公立はこだて未来大学大学院が2003年に開設してから20年が経過し、この間に情報技術と社会の関わりは大きく変化してきました。誰もがスマートフォンを持ち歩きいつでもどこでもインターネットにアクセスできるようになり、深層学習や生成AIなどの高度で新しい情報技術が急速に社会に広がりつつあります。その変化を受けて、情報社会において複雑なシステムを扱える人材の育成の重要性が益々高まっています。
システム情報科学研究科では、アカデミックリテラシーやデータリテラシーの共通科目、情報アーキテクチャ領域、高度ICT領域、メディアデザイン領域、複雑系情報科学領域、知能情報科学領域の5つの領域の専門科目と研究活動を通じ、情報技術の高度な専門性を有する人材を育成します。さらに、「オープンスペース、オープンマインド」の精神のもとで行われる数々の領域を横断した学際的な活動を通じて、広い視野を身につけ新しい分野に挑戦する対応力を養います。
大学院生の皆さんには、学術研究を中心とした活動を通じ、変化の激しい情報社会に適応し活躍する能力を身につけていくことを期待しています。