学部アドミッションポリシー

 公立はこだて未来大学は「オープンスペース、オープンマインド」をモットーとし、システム情報科学に関わる、高い専門能力,問題探究力・構想力、情報表現能力・チームワーク力、学び続ける力、専門家としての人間性という5つの素養を育むことを目標としています。

 この目標に向けて、本学では教養基礎科目群、コミュニケーション科目群、学部共通科目群、学科専門科目群、コース専門科目群において、知識と技術、解決力、コミュニケーション力を身につけます。また、プロジェクト学習をはじめとする演習・実習、討論、フィールドワーク等を通じて、主体的に学ぶ姿勢を身につけます。学部教育の集大成として、卒業論文を執筆し発表を行います。

そのため、次のような資質と能力をもつ人を求めています。

  • 本学で学ぶうえで必要となる学力を備えている人
  • システム情報科学分野に強い関心をもっている人
  • 計算論的思考力を習得し、情報論的社会観を備えて、未来に貢献しようとする意欲をもっている人

(入学者選抜の基本方針)

  • 多様な入学者選抜方式を採用し、本学での学修に強い意欲をもつ人を受け入れます。
  • 一人ひとりの資質と能力を重視し、個人の属性による差別を行いません。

一般選抜(前期日程)

 本学で学ぶうえで必要となる理数系および言語系の学力と知識の運用力、論理的思考力を有するかを評価します。

(選抜方法)

[概要]大学入学共通テストと個別学力検査により、修学に必要な総合的な学力を有することを問う入試です。

[大学入学共通テスト]国語・数学・理科・情報・外国語(リーディングとリスニング)の5教科を課し、理数系および言語系を中心に学力を検査します。

[個別学力検査]理数系の基礎となる数学、および英語の記述式試験を課すことにより、学力を検査します。数学では知識・技能,思考力・判断力・表現力に加え、解答に至る過程を論理的に正しく的確に記述できる能力を、英語では出題する文章と問題に独自の焦点をもたせ、情報や考えを理解し伝える能力を評価します。

[合否判定]大学入学共通テストの得点と個別学力検査の得点を合算して総合点の高い順に合格者を決定します。

一般選抜(後期日程)

 本学で学ぶうえで必要となる理数系および言語系の高い学力を有するかを評価します。

(選抜方法)

[概要]大学入学共通テストの得点により、修学に必要な学力を有することを問う入試です。

[大学入学共通テスト]国語・数学・理科・情報・外国語(リーディングとリスニング)の5教科を課し、理数系および言語系を中心に学力を検査します。

[合否判定]大学入学共通テストの得点の高い順に合格者を決定します。

総合型選抜

  • システム情報科学分野に強い関心があり、本学で学ぶうえで必要となる理数系および言語系の基礎学力を有しているかを評価します。
  • さらに、思考力・判断力・表現力に優れ,多様な人々と協働して主体的かつ継続的に学ぶ意欲をもつこと、システム情報科学の学びに結びつく優れた学力や技能、活動実績、社会経験などを有していることを、面接によって評価します。

(選抜方法)

[概要]適性検査により基礎学力を、面接によりシステム情報科学分野への強い関心および自己推薦の根拠となる具体的な活動実績を有することを問う入試です。

[適性検査]総合問題Aでは理数系の基礎的な能力、総合問題Bでは言語理解・言語表現の基礎的な能力を評価するため、記述式の問題を出題し、本学で学ぶうえで必要となる基礎学力を有するかを検査します。

[面接]プレゼンテーションおよび対話面接により、思考力・判断力・表現力、主体性、および本学で学ぶうえでの適性などを検査します。対話面接では、志望理由書や調査書などの出願書類を活用します。

[合否判定]適性検査と面接を総合的に評価して合格者を決定します。

学校推薦型選抜

  • 成績が優秀であり、修学のための能力と適性に基づいて在学高等学校長より推薦を受けた人を対象とします。
  • システム情報科学分野に強い関心があり、本学で学ぶうえで必要となる理数系および言語系の基礎学力を有するかを評価します。
  • さらに、思考力・判断力・表現力に優れ、多様な人々と協働して主体的かつ継続的に学ぶ意欲をもつことを、面接によって評価します。
  • 本選抜では公立大学の責務として、地域における高等教育の機会を提供し、知的・文化的拠点としての役割を果たすため、全国枠に加え、地域枠および地域を対象としたはこだて枠を設けています。

(選抜方法)

[概要]適性検査により基礎学力を、面接により本学で学ぶために必要となる能力と適性を有することを問う入試です。

[適性検査]総合問題Ⅰでは理数系の基礎的な能力、総合問題Ⅱでは言語理解・言語表現の基礎的な能力を評価するため、記述式の問題を出題し、本学で学ぶうえで必要となる基礎学力を有するかを検査します。

[面接]対話面接により、思考力・判断力・表現力、主体性、および本学で学ぶうえでの適性などを検査します。対話面接では、志望理由書や調査書などの出願書類を活用します。

[合否判定]地域枠と全国枠については、適性検査と面接を総合的に評価して合格者を決定します。指定校推薦枠については、面接による評価で合格者を決定します。

編入学試験

  • システム情報科学分野に強い関心があり、編入学後に必要となる理数系および言語系の学力に加え、専門領域に関する基礎的な知識と技能を有するかを評価します。
  • さらに、思考力・判断力・表現力に優れ、多様な人々と協働して主体的かつ継続的に学ぶ意欲をもつことを、面接によって評価します。
  • 本選抜においては、地域の工業高等専門学校生の進学の機会を確保するため、全国枠に加え、北海道内を対象とする特別選抜枠を設けます。

※なお、編入学試験においては学科ごとに募集し、合格後に配属先コースを決定します。

(選抜方法)

[概要]学力検査および面接により、編入学に際して必要となる十分な学力と知識・技能,論理的思考力を有することを問う入試です。

[学力検査]理数系科目である数学と情報の記述式試験に加え、英語の外部試験の受験を課すことにより、編入学に必要な学力と、専門領域に関する基礎的な知識を身につけているかを検査します。

[面接]対話面接を課し、面接員との対話を通じて、思考力・判断力・表現力と主体性を検査します。

[合否判定]一般選抜では学力検査と面接を総合的に評価して合格者を決定します。特別選抜においては、面接での評価によって合格者を決定します。

 

(留学生特別選抜)

[概要]編入学試験においては、留学生を対象とした特別選抜を行います。ここでいう留学生とは、出入国管理局および難民認定法に定める「留学」の在留資格を有する者または入学時に取得できる者のことを指します。

[選抜方法]学力検査および面接により、編入学に際して必要となる十分な学力と知識・技能,論理的思考力を有することを評価する入試で、理数系科目である数学と情報の記述式試験を課します。

[出願資格審査]出願に当たっては事前に、学歴および日本語能力および英語能力についての出願資格審査を行います。