リフレクション
今後の展望として以下の2点が考えられる.
1.3人以上のユーザによる,新しい形のコミュニケーションの可能性.
例えばユーザが全員で手をつないで輪になったときや,パーティー会場で多数のユーザと握手してまわるという状況を考える.すると,自分の視界は隣の人へ移り,隣の人からまたすぐに隣の隣の人へうつる.まるでルーレットのように,輪の中でどんどん視界が切り替わっていく.また,自分が握手をした相手が,また違う人と握手をすることにより,『自分の“目”はどこへ行ってしまったの?』『この“目”は一体誰の目なの?』という事態が起こる.そうした状況でユーザはどのように感じ行動するのだろうか.相手の視界の方角や位置関係から,相手を特定しようとするかもしれない.また,自分の“目”が誰かに見られていることを恥ずかしいと感じて,取り返そうと行動するかもしれない.こうしたことは,新しいコミュニケーションの形になるのではないだろうか.
2.他の感覚器官の情報を共有すること.
視覚情報以外の聴覚や触覚など他の感覚器官の情報を共有することにも幅を広げて考えて行きたい.たとえば相手の聞いている音や,相手の触っている触感,相手の食べたものの味など視覚以外の情報の共有からも相手の気持ちに近付くアプローチを考えたい.
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