O m n i u m l l







 身体を「コード化した視覚情報」として、身体そのものを痕跡として 留める12枚の半透明のパネル(スクリーン)に投影し、新たな身体の 再構築とその統合を試みる場を設ける。  その場における音情報と、その場に浮遊し拡散と集束を繰り返す断片 化した15片の視覚情報は、新たな身体の全体性を回復させるものである。 新たに創出された身体の全体性とは、再構築と統合による総体としての全 体性だけではなく、アブダクション(仮説設定)としての全体性でもある が、その構造はあくまでフラグメント(断片的形態)である。 また、その場における生身の身体には、本来持っている身体の全体性と、 適応によって組み替えられた断片の総体を身体とする全体性が共存してい る。この生身の身体と新たな身体は、相対する関係でありながら、補填す る関係を有している。  本作品は、「完結した一つの形態の中に、全体としての概念と、断片と しての概念が共存している」という構造の提示である。Omnium が現在の失われつつある身体性を補填し、本来の全体性を回復できる場となれば幸いである。

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The information of the body will be replaced and unified with the cording visual information and the relief which reflects the form. Furthermore, for recovering the entirety, it will be also unified with the sound. That entirety of the body which is created on Omnium has two entirety, one is the whole body by reconstruction and reunifying and another is the entirety as an abduction. However that structure is still fragmental. There are the original entirety and the reconstructing entirety of the body changed and fragmented by application in real body. This real body and Omnium body make up for each other though they are contrastive. Omnium is one presentation that a complete form has two concepts as a whole and as fragment. I will be happy if Omnium could become a clue to fill up the body which is losing and recover the original entirety.