学部ディプロマポリシー

公立はこだて未来大学の使命は、人間と科学が調和した社会のために、卓越した学びの共同体として、分野を越えた協働を通じて社会を支える多様な情報システムの革新的発展を先導するとともに、広く柔軟な視野を備え、地域と世界のために未来社会を創出する力を備えた人材を輩出することです。

この使命のもと、以下の5つの観点において、所定の成績を修めた学生に学士の学位を授与します。

システム情報科学に関する高い専門能力

  • 複雑な対象を抽象化、体系化、モデル化する能力を持ち、社会で役立てることができる。
  • 分野横断的な探求力・構想力を持ち、実世界に実装する構成的手法に則り、新たな情報システムを創り出すことによって社会をデザインできる。

研究的態度を支える問題探究力・構想力

  • オープンスペース、オープンマインドの精神のもと、さまざまな問題に積極的に対峙し、研究的態度をもってその要因と解決策を探究できる。
  • 身につけた専門能力を地域や社会の問題解決に適応させるとともに、新しい方法論や学問領域を切り拓くことを目指し、来るべき情報社会の構想に貢献できる。

共創のための情報表現能力・チームワーク力

  • 文化や立場の異なる他者に対して敬愛の念を持ち、科学技術に関するコミュニケーションに基づく信頼関係を築き、情報を的確に表現し、対話し、学び合い、批評し合うことにより、共創的活動ができる。
  • チームを構成する一員としてリーダーシップを発揮し協働した経験を、市民として社会共同体の中で発揮することができる。

自律的に学び続けるためのメタ学習力

  • 大人の学び手として、広い視野をもって自分自身の学びを自己決定できる。
  • 目標を立てて、知識や技能を生涯にわたり積極的に学び続けることができる。

専門家として持つべき人間性

  • 好奇心・探究心にあふれ、科学的な態度で物事に取り組むことができる。
  • 高い倫理観を保ち、最善の道を探りながら、誠実に使命を遂行することができる。