はこだて枠の趣旨
本学は函館に所在する道南唯一の公立大学であり、地域における知的・文化的拠点として高等教育の機会を提供する役割を担っております。そのため、地域における大学進学率の向上に貢献することも本学の重要な責務の一つであると考えております。
しかし現在、本学の入学者全体に占める地元出身者の割合は1割程度で推移しています。
また、本学が従来の学校推薦型選抜において実施していた、函館地域を対象とした「指定校枠」制度では、対象高校の指定枠によって人数が限定されるため、必ずしも志願者のニーズと一致せず、十分に制度が活用できないケースが発生するなどの課題もございました。
このため、令和7年度入試(令和6年度実施)より「指定校枠」に代わり、本学の設立母体の3自治体(函館市・北斗市・七飯町)にある全高等学校等の出身者を対象とする「はこだて枠」の入試区分を新たに創設いたしました。地元志願者のニーズに柔軟に応えられるこの新制度により、多様な人材の受け入れと更なる地域貢献に努めてまいりたいと考えております。
本制度の趣旨につき、ご理解いただけますよう何卒よろしくお願いいたします。
公立はこだて未来大学 入試委員会
函館市の独自無償化(居住地特例)制度について
令和6年度より生計維持者の住民票が函館市・北斗市・七飯町の3自治体内にある方で一定の要件を満たす場合には、本学の入学料および授業料が全額免除(無償化)となる函館市の独自無償化(居住地特例)制度が開始されています。無償化制度の詳細については、下記URLをご確認いただけますと幸いです。
https://www.fun.ac.jp/admission-fee#1-2