重点研究・戦略研究の推進
情報系の大学の中でも、社会をデザインするための情報技術、人間を中心に据えた情報技術の展開を重視し、そのために教員間で常にオープンな共同研究が組織されているのが、本学の特徴です。社会連携センターは、新しい研究の萌芽や、研究成果の潜在的な価値を見据え、産学連携や社会連携による価値の創出を支援・推進しています。これまで学内の研究助成制度を活用して、システム情報科学の独創的な研究、地域連携・社会連携に資する研究の成長を図ってきました。本学らしい重点領域・戦略領域を育て、学術的貢献のみならず、地域への技術移転、知的財産化の価値を広げ、社会のイノベーションに貢献するための支援に取り組んでいます。
コラボラティブ・ラボラトリ(コ・ラボ)制度
重点研究・戦略研究の組織的な発展を支援する新たな制度として、2012年度より「コラボラティブ・ラボラトリ」(略称:コ・ラボ)がスタートしました。専用施設や専従研究員などは持たず、全学の教員を横断して柔軟に編成されるプロジェクト型の研究所です。
コ・ラボ名称 | ラボ長 | 研究テーマ |
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観光用ロボットラボ | 松原仁 教授 |
はこだて振興シンボルとしてのいか型ロボットの開発 |
スマートシティ はこだてラボ |
平田圭ニ 教授 |
人口30万都市の函館をモデルケースとした、「日本型スマートシティ」の実体化のための研究と、その函館圏へのITによる活性化 |
ノーマリーオフ コンピューティングラボ |
松原仁 教授 |
ノーマリーオフ*の半導体を用いたデマンド交通システムの実証実験 *待機時電力消費をオフにするなど、徹底した低消費電力化を志向すること |
マリンIT・ラボ | 和田雅昭 教授 |
マリンITは地域産業である水産・海洋と情報技術が融合した本学た提唱する新しい研究分野であり、総合的な水産・海洋情報学をテーマとする |
ショートショート 自動生成ラボ |
松原仁 教授 |
星新一作品を題材としたコンピュータによるショートショートの自動創作の研究 |