Perception Design
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人間の知覚機能を拡張するインタラクティブシステムを作る  
   
 人間の知覚の成り立ちを学び,人間と新しい環境のユーザインタラクティブシステムを制作することを目的とし,公立はこだて未来大学のプロジェクト学習の一環として,15名で1年間活動を行ってきた.
 
 
プロジェクト学習とは?

 10〜15名の学生および2〜3名の教員で一つのプロジェクトを構成し,他大学,企業,地域社会と連携して,1年間かけて1つのテーマに取り組むものである.テーマは,未来大学の講義内容だけでなく,実社会の問題からも選ばれる.学生は自分に合うプロジェクトを選択し,担当教員と共に,問題提起から問題解決までのプロセスを実際に体験する.

公立はこだて未来大学
プロジェクト学習
  インタラクティブシステムに求められること

 GUIが完成した現在,熟してきた技術として「いつでも,どこでも,だれでも」使用することが出来るウェアラブルコンピュータや物理量を電気信号に変換する電気回路構成要素である「センサ」といったものがあげられる.今日,これらを用いたインタラクティブなシステムは様々な分野の可能性を広げ,注目を集めている.
 そして今,このようなシステム,またそれに関するデザインに求められていることは,現実世界での直観的な操作,自然な知覚システムを活かした新たなインタラクティブシステムなのである.
  知覚デザインの可能性

 「知覚デザイン」の世界は人間の五感をそのままの形で活かすだけではなく,「今までの人間の能力を超えた新しい知覚を持ったとき,何を感じるだろうか,どんなことが出来るだろうか」という範囲に及んでいる.新しい知覚を作り上げるとは「知覚を拡張する」ということである.例えば,手で食べ物をもって触覚を確かめたときに,その味がわかるようになる,キリンの目を持つことで,普段見られない遠くの世界まで見渡せるようになる,というものである.
 このように,知覚の世界自体の可能性を無限に見ることで,さらにそこに繋がるインタラクティブなシステムの種類にも,限界数がなくなるのである.
 
 
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