このページでは、ABC分析を行ったのちの問題がある場合分けについて紹介します。
先行条件に問題がある場合
もし、「外出先で」のような場所が嫌子である場合は・・・?
➡ 先行条件を変えるべきです。
その場合は、まず先行条件の場所に行くことををやめることで、「問題行動」が起きやすい状況を避けることができます。
もし、先行条件を避けることができない場合(会社や学校など)は・・・?
➡ 先行条件を細かくしてみましょう。
細かくしていくと・・・会社で➡ 会議の時➡ 発表するとき
学校で➡ ○○先生に会った時➡ 成績について話されたとき のようにBの行動が嫌子となります。
行動に問題がある場合
行動に問題がある場合は・・・?
➡2つのパターンがあると考えられます。
1、その行動に対しトラウマがある場合
例えば「水が苦手な人がプールに入ったら拒絶反応を起こす」、「犬が苦手で見ただけでおびえてしまう」など
➡解決法としては「実際にやってみよう」のページの下の方をを参考にしてください。
2、結果が好子が生じるか、嫌子が消失することで、無意識のうちに行動を起こしている場合
➡解決法としては次の「結果に問題がある場合」を参考にしてください
結果に問題がある場合
結果に問題がある場合は・・・?
➡その人にとって好子が生じるかまたは嫌子が消失しているため、それをなくすようにしましょう。
<好子が生じる場合の例>
・子供が構ってもらいたいために泣く ➡ かまわないようにする
・授業中に騒ぐ(注目をされたい) ➡ 注意する、無視する
<文責 石田紘己>
参考文献
[1]行動分析学入門 杉山尚子、島宗理、佐藤方哉、リチャード・W・マロット、マリア・E・マロット
[2]スキナーの心理学 ウィリアム・T・オドノヒュー、カイル・E・ファーガソン
[3]パフォーマンス・マネジメント-問題解決のための行動分析学- 島宗 理