音声合成システムの構築
このプロジェクトの目標はある音声の周波数や音高を分析することで特性を発見し,その特 性を変えて音声に音色を付け歌わせるソフトウェアを作ることです.このソフトウェアを作 ることで,音声の特性,信号処理などを学習しました.
前期の基礎理論の学習では,教科書として森北出版社の「線形離散時間システム入門」を用いて,その理解を深めていきました.後期では,作業効率を高めるために,GUI製作班,フィルタ製作班,ピッチ操作班,再生・録音プログラム製作班の4つのグループに別れ作業を行いました.GUI製作班は,最初に変換する曲の音符のデータを数値化し,それを表にまとめることで音源情報を作成し,そしてQt というGUI ツールを用いることで,より操作しやすいインターフェイスを製作することを目標としました.フィルタ班は音声からフォルマントを取り除く逆フィルタと,音声にメロディを付ける合成フィルタの作成しました.ピッチ操作班は,逆フィルタから出力された信号のピッチを変化させて音階を作り,さらにこれを曲の音源情報と対応させることでメロディをつけるように,プログラムを作成しました.再生・録音プログラム製作班は,C++のサンプルプログラムを元に,変換するための音声を録音するプログラム,そして変換した音声を再生するプログラムを作成しました.
音声, 周波数, アナログ信号, ディジタル信号
滝川憲行,木田真実,坂本憲弘,志村勇樹,渕辺識貴,金子貴洋,小沢建斗,瀧野修平,安田達也,桜井雄太,谷口弦太 ,山上裕介,武田育子
三木 信弘,高橋 信行