社会連携に関するポリシー

2020年、本学は開学20周年を迎えました。20年間の実績と今後の成長を見据えて、引き続き「社会連携ポリシー」「産学連携ポリシー」「知的財産ポリシー」および「利益相反マネジメントポリシー」に基づいて活動します。

社会連携ポリシー

公立はこだて未来大学は、地域に立脚する公立大学として、未来の社会を拓く教育・研究を実践する大学として、「社会連携」を、教育・研究に並ぶ第3の活動の柱とします。

社会連携—3つの柱

本学の社会連携は、次の3つの柱のもとで実践されています。
これらが相互に連関し合い、相乗効果を発揮していく中で、本学ならではの社会連携がかたちづくられます。

  1. 社会とのつながりを重視した実践—教育・研究活動
    社会の未来を拓く教育・研究活動を実践するうえで、社会との連携は不可欠です。本学が取り組む情報科学、人工知能、複雑系、デザイン、コミュニケーションなどの研究は、社会との深いつながりの中で発展してきました。本学は、社会の一歩先、人間の一歩先を見つめながら、教育・研究の社会的実践の場を求めて、地域社会や産業と連携します。
  2. 社会の技術的・経済的発展への貢献—産学連携・技術移転活動
    21世紀においては、大学のもてる知的資源の活用によるイノベーションの創出が期待されています。本学は、〈産学連携ポリシー〉〈知的財産ポリシー〉のもとに、教育・研究活動の成果を、共同研究や知的財産化などの活動を通して社会へ移転し、効果的な活用へつなげていくことに努めます。独創的なシーズの実用化を追求する一方で、社会のニーズ、地域のニーズを鋭敏に察知し、常に一歩先を行く技術やアイデア、問題解決を提案することで、産業や経済の発展、地域社会のイノベーションに貢献します。
  3. 社会の未来を市民と共に創る—地域連携活動
    本学は地域に根ざす大学として、市民と連携して地域社会の発展に貢献することに努めます。大学もまた地域社会の一員として、教育・研究にとどまらない多様な活動を方的な発信・提供にとどまらず、地域の様々な活動の芽と、本学の教育・研究の資源を融合させながら、ユニークな社会連携活動を展開します。