著作権侵害に気づかずに発表資料を作成し,直前に修正が必要となるプロジェクトがこれまでに複数でてきてしまっている.そのため,プロジェクト紹介動画/Webサイトで用いているすべての画像・動画・音源資料に関して著作権上利用に問題がないことを確認したうえで,下記のように著作者を明記することを必須とする.
メインポスターに関しては著作権者の明記を必須とはしないが,同様に著作権上の問題がないかを必ずチェックすること.
- 著作者の明記に関して
- プロジェクト紹介動画:動画の最後に,動画内で用いた画像・動画・音源資料とその著作者の一覧を入れる
- プロジェクト紹介Webサイト:トップページの末尾に,用いた画像・動画・音源資料とその著作者の一覧を入れる
- プロジェクトで作成した画像・動画・音源資料を用いる場合にも,それがプロジェクトのメンバーによって作成されたものであることを必ず個別に明記すること.
- 利用可能な著作物
出典を明記すれば画像・動画・音源資料を自由に用いてよいわけではない.本人が作成していない画像・動画・音源は基本的には利用できない.例外的に利用できるのは下記の場合などいくつかに限定される.
- 著作者が明示的に許諾している場合
- Creative CommonsやGNU Free Documentation Licenseなどのライセンスで利用が認められている
- 有料販売の商品で,購入者が公開する形での利用が許可されている(有料のイラスト集,BGM集など)
- ロゴマークなどで個別の使用許諾条件を満たしている
- 著作権法で認められている正当な引用の範囲内
- 引用対象に対する批評や考察を行うことが目的で,かつ引用の範囲が必要最低限と認められる場合
(基本的には学術論文や文芸批評などで,分析・批評対象を引用する場合に認められるもの)
- よくある著作権侵害を避けるために
- 商品等の写真は企業等のWebサイトにあるものは使わず,自分たちで撮る
- 作品等の著作物を引用する場合,画像や音源資料は用いずに,自分たちの言葉で言及するだけにとどめる
- 原理や手法等を説明するために解説本・解説Webサイト等の図表を使わない,解説に必要な図表は自作する
4.5.6 進行手順
4.5.6.1 事前準備
- 発表一週間前18時までに提出する物
- 前々日18時までに提出する物
- 前日24時までに提出する物
- アップロードしたプロジェクト紹介動画/WebサイトのURLをプロジェクト学習サポートサイトに提出
4.5.6.3 発表
プロジェクトメンバーを前半発表者と後半発表者に分け,発表と他プロジェクトの評価を交互に行う. ただし,人数の少ないプロジェクト(原則5名以下)に関しては,前半もしくは後半の発表を免除するので申し出ること.
- 発表担当時間内:
- 発表担当のメンバーがZoomのブレイクアウトルーム内で待機し質疑応答を行う.質疑応答は前半・後半それぞれを各3回に分けて行う.グループ内で各回の発表者を交代することにより,できるだけメンバー全員が質疑応答の担当をすること.発表担当のメンバーの全員が同時にブレイクアウトルーム内にいる必要はない.ただし,質疑応答中にブレイクアウトルームには最低二人は残り,そのうち一人は問題が起きないように管理すること.管理者は交代などのタイムキーピングも行う.
- ブレイクアウトルーム内でZoom bombing等の不適切な言動があった場合は,該当者をブレイクアウトルームから除外するなど必要な対処をし,速やかにプロジェクト学習WGに報告すること.
- 発表担当時間外:
- 各プロジェクトの評価回収フォームから評価を入力する.
- 質疑応答は前半・後半それぞれを各3回に分けて行う.すべての学生には少なくとも他の『3つ』のプロジェクトの評価を行うことが義務付けられる.
- 評価対象のプロジェクトに対しては,該当のZoomのブレイクアウトルームに参加し必ず質疑応答を行うこと.
- 評価は発表当日中に必ず評価フォームに記入すること.
- 発表形式:
- 質疑応答では質問希望者は挙手ボタンあるいはチャットで質問があることを明示する.質問希望者の中から司会者が発言する質問者を指定する.指定された質問者はマイクをOnにして質問を行う.
- 質問希望者は司会から指定されるまでビデオ・マイクをOffにすること.
- 質問への返答には,ポスター,動画やスライドなどを画面共有して用いて良い.また,質疑応答の時間中に、ポスターの説明やスライドでの発表を合わせて行ってもかまわない.ただし,必ず評価者が質疑応答を行える時間は確保すること.
- 発表開始・終了:
- 前半および後半の開始と終了はスケジュール通りに行うこと.
4.5.6.4 当日発表時間終了後
- 評価回収フォームのデータは発表会終了後にWGから各プロジェクトに提供する.後日評価回収フォームのデータに対して,4.5.6.5の作業を行う.
4.5.6.5 発表会後
発表会終了後,各プロジェクト・グループで,自分たちの発表の反省・評価を行う.
- 評価回収フォームのデータに対して:
内容を集計し,その内容に対して少なくとも以下の程度の解析,検討,評価を行う.
- 回収した評価の件数
- 発表内容と発表技術に関して各々下記についてまとめる
- 評価内容を踏まえて,自分のグループの評価を行う
キーワード(目的,現状の把握,今後の計画の具体性,表現力,チームワーク)をもとに,自分たちの発表を5段階で客観的に評価すること. なお,評価の理由も併記すること.
これらの集計・解析・検討・評価の結果をグループ報告書に必ず記載すること.必要に応じて個人報告書にも記載してもよい.アンケートそのものを添付する必要はない.