本学複雑系知能学科の平田 圭二教授が2019年6月25日に音楽之友社より『人工知能が音楽を創る~創造性のコンピュータモデル』を翻訳刊行しました(今井 慎太郎准教授(国立音楽大学)、東条 敏教授(北陸先端科学技術大学院大学)、大村英史助教(東京理科大学)との共訳)。
原著: David Cope、 Computer Models of Musical Creativity、 The MIT Press (2005)

近年社会への影響度がグンと増した人工知能の観点から、頻繁に次のような問いが投げかけられるようになりました。
「創造性を持つ人工知能は実現可能なのだろうか?」
作曲家のように音楽を創作する人工知能は作れるのだろうか。
実現可能だとしたら、どう作ればいいのでしょうか。
実際に音楽を創作する人工知能を実現してみせることで、真正面からこの問題に1つの答えを与えたのが、計算機科学者であると同時に現代音楽の作曲家でもあるDavid Cope教授(カリフォルニア大学サンタクルツ校)です。
そのCope教授が1980年代より続けてきた思索とプログラミングと実験の歴史が詰まった1冊を、私の研究仲間とともに訳出しました。
本書の内容は音楽の創造性だけにはとどまっていません。
人工知能と創造性に興味を持つ方々に是非、手に取っていただければと思っています。
第I部 背景と原理
第1章 定義
第2章 背景
第3章 人工知能による作曲の現在のモデル
第II部 音楽的創造性の実験モデル
第4章 組み替え
第5章 引喩
第6章 学習・推論・類推
第7章 形式と構造
第8章 感化
第III部 音楽的創造性の統合モデル
第9章 連想
第10章 音楽における連想
第11章 統合
第12章 美学