Event

「経験の描写展」開催

本展は、公立はこだて未来大学 平野・島影研究室で卒業研究に取り組む学生による展覧会です。

日時:12月15日(月)~18日(木) 11:00-19:00
場所:本学3階ミュージアム
(詳細はこちらのポスターデータをご覧ください)

彼らはそれぞれの卒業研究においてVR、3Dアニメーション、ダイアグラムというメディアと技法を用いて、自分自身の経験を描くことを試みてきました。制作を通じてそれぞれのメディアと戯れながら、至極個人的な経験をいかに描くことができるか、他者がその経験の肌理に触れるような表現はいかに可能か、自らの経験を調査し表現するための試行錯誤を重ねてきました。

ここで今、彼らにとって必要なのはその作品を鑑賞してくださる方の存在です。彼らの経験を基に制作された作品は、どのように他者に「経験される」のか。本展においては彼らの作品を展示すると同時に、鑑賞のためのワークショップをはじめとしながら、鑑賞の場それ自体を各人が設計し会場にて展開致します。

ぜひ本展に足を運んでいただき、彼らの調査と表現の探求の旅に、鑑賞者としてご参加いただけると幸いです。会場にてお待ちしております。

VR作品
ある架空の世界を3Dモデルで構築しHMDをその世界の体験装置とした作品です。HMDでの体験後、作者とともにその体験の過程で発生した感覚についてふりかえっていきます。

3Dアニメーション作品
2分42秒ほどの短編の3Dアニメーション作品です。鑑賞会では、まず作品を鑑賞し、その後、対話や作品に関する情報提供を行ない、その上でもう一度作品を鑑賞します。

ダイアグラム作品
作者のある経験の旅がダイアグラムのかたちで描かれている平面作品です。作者の問いかけをきっかけに、ダイアグラムからどのような経験が想像できるか、一緒に作品を読み解いていきます。