未来大について話そう

現役生が語るキャンパスライフ

出席者

上田 健太郎さん(複雑系知能学科・知能システムコース4年)
駒形 憲彦さん(情報アーキテクチャ学科・情報システムコース4年)
澤田 彩花さん(情報アーキテクチャ学科・情報デザインコース4年)
土永 英美さん(複雑系知能学科・複雑系コース4年)
水島 愛梨さん(情報アーキテクチャ学科・情報デザインコース4年)
山本 貴文さん(情報アーキテクチャ学科・情報デザインコース4年)

※座談会参加の学生の学年は、2014年12月現在

進路編/前編

受験前と入学時をプレイバック

駒形: 未来大を第一志望に選んだ理由は、受験科目で英語を取り入れていたり、道内の他の工学系の大学より、ちょっとレベルが高いのかなという印象を受けました。それと、ホームページを見ると自由な学風のイメージで、いろいろ面白そうな勉強ができそうだな、って。

山本: 僕は愛知出身で、地元の大学とここが志望校だったんですけど、どっちもとりあえず、オープンキャンパスに行ってみようということで、高校2年の時にオープンキャンパスに来て「ここいいじゃん」と思い、決めました。特に良かったのがガラス張りの校舎。AO入試の時にも「建物がすごく魅力的で、そこが良かったです」と素直に(一同笑)

土永: そうそう、私は地元函館の出身なんですけど、やはり校舎が魅力的。ガラス張りで、教室とかも全部見えるというのがスゴいなというイメージがあって。オープンスペース、オープンマインドというポリシーがあるんですが、その言葉通りです。

澤田: 未来大に決めたのは、心理学に興味があって、もともと理系に進みたかったんですよね。未来大は理系でなおかつ認知心理学があるというのがわかったので、受験前にはそういう講義を中心的に情報収集をしました。あと、先生のプロフィールも。何をやっている先生がいるのかな、ということも重点的に調べましたね。

上田: 僕の場合は、未来大に来るまでに別の大学の経済学部に1年いたんです。なので文系だったんですよ。未来大は情報という切り口から音楽分野に携わっていることで目指したんです。平田先生とか、音楽やっている先生もいて。

水島: 未来大はまだそんなに歴史がないので収集できる情報があんまりなくて、結構大変だった。

澤田: そうかもしれない。AO入試だったら、自分が何をやってきたかとか、何をやっていきたいか明確にしてプレゼンができるように心がけたほうがいいですよね。

駒形: 入学してから意外だなと思ったのは、クラス制だったこと。大学では珍しいのかも。僕は課外活動をしていないので、今もクラスの人としかあまり付き合いがないんですけど、最初は人とのつながりを広げていくのが難しいかな、と思ったり。でも、自分から動いていけば人とのつながりもどんどん広がるし、先生たちとの距離も近くなるような気がしますね。

紆余曲折のコース選択

水島: 1年生の1月ころって、2年からスタートする学科・コースを選択する時期ですよね。当時、すごく悩みましたねー。入学した当初は複雑系希望だったんですけど、実際に情報収集すると自分には向いてないような気がして。じっくりと考えることが多いコースよりも実際に手を動かしているほうがいいかな…と思ったり。迷いに迷って、デザインコース志望に。周りの人に聞いたり、探り合ったり、結構心理戦(笑)みたいな感じ。

土永: 私は逆コース(笑)です。本当は情報デザインコースに行きたいなって思っていたんですけど、先輩の話とか色々聞いて、複雑系に行くことに。パソコンに詳しくなりたいなっていう思いもあって。

先生との距離感が近い

水島: 入学前は、教授って何かスゴイ存在のイメージで、あまりしゃべる機会もないだろうと思ってたんですが、講義が始まるとイメージは一変。授業内の会話もフレンドリーで、課外活動とかで会ったときも友達みたいな感じで接してくれるし、悩みも聞いてくれる。こんなに身近な存在だっとは!これは意外でした。高校のときは、担任の先生以外は、あまり接点がないですけど、未来大は先輩みたいな先生がすごく多い。

澤田: 先生との距離感は本当に近いですね。いいところもあるんですが、近すぎるのも難点かな。でも、科目や課題でわからない箇所は、行くとすぐに教えてもらったり、研究室に行くとお菓子が置いてあったり、たい焼きとか焼いてたり(一同笑)

土永: 勉強以外にも生活面でもいろいろアドバイスしてくれて、本当に親身だなと思います。

駒形: 逆に「聞きに来るな」っていう先生も中にはいる。僕は情報システムコースですけれど、専門科目については「一度教えたらできるだろ」くらいな感覚の先生もいる。そう言われるとやはり講義に集中するし、わからなければ聞くよりまず調べる作業が増えました。これが一番身に付いた勉強方法かな。

授業編その1

得意科目・苦手科目

上田: 未来大って面白い授業、結構ありますよね。僕はピタゴラスイッチを作る「情報表現基礎」(1年次全員必修)の授業をはじめ、あんまり教員から教えられるのではなく、自分で学習して組み立てて行く授業が多くて、そこが面白い。

駒形: 僕はワークプレイス論(3年次選択)が面白かった。授業の中で実際に湯の川の町へ出てフィールドワークをやるんですよ。僕は情報システムコースなので、どちらかというと座学でノートを取って…というのが多くて。外に出て、自分で感じ取ったものをメモるとか、新鮮で良かったです。

澤田: プログラミング系の授業はかなり厳しいですよね。できるまで落とされるから。バスに乗ってても学生同士で「なんで落とされるのかワケわかんない」って話で持ちきりのときもある(笑)

一同:うーん(苦笑)

土永: わかんない時は先輩に聞いたり。メタラボでチューターに助けを求めたり…。メタラボには数学の問題で何回か聞きに行きました。レポート課題とか難しすぎて、教科書にも載っているんだけど、どう解いていいのかわからないレベルのものは、ここを頼るしかないと思って。

山本: 友だち同士で助け合うってこともあるよね。僕は数学が苦手で、実は休学届を出そうと思ったことがあるんですよ。あまりにできないから、1年間休んで数学をみっちり勉強し直そうと思って。でも友だちが、「それはやめとけ」って。その友だちに教えてもらって休学せずに何とか単位を取れたんです。一方僕はプログラミングが得意なので、逆にこちらが教えて。持ちつ持たれつというか。英語が得意な人もいて、3人でお互い助け合っています。

一同:いい話だ~

上田: 未来大には学生が自由に使えるスタジオがあるから、同級生はもちろん、下級生と上級生が会いやすい。スタジオにはネット環境もあるので、すぐに教え合えるのも便利。

土永: わかんないといえば、単位っていうのが最初わからなくて。1年間で何をどのくらいとればいいのか全然計算できなくて、いろんな人に聞いてました。

山本: 取得単位数は自己管理、自己責任だからね。

水島: 私も、1年生のときに教養科目を取り過ぎてしまって、専門が足りていないという状況。こういうことって、もっと事前にしっかり知っておかなければと思います。

山本: 「取り過ぎた単位、売りたい」というのが本音だよねー(一同笑)

パソコン(PC)を使い倒せ!

上田: 僕は他大学から移ってきたのでわかるんですけど、未来大でPCを使う頻度はかなり高い。1年のときから推奨機を持っているので意識していないと思うんですけど、他の大学の学生だと日常的にそんなにPCを使いこなせていないと思う。先生に課題を提出するときにも、まずメールでアポをとってから行くし、学生間でも英語のライティングタスクで会ったことのない学生と連絡を取り合うので、一応改まった形でメールのやり取りをしないと。それから、3年のプロジェクト学習では1年間を通じて教員の方と頻繁にメールでやりとりしますし。

澤田: 研究室の先生がメールマナーに厳しくて、「メールにはすぐ返信しろ」って何回言われたかわからないくらい(笑)。そういう勉強以外のことも教えてくれる先生がいるというのは心強い。

山本: 先生たちとのやりとりって、基本的にメールですよね。友だちと連絡取り合うのも最近はLINEも使うけど、やっぱりメールが多い。大学に入ってから、こんなに使うとは思ってもいなかった。PCの設定もマニアックですよね。OSがWindowsとLinuxのデュアルブートだったり、でもそれが未来大では当たり前。

上田: 当たり前といえば、無線LANもそうですね。学内のどこでもネットに繋がる今の状況は本当にすごい。前の大学にいた時には絶対に有り得ませんでした。未来大に来てびっくりしたし、ホントに便利だなと実感しました。

土永: でも、講堂などで大人数が集まった時に、無線LANがなかなかつながらないんですよー。もちろん有線もあるから、事前にメールで「ケーブル持ってきてください」なんて言われて。で、ケーブルを忘れた人はつなげられない…。便利の中の、不便?

山本: 学生専用の学内のサイトも便利だよね。それを学生が管理しているというのも、いいですよね。ウェブマスタージュニアという学生ボランティアが動かしている。そういうところから学生でやるのがいいなあと。

澤田: 学内サイトの掲示板は絶対見ますね。休講情報とかも全部そこに出るので。シラバスも載ってるし。使い勝手もすごくいいのですが、できれば学外からも休講情報を見れるとうれしい(笑)

授業編その2

チームで取り組むプロジェクト学習

水島: 3年次全員必須のプロジェクト学習、みなさん、どうでした?私は「北斗市ご当地キャラクターのデザイン」というテーマを選択したのですが、北海道新幹線のキャンペーンに使われるホンモノのキャラクターを制作しなければならなかったので、大変でした。地元の小学校に足を運んで小学生のワークショップを開催したり、複数の候補案を出して市民の人気投票を行ったり…。地域の人たちの参加によるデザインを目指しました。

どこのグループもそうだと思うんですが、プロジェクト学習はやっぱりチームワークが難しいですよね。ひとりひとりの個性がうまくかみ合うといいんけれど…。うちのリーダーは雰囲気づくりは本当に上手いのですが、それ以外のことがちょっと頼りなくて(笑)、じゃあ、みんなで足りない部分を補えばいいってことになって、結果的に全員がうまい具合に自分の力を発揮できる場所を見つけて完璧に分担作業になりましたね。

頼りないリーダーだけど、みんなに愛される。結構思ったことをはっきり言う人たちが偶然にも集まってしまったのですが、リーダーがそれをうまく呑み込んでくれましたね。最終的にはいいチームワークだったと思います。

山本: 確かに!大事なのはチームのまとまり感だよね。でもそこがいちばん難しい。実は、僕も頼りないリーダーでした(笑)。テーマは「情報ライブラリーでの体験の記録・共有支援」で、本との出会いを促す新しいシステムを開発して、情報ライブラリー(大学図書館)の利用を活性化することを目標に掲げました。

チームは12人いたのですが、ただ単にグループ分けして仕事を割り振って進めるのではなく、違うやり方に挑戦してみたかった。全員のチームワークをどうしたら作れるかなと。

テーブルに並べられた様々なキャラクターを検討している学生と教員

床に並べたキャラクターを囲んで話し合っている様子

スタート時はなかなか活動がうまく稼働しなくて悩んで、メンバーとは夜遅くまで相談を重ねました。チームがまとまってきたと感じたのは前期の6月か7月頃だったかな。話し合いで出てきたアイデアをモノづくりにつなげようということになったら、メンバーからどんどんモノのプロトタイプができてきて…、触発されましたね。プロジェクト開始時は、実際に運用までできて使われるものが作れたらいいなと思っていたのですが、やはり実運用のハードルは高かったです。そこのところは悔いが残るけれど、得られた課題を次の機会に生かせればと思いました。

それぞれの個性と能力をチームの力に

澤田: 私のところは「Mind communication」という、脳波を使ってコミュニケーションツールを作るというプロジェクトでした。人気のテーマだったので競争率が高くて、最終的には15人という大人数のグループに!グループ分けしてそれぞれ何か作ろうということになり、5人ずつの3グループが、提案から実装まで、全く違うモノづくりに挑戦しました。ゲーム、変声器、インタラクティブアートと、3つのグループごとに個性が出ましたね。

私はゲーム制作グループで、プログラミングに関しては得意なメンバー1人に任せきりになってしまい申し訳なかったなと…。この点は反省材料です。でも、他の人が手を出せないレベルのプログラミングに挑戦してくれました。プロジェクト学習は学科・コースの違う人たちとチームを組むので、コミュニケーションのとり方が勉強になりますね。自分の考えを前面に出しすぎた提案をするとぎくしゃくしちゃうので、それを抑えつつ、他の人の意見も受け入れ、協調しながらプロジェクトを進めていく貴重な経験をすることができました。

駒形: できる人に仕事が集中するっていうのは、あるよね。僕もリーダーだったんですけど、人をまとめるのは本当に難しくて…、ひとことで言うと面倒くさい、かな(笑)。なかには連絡も寄こさず、一番重要なデータを持っているのに肝心な時に来ないとか。もうなんで来ないんだ!って(笑)。担当を決めたはずなのに、あれ?知らないうちに違う人がやってる…みたいなこともあって(笑)。

僕が選択したテーマは「未体験レシピの探求」。コンピュータで料理のレシピを作成するのですが、健康と栄養バランスだけではなく、食欲を左右する料理の色彩も考慮してデータベースを作成するところからスタート。チームは1グループ3人×3つのサブテーマグループに分かれて作業を進めました。ところがグループ内のコミュニケーションはとれているんだけれど、肝心の「チーム全体として何を残したいのか」という全員の意思統一が行き詰まってしまって…。

実際にデータベースの構築に取りかかってからも、なかなか前に進まず、技術的な面でかなり苦しみましたね。そのため、分担は決めながらもこまめにデータを共有することで、全員体制で対応するようにしました。

リーダーを支えるフォロワーシップ

土永: まず、この人はどういう人物か?と、メンバーひとりひとりを理解することからプロジェクトは始まる(笑)。プロジェクト学習のメンバーは、いつも一緒にいる友だちではなくて、そのプロジェクトに興味があってやりたい人が集まってくるわけだから、普段話したことのない人が多くいますよね。

そんなメンバーが集まったチームで、成果物を作るというひとつの目標に向かう共同作業、チームワークのプロセスが本当に難しいです。衝突も当たり前。でもやっぱり、いろいろなコースの人が集まるからこそ、互いの違いを感じたり、刺激されたりしましたね。

上田: フォロワーシップっていうんですかね、僕がプロジェクト学習でいちばん学んだのはそこかもしれない。リーダーに対してメンバーがフォロワー(追随する者)になってリーダーを支えながら、目標達成に向けてメンバーも自発的に意見を言う、そういう意識と行動が大事です。たとえば、誰かに仕事が偏っていたら、別の誰かが気づいてあげないとうまくまわらない。できる人ができない人を理解すること、そういった心配りが大事かなと。みんなが自分の役割みたいなものをしっかり自覚して、それぞれのフォロワーシップを発揮していたような気がします。

ポスターを中心に集まる学生と教員

プロジェクト学習では、初めから作るものが決まっているわけではなくて、メンバーの話し合いで何を作るかもゼロから考えられるところが魅力ですね。僕のチームのテーマは「函館の未来を拓くトランスファー」で、魅力的で持続可能な函館の公共交通って何だろうということを考えてみました。未来大の学生をメインに調査したのですが、クルマを持っている学生は必要以上にクルマに依存しすぎの傾向にあることに気づきました。それを情報でどうやって解決できるのか興味を持って、最終的には携帯電話で学生同士の相乗り予約ができるシステムを開発しました。

それから、プロジェクト学習では教員も一緒になって考えたり、議論したりという機会が多いので、良くも悪くも(笑)教員との距離がぐっと近づきますね。

土永: 私の選んだテーマは「地域に根差した数理科学教育」です。数学系のことをやりたかったし、実際に小学校に行って、子どもたちに教えるということにトライしてみたかったんです。授業のようすは、最初はシーンって静かだったけど、どんどん慣れていって生徒たちも楽しそうにしてくれて、とてもやりがいがありました。

水島: そうですね、プロジェクト学習のこの1年間は本当に大変だったけど、振り返ると面白かった。市民の人にもお世話になったし、いい出会いがたくさんありました。大学の中だけではなく外に出て得ることも、貴重な学びの体験でした。1年間かけてじっくり取り組める、しかも、お金も時間も与えてもらって、そういう環境の中でやりたいことができるのは幸せなことですよね。

笑顔で集合する未来大の学生とウガンダの学生
プロジェクト学習「アニメ・デ・エデュケーション」チーム
海外グループのアフリカ・ウガンダ共和国でのフィールドワーク

課外活動とプライペートライフ編

友だちやセンパイとのつながりと、課外活動

澤田: 未来大は歴史が浅いのでタテのつながりがあまりないって思われているかもしれないけど、そんなことはないですよねー。全然強い!(一同、大きく頷く)
土永: サークルの仲間ともご飯に行ったりするけど、サークル以外でも仲良くしてくれる先輩はたくさんいます。私も澤田さんも研究室の先輩とのつながり、強いです。先輩にはすごく良くしてもらってるので、卒業してほしくない(笑)

澤田: 未来大はクラス制があって、1年次と2年次にクラス編成がある。そのつながりも強いですよね。今でも1年次の仲間でたまにクラス会やってます。

チア部デモンストレーション

土田:つながりは大事ですよね。私はチアダンス部のほかに男子バスケ部のマネージャーと女子バレー部にも入っていて、よく試合を見に行ってます。試合のほかにも色々なところに顔を出していますが、その時の先輩の何気ない一言でもためになるんですよね。

ギターを弾く学生上田: 僕が未来大に来るきっかけは音楽だったので、そのつながりで「Sound Create」という作曲サークルに入りました。もともと作曲が好きだったんですが、曲づくりの際のルールが新参者にはなかなか理解できない。だったら、作曲がしやすいツールをコンピュータで作ってみようかなって。音楽情報系の先生が多いので、音楽とITに興味のある学生にとっては恵まれた環境ですよね。

山本: 僕はCAR部を自分で立ち上げちゃいました。大きな大学だと伝統的に長く続くサークルとかありますけど、未来大は規模的には小さい大学なので、その気になれば自分の好きな新しいサークルを作れる。今は10人くらいで活動しています。大沼にカートのサーキットがあるので、そこに行ったりしています。

現役生の住まいと食事情

上田: 1年と2年のときは下宿住まいで門限が23時だったんですけど、課題があって大学に残ったり、そもそも遠かったり、バスの終わりが早かったりするので、生活が回らなくなってしまって。3年からは大学のすぐ近くのアパートに引っ越しました。入学前は課題の状況などわからないので、住まい選びで後悔する人、多いかもしれませんね。

澤田: 私も1年目は遠めのところに住んでしまって、結構不便な思いをしました。2年からはバス停から歩いてすぐ近くのところに引っ越し。車を買わずに住むところを選ぶのなら、バス停が近いとか、バスの接続とか、買い物のことを考えないと。特に冬はバスが遅れるので、その辺も注意が必要ですよね。なので、大学に近い美原地区に住んでいる人が一番多いんじゃないかな。

駒形: 僕の下宿では大学まで決まった時間に車で送ってくれるんですが、講義の開始時間がバラバラなので不便なところはあります。

山本: 僕の場合、北海道の広さを心配(笑)してくれた親が車を買ってくれて、名古屋から車を持ってきました。アパートに住んでいます。1K、駐車場付きで5万くらい。

自宅で勉強

上田: 1年生から車って珍しいですよね。未来大は1、2年次はバスや歩きの人が多くて、3年生から一気に車を利用する人が増えますね。僕は歩きなので、買い物に行くのもすごく大変、外食は無理。そういう環境なので必然的に自炊です。

澤田: 外食すると高くつくので、自炊したり、みんなで鍋パーティとかしますね。たまにご飯を作ってくれる優しい女の子もいるので、作ってもらっていっしょに食べるとか。

駒形: 下宿なので、決まった食事以外のものを作ろうとしても部屋のなかに調理する場所がなく、お金はかかってしまいますが、どうしてもコンビニを利用したり、友達と外食することが多くなってしまいます。

山本: 自炊している男子、結構いますよ。手作りのイモ餅をごちそうしてもらったこともあります。未来大は学生も教員もフェイスブックやっている人が多くて、地元の安くておいしいお店が良く紹介されているので、友だちとクルマで食べに行ったりもしています。

進路編/後編

未来大生活で実感したこと、意外だったこと

駒形: 大学生活では、自主的に考えるということが増えたかな。最近の学生は講義を受けてバイトをして終わりみたいなイメージを持っていたけれど、未来大では「この講義を履修した後、どうしたら良いのか」とさらに考える。どの科目をとれば、自分の興味のあることにつながるのか、そういうことを自分で考える姿勢が身に付きましたね。

山本: 高校時代にはいなかったライバルと出会えた。個人的には、ピリピリしているのが好きなんですよね。「あいつ、なんかやってるな…なんだろう」って気になって、俺も頑張ろうという考えになる。お互いに刺激しあえる環境があると思う。

水島: そうそう。刺激し合える仲間が多いと感じます。高校までは、勉強は一人でやるものだったけど、未来大に進んでからは、わりとみんなノッてくれて、何か一人でやっているとまわりにどんどん仲間ができて、色々なことに一緒にチャレンジしたり。そういう刺激がいいですよね。

上田: 授業では与えられる課題がそれなりにあるし、それが結構難しい課題だと、他の学生と協力してやることが多くなる。プロジェクト学習のようにグループでやることも多かったし、そういうこともあって、自分と全く考えの違う人の価値観を許容できる力が増したと思う。違うからといって引いていると、全然作業が進まない。相手を理解して、その違いを認めつつ協調する力がついたような気がする。

澤田: 同感です。考え方が違う人と関わる機会が多いというのは、いい経験ですよね。違った考え方でもそれを自分の中に取り入れると、自分も成長できたと感じる。

土永: 大学に来て初めて人と考え方がぶつかるということを経験しました。今までは周りも合わせてくれたり、自分も合わせたりという生活だったんですね。大学に入ってみると、みんな意見が強い。でも自分にだって意見はあるわけで、それを聞いてもらうためにいかに相手にうまく伝えるか、ということをすごく考えさせられました。

山本: 大学はコミュニケーションの場なのかな。僕の場合は、自分のやりたいプログラミングとかは、家でやることのほうが多い。

上田: 未来大は、すごく友だちが作りやすい環境だと思う。クラス制でまとまり感があるし、コミュニケーションの授業でグループワークがあってそれで一緒になったりとか。人数も少な目でちょうどいい。少人数でブロック分けするのも、かなり効いている気がします。プロジェクト学習もそうだよね。

土永: それと発表の場が結構ある。プロジェクト学習では発表者の立場でプレゼンテーションすることによって、鍛えられましたね。ちょっとは前に出て話せるようになった気がします。論理的に説明することはもちろんですが、質疑に応答できるようになりました。

駒形: 学生が弱いのは、目上の人とのコミュニケーションの仕方ですね。礼儀とかマナーとか、尊敬語の使い方とかができていなくて、毎回毎回先生に怒られていたんですよね。僕がサークルに入っていなかったこともあるんですが、そこがやはり弱点かな。メールのマナーもそうですし、目上の方との接し方など、先生方はもっときちんと指導してくれたほうがいい。フレンドリーなのがいいという先生もいるけれど、そうじゃない先生もいる。フレンドリーであること、礼儀正しくすることを、TPOで使い分けることが必要ですよね。

水島: やりたいと思ったらなんでも出来る大学ですよね。最近ならレーザーカッターとか3Dプリンターとか、試したいと思ったらすぐにできてしまう。ネットで調べてわからないことでも、学校に行くといろいろな専門分野の先生がいるので、ちゃんと助言をもらえる。プロジェクションマッピングも、興味ある学生が言い出して教員を巻き込んで、ついに旧函館区公会堂や五稜郭の野外劇で実現させちゃった(笑)。結構、趣味や好きなことから研究に発展させる人が多いですよね。

発表ポスターを手に集合する学生

山本: 僕が大学選びで重要視したところは、「情報学」に力を入れているかという点。自分は情報をやりたかったので、情報学に真剣に取り組んでいる大学を探しました。未来大に実際に入ってみたらその通りで、先生方の研究内容はもちろんのこと、事務局の方々の仕事の進め方など。情報ということばでひとくくりにしていいかわからないけど、力を入れているなと実感しています。工業高校からエスカレーターでいける大学もあって、そこは大電力、小電力、NC基板とかの工学系で、情報学もあったんですが、なんとなく情報学を一段下に見ているような気がして。「情報は使うもので研究するものではない」というような風潮で、そういう先生や学生たちがいるような大学には行きたくなかった。ここは、“情報”を尊いものとして扱っているのを感じます。

澤田: 毎日が楽しい大学だって思いますね。講義以外のプライベートなつながりも深く、後輩とも仲良く買い物に行ったりする。大学生活がこんなに楽しいとは思っていなかった。こんな大学ってほかにはないだろうなって思います。すみません、講義の話じゃなくて(笑)

未来大で得たものを、どう未来に活かす?

土永: 3年生になると毎週キャリア(就職、進学)ガイダンスがありますよね。私は就職希望ですが、ずっと函館で暮らしてきたので、いきなり東京での生活は不安。札幌あたりだといつでも行き来ができるし、親にも負担をかけないだろうということで、自分の落ち着ける場所として北海道内での就職を考えていました。この時期は、まだ探りながら進めている頃で…職種としては、SE系かなとか。学内の個別企業セミナーに参加していましたね。

水島: 第一志望はデザイナー希望ですが、学校の説明会にいらした企業は大体SE系なのでそこでは余り話を得られず、企業のデザイン担当者に直接メールを出すなど、独自に活動を進めていました。デザイン系の就職は、他のコースの人たちとタイムスケジュールがちょっと違うんですよね。インターンシップが就活より早い時期にあるので、他コースの人が就活始めるずっと前に自分の作った作品をファイリングして、ポートフォリオを作っていました。

澤田: 私はデザインコースにいるのですが、エンジニアになりたくて研究室は複雑系にしようと考えていました。デザインも楽しかったのですが、プロジェクト学習でエンジニアとしてやっているメンバーがかっこよく見えてしまって(笑)。プログラムとかコードを自分で書いて組み立ててみたい。自分で考えたものを自分で作れる人になるのが目標です。

リクルートスーツの女子学生

駒形: どこかの企業に就職するのが最終目標ではなく、「これだけは負けない」というスキルを身につけたい。そのための就職です。数社から内定をもらいながらも納得するまで就職活動を続けました。結局、嫌いな仕事はしたくない(笑)ので将来的にはエンジニアやコンサルタントとしての独立も視野に入れています。今の時点では、どう生きていくかわからない、社会自体もどう動いていくか読みきれていないので、そのために何かスキルを持っていたほうがいいのかなというのが、今の考えです。

山本: 3年生の夏にインターンシップ(企業実習)を経験し、これがきっかけとなり、本格的に企業研究を始めました。でも、自分も駒形くんみたいに“手に職”志向があって、エンジニアとして生きていきたい。大学院進学の道も捨てきれず、ぎりぎりまで悩みました。

上田: 僕は未来大の大学院に進学する予定です。でも2年後のことを考えると、就活をいまからシミュレーションしておくのは良いことかなと。その意味では、多数の企業が東京や札幌などから来られて大学で説明会をされるので、早くから様々な情報に触れることができる。環境に恵まれていると思います。