背景

 followを使用して実際にコミュニケーションをしてもらい、デバイスを用いることによるコミュニケーションの変化が生じるのか調査するため、アンケート調査・プロトコル分析を用いて評価実験を行いました。
 follow班では、一人でコミュニケーションする実験と二人でコミュニケーションする実験を行いました。まずデバイスを使用してもらい、集中とリラックスの練習をしてもらいました。その後、一人でコミュニケーションする実験では、デバイスを使って輪投げをしてもらいました。また、二人でコミュニケーションする実験では、デバイスを使ってデバイスを題材として話し合ってもらいました。その後、アンケートに答えてもらいました。


Q.自分の脳波だと感じられますか?(一人の場合)
Q.自分の脳波だと感じられますか?(二人の場合)



 結果について、まず一人でコミュニケーションする実験では、自分の脳波だと感じられた、操作感があったという回答が多かったです。しかし、二人でコミュニケーションする実験では自分の脳波だと感じるという回答は少なかったです。二人でコミュニケーションする時、人の声や表情に集中してしまい、脳波をあまり意識しなくなることが原因ではないかと私達は考えました。また二人でコミュニケーションする実験では、聴き手と話し手によって脳波状態が違うことがわかりました。話し手が集中し、聴き手がリラックスするという状態が良く見られました。そして、話し手と聴き手が入れ換わると脳波状態も入れ換わるという現象を見ることができました。また、被験者から今まで行っていたコミュニケーションに脳波情報という付加効果があったという回答がありました。

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