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マルチユニット仮想生物ロボットの開発


本プロジェクトの目標は,単体では単純な動作(障害物回避,目標追尾など)しか行わないロボットを複数作成し,生物的な動きを実現することです.例えば,近くのロボットと進行方向を同調させる能力しか持たないロボットを複数製作し自由に走行させると,各ロボットはお互いの進行方向に影響されて群れを作るようになります.この様に複数のロボットで一つの生物的な動きを実現することを目指して活動しました.

マルチユニット仮想生物ロボットの開発
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本プロジェクトではメンバーを3グループに分けました.グループAは単体の中央ユニットと複数の周辺ユニットのロボットでクラゲの動きを再現しようと試みました.周辺ユニットは中央ユニットと常に同じ距離を保ちます.中央ユニットが移動すれば周辺ユニットは中央ユニットに追従し,クラゲの動きを再現するという計画でした.グループBは狩りの様子を再現しようと試みました.肉食動物ロボットは肉食動物の特徴を,草食動物ロボットは草食動物の特徴を再現し,各ロボットは互いに通信を行いながら狩り,または捕食されないように振舞いました.グループCは魚や鳥の群れを再現しようと計画しました.各ロボットは周囲のロボットと進行方向を同調させる能力しか持ちませんが,自由に走行させる内に群れをなすように作成しました.

マルチユニット,ロボット,協調移動,狩猟,集団行動
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矢島雄一,石原由浩,水谷奈生子,秋谷怜奈,三沢英樹,山拓矢,瀬川まみ,梶田航世,太田功二,堺井祐基,吉武亮

大沢 英一,和田 雅昭,加藤 浩仁