授業のすすめ

大学で成功するために

決めるのはあなた自身

高校ではチャイムの合図で授業が始まります。しかし、大学では授業の開始に間に合うよう、所定の教室に向かうことになります。授業スケジュールを組立てるのはあなた自身。時間の使い方は自分で決める、それが大学です。何をするか、何をしないかはあなた自身が選べるのです。さらに、選択した判断の結果について責任を持つのもまた、あなた自身なのです。

解のない問題に取り組む

知識や技術の習得は大切です。でも、その先の未来にあるものをいっしょに考えてみませんか。大学で学んだ者としての自覚を持ち、社会でその役割を果たしていける力をつけること。自分個人の利益を越え、地球市民として、地域市民として、社会的リーダーやイノベータ―の役割を持って、人類の発展に貢献できることについて考えてみる。

そのために必要なのは、「常に学び続けていく力」であり、また、多様な価値観を持つ人と議論し、起こっている問題を特定し、協働で解決していくことです。これらの経験を通し、生涯を通して自分自身を向上させていくのが、学びの基本であると、私たち未来大は考えます。

好奇心を持って新しいことを学び、仲間と一緒に楽しみながら、よりよい未来を創っていけると思うと、ちょっとわくわくしませんか?

自由であることは責任も伴う

大学に入ったら、いつ寝て、いつ起きるか、何をするか、生活のリズムを作るのも自分の役割。自由である一方で、何か起こればそれの責任は自分にあります。1日24時間はあなたのものです。その時間をどう配分し、何のために使うか、その判断はあなたの自身に任されます。

また、その結果はあなた自身が引き受けることになります。時間の管理に限らず、生活のさまざまなシーンで自主性が問われるのが大学生。自立した個人、かつ自主性ある学生といっしょに、未来大は明日に向かっていきたいのです。

自分探しのロードレース

テストの成績、クラスや学年の順位…小中高での学習では、常に競争がありましたね。大学では、他者との競争ではなく、自分とのレースがスタートします。自分が定めた目標地点に向かって、いざ出発です。

しかし、道中失敗もあり、回り道も多し。基礎科目を学びながらどの専攻に進むか模索する1年次、コースに分かれて専門科目を勉強し始める2年次、そして3年次にチームで取り組む「プロジェクト学習」、4年次全員必修の卒業研究、4年間はトライ&エラー、そして振り返りの連続かもしれません。でも、そこを楽しみましょう。なかなか目標にたどりつけなくとも、その過程で得るものはたくさんあります。

自分を知り、自分が何をしたいのか、何をテーマに研究を続けるのか。自分探しのロードレースは、山あり谷ありだからこそおもしろいのです。

求めよさらば開かれん!

考えても考えても、わからない…。授業や課題においては自分の力だけでは解決できなことが多々あります。なかには「正解(唯一の解)」のない課題もあり、面食らうことも。進退窮まる前に、「学びの支援」を上手に活用しましょう。

情報ライブラリー(図書館)、メタ学習ラボ、コネクションズカフェ、教員陣、職員、先輩、友人…etc.未来大の学びの支援は実に多様です。どんなシーンで、どこにサポートを求めるのか、ここでも自主性と積極性が効力を発揮するはず。求める者に、道は開かれる!

オープンマインドで学ぶ

学んだことを学内ネットにアップロードし、みんなでシェアし、お互いにコメントをし合うのも未来大ならではのコミュニケーションのひとつ。学習成果を発表する様々なシーンで「聞く、話す、伝える、説得する」といった社会の構成員として必要なコミュニケーション能力がおのずと鍛えられます。

また教職員のオープンさも未来大の特色。教員陣は経験を積んだ伴走役として学生と共働し、職員もまた“チーム”の一員としての意識を持ち、学生をバックアップ。未来大コミュニティのメンバー一同、オープンな環境で、オープンなマインドをもって、あなたと会える日を楽しみにしています。

4年間の学びの流れ

1年次には全員がシステム情報科学部へ進学、各学科・コースへ進むのは2年次からとなります。基礎力を1年間しっかりと身につけながら、学科・コースを選択できるのが未来大の学びの特徴です。基礎から専門へと段階的に進むので、学ぶほどに興味の幅も広がり、自分の研究テーマも次第に見えてきます。

1年次

基礎力を自分のものにする。

未来大の1年次はクラス制を採用しています。全員が「システム情報科学部」に所属し、情報科学や数学、プログラミングなど、情報技術に関する基礎をしっかりと学び、2年次の学科・コース選択に備えます。幅広く学ぶことの楽しさを知り、学生一人ひとりが自分自身の適性と興味の方向性を確かめる大切な一年間。ここが、未来への第一歩です。

2年次

学科コースに分かれ専門性を高める

未来大には2つの学科と5つのコースがあります。「情報アーキテクチャ学科/情報システムコース・情報デザインコース・3年次選択の高度ICTコース」と、「複雑系知能学科/複雑系コース・知能システムコース」。1年次後期にどの学科・コースへ進むかを選択し、2年次からはいよいよ専門領域での学びがスタートします。

3年次

チーム作業を通し実践力を培う

3年次では、全員が未来大ならではのユニークな科目「プロジェクト学習」に取り組みます。学科・コースの枠を越えてテーマごとにひとつのチームをつくり、1年間かけて問題にアプローチ。共同作業で課題解決へのプロセスを探りながら、一定の成果を導き出すアクティブな学習です。机上やPCの前では絶対に得られない実践力、チーム力こそが最大の成果です。

また、3年次には就職・進学ガイダンスが開催され、将来の進路を定める年次でもあります。

4年次

卒業研究、学びの集大成へ

3年次後期には所属する研究室を決め、4年次からは大学での学びの集大成である「卒業研究」に1年をかけて取り組みます。それぞれの学科・コースの専門領域で学んできた知識・技術・実践力を駆使し、自らの研究テーマに没頭。3年次のプロジェクト学習で取り組んだテーマを、さらに発展させる学生もいます。