教員プロフィール

准教授
田中 吉太郎 TANAKA, Yoshitaro
所属学科複雑系知能学科
専門分野現象数理学:数理モデリング、数値計算、解析
担当科目解析学I(学部共通1年次必修)、解析学II(学部共通1年次必修)、システムと微分方程式(複雑系コース2年次必修)、システムと微分方程式続論(複雑系コース3年次選択)
学位博士(数理科学)(明治大学、2016年3月、第十八号)
経歴2010年3月 明治大学理工学部数学科 卒業
2010年4月 明治大学大学院理工学研究科 博士前期課程基礎理工学専攻 入学(2012年3月修了)
2012年4月 東京都立秋留台高等学校・教諭 採用(2013年3月退職)
2013年4月明治大学大学院先端数理科学研究科 博士後期課程 現象数理学専攻入学(2016年3月修了)
2016年4月 北海道大学大学院理学研究院・博士研究員
2018年4月 はこだて未来大学講師
着任時期2018/4/1

研究内容

自然界で観察される様々なパターン形成に興味があり、そのメカニズムやパターンの裏に潜む数学的な構造の研究を進めています。パターンの形成機構を動機として、数理モデルを提案し、そのモデルの数値計算と解析を行っています。研究では、植物に見られる花の並び、動物の体表パターン、猩々蝿の視覚中枢の発生を対象に、反応拡散系や、積分核つきの非局所相互作用をもった発展方程式(非局所発展方程式)を扱っています。
https://www.fun.ac.jp/~y-tanaka/

研究の魅力

自然界には様々なパターンが存在し、それらは、一見すると複雑に見えますが、秩序や規則を見いだすことができます。キリンやパンダの表皮には迷路模様やドット模様、ヒマワリなどの植物の花には幾何学的な模様を観察することができ、我々の身近にいる生物は、複雑な組織や器官を自発的に形成させます。数学を用いることで、これらの現象を定式化し、パターンの形成機構や仕組みを数学的に理解できることが、研究の魅力だと思っています。また、現象の機構の理解を動機として、新しい数学の理論を構築できることも研究の面白さです。

実績

【受賞歴】
2016年 7月 The 11th AIMS ConferenceのStudent Paper Competitionにて、最優秀賞を受賞
2014年 7月 The 10th AIMS ConferenceのStudent Paper Competitionにて、ファイナリストに選出
2011年10月 MIMS 現象数理学シンポジウム
にて、優秀ポスター賞を受賞
2011年9月 第21回日本数理生物学会
にて最優秀賞ポスター賞を受賞

主な著作・論文

(Accepted) H. Ninomiya, Y. Tanaka, H. Yamamoto, Reaction-diffusion approximation of nonlocal interactions using Jacobi polynomials, accepted in Japan Journal of Industrial and Applied Mathematics, Springer, 2017
(査読有)Y. Tanaka, H. Yamamoto, H. Ninomiya, Mathematical approach to nonlocal interactions using a reaction-diffusion system, Development Growth and Differentiation, 59, a special issue: Mathematics, Physics, and Engineering in Biology, pp 388-395 (2017)
(査読有)H. Ninomiya, Y. Tanaka, H. Yamamoto, Reaction, diffusion and non-local interaction, J. Math. Biol., Springer, 75, 1203–1233 (2017)
(査読有)Tanaka, Y, Mimura, M, Ninomiya, H: “ A reaction diffusion model for understanding phyllotactic formation”, Japan Journal of Industrial and Applied Mathematics, Springer, 33, pp183-205 (2016)

学生へのメッセージ

数学を用いることで、様々な現象に対して問題を見つけて、定式化し、解決することができます。数理モデリング・数値計算・解析を通して一緒に研究に取り組みましょう。

関連リンク