分散協調システム 講義概要
Syllabus of "Distributed Cooperative System"
<配当年次,開講時期,単位数,必修/選択,担当教官>
3年,後期,2単位,選択,大沢 英一
<テーマと目標>
複数のロボットやソフトウェアエージェントが分散環境において協調的に動作
するための数理的理論と具体的な手法について学び,応用に関する現状を理解
する.
<講義内容>
分散協調システムとは,複数の自律的なシステムが,局所的な情報をもとに互
いの動作を整合させながら,より大域的な協調を達成することを目的としたシ
ステムである.この講義では,分散協調システムの基礎理論から応用までを学
ぶ.まず,分散協調システムの必要性と利点について理解するとともに,基本
的な技法について学ぶ.続いて,協調,競合解消,そして交渉にかかわる基礎
的数理について学ぶ.最後に,マルチエージェントシステムの構成,協調機構,
さらに応用について学ぶ.
<講義計画>
- 分散協調問題解決の概要
- 非協力,協力ゲームの基礎
- 交渉の数理
- 合理的エージェント
- マルチエージェントシステム
- 協調の手法
- 組織的問題解決
- 応用
<成績の評価方法>
課題/レポート,およびラボの総合的な評価による.
未提出のレポートやラボがある場合には不合格となる.
<教科書>
特に指定しない.
<履修にあたっての注意事項>
特になし.
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