プログラム
生命の起原および進化学会第35回学術講演会(2010年3月15日-3月17日)
講演時間は一般講演は20分、特別講演は60分(それぞれ討論時間を含む)です。シンポジウムは発表者により異なりますので、オーガナイザーにお問い合わせの上ご確認ください。3月15日(月)
<11:30 受付><12:00-13:00 昼食,編集委員会>
<13:00-13:10 挨拶・連絡>
<13:10-14:10 一般講演1-3> 座長:大内将吉
1.シスチンの硫黄K殻XANESスペクトル
○田邊真依子,泉雄大,杉木勝彦,桃木洋平,中川和道
(神戸大学・大学院・人間発達環境学研究科)
2.核酸塩基の光吸収スペクトル
○三本晶,今津亜季子,泉雄大,田邊真依子,中川和道
(神戸大学・大学院・人間発達環境学研究科)
3.アミノ酸の化学進化に有利な光子エネルギーの探索
今津亜季子1,泉雄大1,○中川和道1,内海裕一2
(1神戸大学・大学院・人間発達環境学研究科,2兵庫県立大学・高度産業技術研究所)
<14:10-14:20 休憩>
<14:20-15:40 一般講演4-7> 座長:田村浩二
4. 模擬星間物質から生成する複雑態アミノ酸前駆体の分析
○元山拓也1,谷内俊範1,大林由美子1,金子竹男1,吉田聡2,藪田ひかる3,三田肇4,
小林憲正1
(1横浜国大・院・工,2放医研,3阪大・院・理,4福岡工大・工)
5. アミノ酸前駆体の加熱重縮合により生成するポリアミノ酸の解析
○桑原裕典,三田肇
(福岡工大・生命環境)
6.タンパク質のマイクロ波促進加水分解の際のラセミ化の挙動
田中秀典,中村博之,芳本智彦,吉村武朗,○大内将吉
(九工大・院・生命情報工)
7. マイクロ波促進化学による生体高分子の加水分解反応
○中村博之,芳本智彦,木本征吾,脇野大輔,大内将吉
(九工大・院・生命情報工)
<15:40-16:00 休憩>
<16:00-18:00 シンポジウム1:生命の起源と複雑系>
座長:櫻沢繁,松野孝一郎
S1-1. 機能から構造へ:複雑系と化学進化の模擬実験
○春名太一
(神戸大学,JSTさきがけ)
S1-2. 生命とは何か?その起源と進化に迫る
○村瀬雅俊
(京都大学・基礎物理学研究所)
S1-3. 動的階層性を生成する非同期オートマトン、細胞や群れを例として
○郡司ペギオ幸夫
(神戸大学・理学部・地球惑星科学科)
S1-4. 複雑系を量子論から見直す
○松野孝一郎
3月16日(火)
<9:20-10:20 一般講演8-10> 座長:藤井紀子8. 水/超臨界二酸化炭素下におけるアミノ酸合成―初期地球・火星の炭酸泉におけるアミノ
酸生成の可能性―
○藤岡宏樹1,馬目佳信1,二村泰弘2,塩原友雄2,山本健二2,叶谷文秀2,星野昭芳2
(1東京慈恵会医科大学,2国立国際医療センター研究所)
9. 円偏光軟X線による不斉分解反応の可能性の検討:固相アミノ酸の軟X線自然円二色性
スペクトル測定
○泉雄大1,今津亜季子1,三本晶1,田邊真依子1,中川和道1,田中真人2,
安居院あかね3,室隆桂之4
(1: Kobe Univ., 2: AIST, 3: JAEA, 4: JASRI)
10. 円偏光紫外線およびβ線によるアミノ酸の分解とホモキラリティの起源
○島壮一郎1,鈴木孝嗣1,高橋淳一2,三田肇3,大林由美子1,金子竹男1,斉藤威4,
V. Tsarev5,N. Polukhina5,V. Ryabov5,G. Gusev5,阿達正浩6,保坂将人7,加藤政博6,
小林憲正1
(1横浜国大,2NTT,3福岡工大,4IAS,5Lebedev Phys. Inst.,6IMS,7名大)
<10:20-10:40 休憩>
<10:40-12:00 一般講演11-14> 座長:三田肇
11. トリプトファナーゼによるD-セリンからのトリプトファン合成反応経路の検討
○尾ア晴香,島田秋彦
(筑波大学・生命環境科学研究科)
12. アスパラギン残基の異性化がもたらすペプチドの性質の変化
○藤井紀子,貴田将司,藤井智彦
(京大・原子炉)
13. ペプチドの立体構造がアスパラギン酸残基のラセミ化反応に及ぼす影響.分子シミュ
レーションを用いた検討
○小田彰史1,2,小林佳奈1,高橋央宜1
(1東北薬大・薬,2阪大・蛋白研)
14. ペプチド・タンパク質中におけるスクシンイミドの生成と加水分解:量子化学計算からの
新知見
○高橋央宜1,鶴田萌1,松谷佳大1,小林佳奈1,小田彰史1,2
(1東北薬大・薬,2阪大・蛋白研)
<12:00-13:20 昼食,運営委員会>
<13:20-14:20 一般講演15-17> 座長:川村邦男
15. テトラグリシンに結合するRNAとその機能
○小寺彰吾1,田村浩二1,2
(1東京理科大学,2科学技術振興機構 さきがけ)
16. ナノアーキアGlyRSによるtRNAGlyの分子認識
○三宅秀明1,田村浩二1,2
(1東京理科大学,2科学技術振興機構 さきがけ)
17. アミノ酸ホモキラリティー選択性の分子基盤
○田村浩二1,2
(1東京理科大学,2科学技術振興機構 さきがけ)
<14:20-15:00 一般講演18-19> 座長:木賀大介
18. 生命の起原に関するGADV仮説を支持する証拠
○池原健二1,2,大石正1,服部宏3
(1奈良佐保短期大学,2国際高等研究所,3アルファ研究所)
19. 認知系としての生命の起源と進化の統一理論の構築へ向けて: 汎文化記号進化学
事始め
○大西耕二
(新潟大学・理学部・生物学科)
<15:00-15:20 休憩>
<15:20-16:20 一般講演20-22> 座長:池原健二
20. 星間有機物から生命へのシナリオ:物質進化からみた「たんぽぽ計画」の意義
○小林憲正1,伏見英彦1,三田肇2,中川和道3,藪田ひかる4,高橋淳一5,奥平恭子6,
矢野創7,橋本博文7,山岸明彦8
(1横浜国大・院・工,2福岡工大,3神戸大,4阪大,5NTT,6会津大,7JAXA/ISAS,
8東薬大)
21. 有機物・微生物の宇宙曝露と宇宙塵・微生物の捕集『たんぽぽ計画』PCR法による捕集
微生物の検出方法の検討
○河口優子1,杉野朋弘1,Yinjie Yang1,吉村義隆2,辻尭2,小林憲正3,橋本博文4,
田端誠4,山下雅道4,矢野創4,河合秀幸5,三田肇6,奥平恭子7,横堀伸一1,山岸明彦1
(1東薬大・生命,2玉川大・農,3横国大・院・工,4ISAS/JAXA,5千葉大・院・理,6福岡工大・
工,7会津大)
22. 地球周回軌道上での宇宙塵捕集法とその有機物分析法の検討
○伏見英彦1,河合純1,平子智章1,大林由美子1,金子竹男1,小林憲正1,三田肇2,
藪田ひかる3,今井栄一4,奥平恭子5,田端誠6,長谷川直6,河合秀幸7,丸茂克美8,
橋本博文6,矢野創6,山下雅道6,横堀伸一9,山岸明彦9
(1横浜国大・院・工,2福岡工大・工,3阪大・院・理,4長岡技科大,5会津大,6JAXA/ISAS,
7千葉大・院・理, 8産総研, 9東薬大・生命)
<16:20-16:30 休憩>
<16:30-17:30 特別講演> 座長:櫻沢繁
SL 創発への構成論的アプローチ:人工知能の立場から
○中島秀之
(公立はこだて未来大学・学長)
<17:30-18:00 移動>
<18:00-20:00 懇親会>
3月17日(水)
<9:20-11:20 シンポジウム2:海底熱水系と生命の起原>座長:小林憲正,今井栄一
S2-1. 34〜27億年前の海底熱水活動と微生物活動との関連:海底熱水場は起源の場か
進化の場か?
○掛川武
(東北大・大学院・理学研究科)
S2-2. 海底熱水噴出孔の熱水環境とアミノ酸の重合
○今井栄一,本多元
(長岡技術科学大学・生物系)
S2-3. Chemical “Revolution”の場としての海底熱水系
○小林憲正1,栗原広成1,平子智章1,大林由美子1,金子竹男1,高野淑識2,吉村義隆3,
三田肇4
(1横浜国大・院・工,2IFREE/JAMSTEC,3玉川大・農,4福岡工大・工)
S2-4. 熱水分析技術の開発と化学進化研究への展開
○川村邦男
(大阪府大・院・工)
S2-5. 太古の海底熱水環境と初期微生物生態系-室内実験によるアプローチ-
○加藤真悟
(東京薬科大学・生命科学部)
<11:20-11:30 休憩>
<11:30-12:00 総会>
<12:00-13:20 昼食>
<13:20-14:20 一般講演23-25> 座長:島田秋彦
23. DNA損傷部位の測定法(ラジカル基質を用いたAP site測定,comet assayの検討)
○高橋裕一1,青山正明2,押切剛伸3,太田伸男4,柴田晋平1
(1山形大学・大学院・理工学研究科,2山形県産業技術振興機構,3山形県立産業技術
短大,4山形大学・医学部・耳鼻科)
24. 普遍遺伝暗号への統一と遺伝子の水平伝播
小林晃大,○木賀大介
(東工大・総理・知能システム科学)
25. 古細菌/真正細菌の共通祖先の持っていた蛋白質の復元とその特徴
赤沼哲史,○横堀伸一,小林愛美,山岸明彦
(東薬大・生命)