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小学生を対象としたエデュテインメントシステムの製作プロジェクト


エデュテインメントという言葉をテーマにして,小学生が楽しみながら学べる教育システムを開発しました.授業で扱われることの少ない『命の大切さ』についての理解をおぎなうことを目的にシステム開発を行い,さらに小学校において『命の大切さ』を『楽しく学ぶ』授業を展開しました.

小学生を対象としたエデュテインメントシステムの製作プロジェクト
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本プロジェクトでは,『教育』を意味する『エデュケーション』と『楽しむ』を意味する『エンターテインメント』をあわせた,『楽しく学ぶ』と言う意味の『エデュテインメント』を軸に,小学生が楽しく学べる教育ソフトウェアならびに教育カリキュラムを作成しました.そして本プロジェクトは,市内の小学校の協力のもとで行い,担当する5年生の総合学習の時間を借り,計5回(18時間)の授業で,10月から11月にかけて実際に授業を行いました. 今回,本プロジェクトのテーマとして「命の大切さ」をとりあげ,世の中にある様々な命のうち,『支えてくれる命』『引き継ぐ命』を取り上げ『食育プロジェクト』とし,『育む命』『預かる命』『大切な命』について取り上げ『ペットの命』とした2つの企画を立ち上げました. 食育プロジェクトでは,計5回の授業時間のうち1回目と2回目を使って,『飽食』と『偏食』について取り上げて授業を行いました.『飽食』では『命を粗末に扱っている』,『偏食』については『自分の命をないがしろにしている』と考え,この2つの『食に関する問題』から『他の生き物の命をいただき,自分の命を大切にすると』といったような『食』と『命』のつながりを感じてもらおうと試みました. 『ペットの命』では,計5回の授業時間のうち,3回目と4回目を使い,命を預かる責任を楽しく学習するために,仮想空間上で,ペットの飼育の難しさや留意点を疑似体験できるアクションゲームの製作と,映像資料を交えた参加型授業の2つの異なる企画によるアプローチを試みました.また,それらの集大成として「人間の約束」と題した,小学生のアクティブさを活かしたまとめ授業を展開し,事前事後アンケートによる小学生の意識の変化を調査しまとめました. 5回目の授業では,まとめとして今まで行ってきた授業をふりかえり,身の回りにある命の大切さの再確認,および『命』に対するこれからの接し方を教授し,その結果を本プロジェクトのフィードバックとしました.

エデュテインメント,小学生,赤川小学校,総合学習
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能登 大貴,角田 勝昭,佐藤 直樹,藤井 大道,桜井 貴幸,阿部 拓也,西村 浩一,三原 嵩弘,板摺 友佑,駒木 定生

戸田 真志、由良 文孝