システムの構築,'' ヒューマンインタフェース学会論文誌, Vol. 14, No. 4, pp. 367--374 (2012年11月).
竹川佳成, 寺田 努, 塚本昌彦, ``リズム学習を考慮したピアノ演奏学習支援システムの設計と実装,'' 情報処理学会論文誌, Vol. 54, No. 4, pp. 1383--1392 (2013年4月).
菅家浩之, 竹川佳成, 寺田 努, 塚本昌彦, ``Airstic Drum:実ドラムと仮想ドラムを統合するためのドラムスティックの構築,'' 情報処理学会論文誌, Vol. 54, No. 4, pp. 1393--1401 (2013年4月).
竹川佳成, 寺田 努, 塚本昌彦, ``システム補助からの離脱を考慮したピアノ演奏学習システムの設計と実装,'' コンピュータソフトウェア(日本ソフトウェア科学会論文誌), Vol. 30, No. 4, pp. 51--60 (2013年10月).
Takegawa, Y., Fukushi, K., Machover, T., Terada, T., and Tsukamoto, M., ``A Prototyping Support System for the Creation of Painted Musical Instruments,'' International Journal of Arts and Technology (採録決定).
飛世速光, 竹川佳成, 寺田 努, 塚本昌彦, ``ギターのための触弦認識システムの構築,'' コンピュータソフトウェア(日本ソフトウェア科学会論文誌), Vol. 31, No. 2, pp. 57--66 (2014年5月).

学生へのメッセージ

私の研究テーマである身体技能の熟達は,HCI(Human Computer Interaction),認知心理学,教育工学,スキルサイエンス,機械学習,信号処理,ロボティクスなどさまざまな分野の技術や知識を必要とします.未来大学には,各技術を専門とする教員や,分野横断的な研究をしている教員がおり,オープンマインドな先生方は惜しみなく自身の技術や知識を提供してくださり,研究を進めるために必要な技術や知識を最短ルートで獲得できます.また,学内を歩いているだけで刺激的な研究や開発物に出会うことが多く,研究のヒントがたくさんころがっています.先駆的な研究を進めるために必要な最高な人と環境が,未来大にはそろっており,世界をアッと驚かせる研究を一緒にやりましょう!

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