関数の仕様

main関数(pursuit.cファイル参照)


格子世界の初期データを読込み，格子世界とゲームの進行を管理し，以下で規 定される全ての関数を呼び出す． ゲームで捕食者が勝利した場合は以下のようなメッセージを出力して終了する．

Game Over!! Winner Predator (** clock)!!

main関数を作成する上で注意する点．

1. Predator関数およびPrey関数を呼び出した後に，ゲームが終了したかど うか(捕獲されたかどうか)を判定する．
2. クロック毎に画面をリフレッシュし，新しい状況を描画する．その 時に，その時のクロックも表示する．
3. オブジェクトは以下のオプションを受付けるようにする(以下ではオブジェ クト名を仮に "run" とする)．

          	%run  [-v viewsize]
   
   	(オプションの説明)
   
   	-v	視界のサイズ
   		このオプション指示子の後に与えられた正の整数を視界の
   		サイズにセットする．例えば -v のオプションとして 3
   		が与えられたら，各エージェントのいるグリッドから上下左右
   		3近傍グリッド(各エージェントのいるグリッドを中心として
   		49個の近傍のグリッド)が見えることとする．オプションが与え
   		られなかった場合は，ディフォルトでサイズ2に設定する．
   
   

4. 二人以上のエージェントが同一グリッドに入ることはできない．ある時 点から次の時点で，もしも捕食者と獲物が同一グリッドに移動するよう決定し た場合は，捕食者の動作を優先する．二人以上の捕食者が同一グリッドに入ろう とした場合は，いずれかの捕食者を優先する(どの捕食者でも構わない)．

関数名

main

引数

なし

戻り値

0

正常に終了した場合．

-1

データファイルが読み込めなかったなどのエラーのとき．

エラー時の動作

指定されたファイルが存在しなかった場合は"File not found."とエラー メッセージを出力して終了する．

初期状態データファイルの読み込み関数(pursuit.cファイル参照)


指定された初期状態データファイルからデータ読み込む． ファイル名が指定されなかったり，指定されたファイルが 存在しない場合は，エラーメッセージを出力して処理を終了．

関数名

ReadInitConf

第1引数

格子世界を表す16×16の整数型二次元配列

第2引数

ファイル名(文字列)

戻り値

0

ファイルが正しく読み込めた場合．

-1

ファイルが正しく読み込めなかった場合．



• ファイルの読み込みに関する参考資料

Predator関数 (predator.cファイルに入れる)


格子世界を表す整数型二次元配列を受け取り，各捕食者関数(Predator1から Predator4まで)をそれに対応する格子世界のデータを渡して呼出す．

各捕食者関数から渡される次の動作としては, 'u'(upの意味．上方の隣接自由 格子へ移動する), 'd'(downの意味．下方の隣接自由格子へ移動する), 'l'(leftの意味．左方の隣接自由格子へ移動する), 'r'(rightの意味．右方の 隣接自由格子へ移動する), 's'(stayの意味．動かない)の5種類が許される． これらの各動きを表す値は全て文字定数である．ただし， pursuit.cをみればわかるように，実際の関数インタフェースでは文字型では なく整数としてある．．

これ以外の文字は，関数呼び出し側において 's'(つまり動かない)と解釈され る．また，障害物のある格子や，格子世界の外に飛び出すような行動も，関数 呼び出し側において 's'(つまり動かない)と解釈される．

関数名

Predator

第1引数

格子世界を表す16×16の整数型二次元配列 (Predator1用)

第2引数

格子世界を表す16×16の整数型二次元配列 (Predator2用)

第3引数

格子世界を表す16×16の整数型二次元配列 (Predator3用)

第4引数

格子世界を表す16×16の整数型二次元配列 (Predator1用)

第5引数

Predator1の次の動作(整数へのポインタ)

第6引数

Predator2の次の動作(整数へのポインタ)

第7引数

Predator3の次の動作(整数へのポインタ)

第8引数

Predator4の次の動作(整数へのポインタ)

戻り値

なし

Predator1〜Predator4関数 (predator.cファイルに入れる)


Predator関数から，自分に対応する格子世界を表す整数型二次元配列を受け取 り，次の動作を決定する．行動戦略として，乱数その他を用 いてランダムに動くだけの戦略は禁止とする．

次の動作としては, 'u'(upの意味．上方の隣接自由 格子へ移動する), 'd'(downの意味．下方の隣接自由格子へ移動する), 'l'(leftの意味．左方の隣接自由格子へ移動する), 'r'(rightの意味．右方の 隣接自由格子へ移動する), 's'(stayの意味．動かない)の5種類が許される． これらの各動きを表す値は全て文字定数である．ただし， pursuit.cをみればわかるように，実際の関数インタフェースでは文字型では なく整数としてある．．

これ以外の文字は，関数呼び出し側において 's'(つまり動かない)と解釈され る．また，障害物のある格子や，格子世界の外に飛び出すような行動も，関数 呼び出し側において 's'(つまり動かない)と解釈される．

関数名

Predator1(Predator2,Predator3,Predator4も同様)

第1引数

格子世界を表す16×16の整数型二次元配列

第2引数

Predator1の次の動作(整数へのポインタ)

戻り値

なし

Prey関数 (prey.cファイルにいれる)


格子世界を表す整数型二次元配列を受け取り，獲物の 次の動作を決定する．行動戦略として，乱数その他を用 いてランダムに動くタイプの戦略は禁止とする．
次の動作としては, 'u'(upの意味．上方の隣接自由格子へ移動する), 'd'(downの意味．下方の隣接自由格子へ移動する), 'l'(leftの意味．左 方の隣接自由格子へ移動する), 'r'(rightの意味．右方の隣接自由格子へ移 動する), 's'(stayの意味．動かない)の5種類が許される． これらの各動きを表す値は全て文字定数である． ただし， pursuit.cをみればわかるように，実際の関数インタフェースでは文字型では なく整数としてある．．
これ以外の文字は，関数呼び出し側において 's'(つまり動かない)と解釈され る．また，障害物のある格子や，格子世界の外に飛び出すような行動も，関数 呼び出し側において 's'(つまり動かない)と解釈される．
関数名
Prey
第1引数
格子世界を表す16×16の整数型二次元配列
第2引数
次の動作(整数へのポインタ)
戻り値
なし
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