Sato (Nao) Laboratory, Future University Hakodate

トップ

研究

業績

卒業研究

リンク
卒業研究/修士研究

佐藤(直)研究室の卒業研究では、ヒトの認知・記憶・運動などの特性を心理実験・生体計測実験などを用いて調べ、情報科学分野での応用を試みます。学生の研究への問い、興味、希望をもとに、教員との議論を通じて、真面目に1年取り組んで良い結果が得られれば外部発表もできるよう研究目的を定めます。卒業研究はポジティブな結果は必ずしも要しませんので、大きい疑問から始まる研究を歓迎しています。

修士研究では、単に実験計測の解析にとどまらず、ヒト認知の特性をモデル化して、その一般性や応用可能性を示すことが求められます。自力で英語論文を読み、研究の国際的な状況をよく理解し、実験を行い、プログラムを書き解析やシミュレーションを行う気概が必要です。もちろん教員も最大限協力します。研究は必ずしも意味のある結果が得られる保証はなく苦しい時間もありますが、楽しんで研究しましょう。

教員が特に専門とする「神経同期活動に関する機能数理モデル(と実験の融合)」の研究テーマは、これまでほとんど扱っていませんが、学士から修士の一連の研究として取り組む場合にはお勧めしています。

これまでの修士研究テーマ

2018年度(H30)
鈴木千尋: Doc2Vecを用いた国語記述答案の自動評価
(Evaluation of descriptive type answers using Doc2Vec)

2015年度(H27)
山本泰毅: 個人の顔特徴に基づく顔空間中心の推定
(Estimation of the center of face-space by using individual facial features)

これまでの卒業研究テーマ

2022年度(R04)
・中山: 脳波計測を用いた屋外と屋内における有酸素運動のリラクゼーション効果の検討
・菊池: 活動量計を用いた音と振動による目覚めの評価
・田表: 脳波BCIにおける意図方向検知システムの開発

2021年度(R03)
・笹森: 不作為を含むモラルジレンマ課題を用いた道徳判断
・海老原: エピソード記憶モジュールを用いた省メモリアーキテクチャの構築
・岩ア: 脳波測定によるオンライン型講義の学習効果の検証

2020年度(R02)
・菅原: 脳波特徴抽出を用いた焚き火映像によるリラクゼーション効果の測定
・谷山: 触覚感覚による記憶力向上の効果
・笹森: 音声認識を用いたパソコン要約筆記支援システムの検討及び開発

2019年度(R01)
・田島: リアルタイムではないアバターの動作が自己意識に及ぼす影響
・鈴木: 複数人での記憶が画像暗記課題に与える影響
・富塚: 深層学習による無表情の正面顔からの健康状態の推定
・古川: 映像手がかりを用いた会話経験の想起支援

2018年度(H30)
・小松: 創造的作業と単純反復作業における脳波の研究
・替地: 孤食と共食がおいしさに与える影響
・増川: バスケットボールにおけるフロー状態時の精神状態と脳波の関係性
・木戸: インスタグラム利用者の心理傾向と社会学的考察
・瀧: 交互タッピング課題と発話課題の比較研究

2017年度(H29)
・江田: ウェアラブルカメラを用いた屋内におけるナビゲーションと探索行動
・庭田: 錯視を用いた被服デザインがもたらす影響
・池田: サッカーリフティングの動作解析
・白井: 画像特徴量を用いた物体選好

2016年度(H28)
・棟方: 左利きの書字による疲労の軽減
・若山: コミュニケーション円滑のための新しいアイスブレイクゲームの提案


2015年度(H27)
・藤池: 背景音楽の学習効率に及ぼす影響
・祐川: 競走データを用いた競走馬の屈腱炎の要因に関する研究
・松本: 繰り返し学習における咀嚼が長期記憶能力に及ぼす効果
・山田: サッカー観戦時における脳波の評価

2014年度(H26)
・久田: 利き鼻の研究
・栗須: 音の不快さに関する研究
・山本: 方向音痴の人が迷わない方法の開発
・久米田: 卓球の壁打ち練習の効果に関する研究
・寺田: テキストマイニングを用いた夢の成因に関する研究

2013年度(H25)
・木村: 脳波をコントールするアプリケーションの開発と評価
・渡辺: 眼球運動を用いたWebページ探索の効率に関する研究
・野久: 書き出し文における文章構造と読みやすさの関係についての研究
・山本: 個人の魅力顔予測モデルの作成
・岩山: 立体的錯視の実物と3Dモデルの錯視効果量の検討
・澤田: スマートフォンのアプリケーションゲーム使用時の指先運動による脳の活性化

2012年度(H24)
・佐藤: 複数人タッピングにおける脳波の同期に関する研究
・岡崎: ドラムセッションにおける音と脳波の関係に関する研究
・高見: 多人数脳波と心拍の関係性の研究
・松浦: バントの予備動作が確実性に与える影響
・牛込: 自然音によるストレス軽減の研究
・新妻: 音楽がもたらす歩行動作への影響

2011年度(H23)
・菊地: 食材の嗜好によるおいしさの評価:カレーライスはなぜおいしいのか?
・廣田: 文芸作品の文章の評価に関する研究
・石中: ライフログカメラを用いたエピソード記憶の研究
・小林: 音響とノイズの知覚に関する研究(確率共鳴と音質の向上)
・林田: 脳波計測を用いた無酸素運動による爽快感の研究

2010年度(H23)
・河村: Twitterを用いた精神的ストレスの緩和
・三原: 居眠り事故防止のための脳波モニタリングによる仮眠の制御
・太田: 脳波の歩行速度依存性の評価
・田代: 生体指標を用いた脳波アルファ波増幅による緊張緩和効果
・山田: WE-FDTD法による高周波電磁波の脳内SAR評価
・横山: ポジティブなフィードバックによる内発的動機付けの向上